パールライスのつれづれなるままに

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ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道 at 国立新美術館

2019年06月12日 | アート・文化
「こいつを先に見え置けばよかった」が正直な感想です。
今、都内はクリムトブーム?
東京都美術館では「クリムト展」、目黒区立美術館では「世紀末ウィーンのグラフィック」とクリムト関連の展示が行われています。三館同時開催とは、いかに美術ファンにとってクリムト開催は熱望されていたのか?を表している様です。

これは、「世紀末芸術」と呼ばれるウィーンで行った芸術運動が始まるきっかけから「世紀末芸術」までの流れを総括した展示です。「世紀末芸術」の中心人物がクリムト。


そのクリムトを展示しているのが、東京都美術館。世紀末芸術のうち、グラフィックに特化したのが目黒区立美術館。
先にこの二館を見ました。19世紀末にウィーンで起こった芸術運動の一部しか見なかったわけで、当館をまず最初に観て、概要をつかんだ後、枝葉の二館を見れば、より理解が深まっただろうと。

あまりにも多種多様なジャンルにわたり展示しているので、一言で言えるような感想はありません。
ただただ鑑賞するのみです。

それでも驚いたのは、家具、食器、タイポグラフィ、テキスタイルです。そのデザインはまるでバウハウスそのものですね。というか、バウハウス以前にこのデザインがあった!というのが驚きです。つまり隣国ドイツで設立したバウハウスはパクリであったと。


工業デザインに影響を与えたバウハウスのデザイン思想は、突然始まったものではない、その予兆があった、ということを知っただけでも有意義でした。
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