パールライスのつれづれなるままに

日常のちょっと気になった事を気ままに書くブログ
最近は、美術鑑賞・ガジェット紹介が中心です。

デスクトップ・オーディオ(その9)

2017年03月12日 | 家電
UPA-152J MkII(2,980円)です。
USB接続バスパワー駆動パワーアンプです。
USBケーブル一本で、電源の供給と音声の再生を行います。
煩わしいケーブルが少なくなって便利。
これで15W×2と言うのだから、USBながら驚くべき音量です。

USB接続だからと言って、ハイレゾではないです。CD音質です。
その範囲内であるならば、値段不相応に高音質です。
カメラ量販店に行くと、2、3万円で売っているオーディオ・コンポありますね。あれよりは良い音です。あれよりも音の解像度は高いです。
よって、コスパは非常に高いです。


基本、Youtubeの視聴用に買いました。
今までさんざん書いてきたデスクトップ・オーディオの話しですが、あのシステムは、サブPCに繋げてあります。
メインPCに繋げない理由は、PC作業と音楽再生を同時に行わせることで、PCに負担をかけたくなかったからです。


メインPCには、エレコムの「木のスピーカー」という、小型のアクティブスピーカー(アンプ内蔵スピーカー)を繋げていました。
Youtubeの視聴ぐらいだから、こんなもんで十分、と長年使い続けてまいりました。
しかし、今や、サブPCから流れるハイレゾ音源を聞いている日々。このエレコムのスピーカーが貧弱に聞こえてくる様になりました。
ああ、恐ろしや、オーディオの世界・・・・(笑)


しかし、予算に限りがあります。
小型、高音質、低価格。そんな我が儘を聞いてくれるメーカーがNFJ(ノースフラットジャパン)です。
100円玉が汚いですが、こんなに小型です。


アンプだけですから、別途パッシブスピーカー(アンプ内蔵でないスピーカー)を用意しなければなりません。
それと、USBケーブルも。今どき珍しいBタイプの差し込み口。ええ、久々に買いましたよ。

机に置くスピーカーだから、極力小型のものが欲しい。しかも安く。なんせアンプが3,000円弱。
そんな時、ビンボー人の強い味方が、HARD OFF。
中古で買いました、このスピーカー。音が出ました!万歳!!


これは、サランネットを外した状態です。
わたしがメインで使用しているFOSTEXのP802-Sより高級そう。しかも1,000円
元々、5.1ch用、リアスピーカーだと思われますが、問題ありません。良い音出しています。


Windowsならば、別途ドライバをインストールする必要はありません。
PCを起動する前にUSBで繋ぐだけ。起動すれば、Windows規定のドライバが自動的に設定されます。
[コントロールパネル]-[サウンド]をクリック。
「C-mediaUSB headphone Set」を右クリック、「規定のデバイスとして設定」を選択します。
それで終了。


さて、UPA-152J MkIIの操作方法ですが、これは画像を見た通りです。
スイッチは電源のON・OFFスイッチではないです。スピーカー出力のON・OFFスイッチです。
PCの電源を入れると、「ボッ」という音が出ますが、それを回避するためのものです。
ま、普通に入れ切れをするものと考えても良いですけど。
だだし、電気は常時流れています。スイッチをOFFにしても、LEDは付きっぱなしです。


ボリューム、ミュートボタンがあります。
これは、OSの音量コントロールに連動します。
PCモニタ右下のタスクバーに隠れているスピーカーの音量調節。そのスライドバーを動かす、と言う事です。
アンプそのものボリュームコンソトロールではありません。
このボリュームがやっかいな問題で、結構デカい音なんですよ。
USBキーを取り付けたり、外す際、「ポーン」と音が鳴りますね。あれがビックリするくらいデカい音なのです。
ボリュームレベルを2ぐらいにして、あとは、プレイヤーソフトの方で音量コントロールするしか手はないです。
不満は、このボリューム調整と別途パッシブスピーカーを購入しなければならないぐらい。

しかし、それをもってしても、コスパ最高。



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デビュー50周年記念展 池田理代子-「ベルばら」とともに- at 日本橋高島屋

2017年03月09日 | アート・文化
薔薇は 薔薇は気高く咲いて〜
薔薇は 薔薇は美しく散る〜♬


室内は、マダムばかりです。
珍しく(失礼)静かでした。皆さん、見入っていました。

池田理代子さん、初期の頃は社会派漫画家(原爆被害者、子供の貧困等をテーマにしていた)?だったのですね。それから歴史大河ロマン派へ移行と。


ベルばら中心の展示です。ベルばら全てのストーリーをダイジェストにして見せています。1エピソードにつき、4枚の原画と2枚の写真(宝塚歌劇団の新旧の写真)で構成されています。
 

これは、宝塚の衣装です。
    

1999年に音大卒業後は声楽家として活躍。4コママンガ「ベルばらKids」と言うのもありまして、これは自らの作品をパロディにしています。


近年は、ベルばらの続編も描いているとか。
未だ衰えない創作意欲に脱帽です。
 

それと、最後の販売コーナーが広くて、ビックリしました。レジは10台あります。
ああ、髙島屋の罠に引っかかりましたな。(笑)
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シャセリオー展 at 国立西洋美術館

2017年03月05日 | アート・文化
フランス・ロマン主義の異才と言われるテオドール・シャセリオーの企画展です。
天才は夭逝するの定説通り、37歳でこの世を去ります。


「王座のナポレオン一世」で有名なアングルに弟子入りしたのが11歳。


15歳にしてサロンに出展。19歳で独立。23歳には、会計検査院の壁画を担当。如何に天才であったか。
「アポロンとダフネ」アポロンの求愛を逃れるため、ニンフのダフネが月桂樹に姿を変える場面


「泉のほとりで眠るニンフ」モデルは名高い高級娼婦アリス・オジー。2年間付き合っていたそうです。
当時最高の裸体を持つ女性、と言われたそうです。


その後登場する象徴主義派のギュスターヴ・モロー、壁画の巨匠であり、当時のフランス絵画を代表する画家、ピュヴィス・ド・シャヴァンヌがシャセリオーの影響を受けています。

ギュスターヴ・モロー


シャヴァンヌ


肖像画作家としても有名でした。
これは、16世紀スペイン女性の肖像の模写ですが。先のアリス・オジーとこれについて一悶着あったそうで(理由は忘れました)、別れのきっかけになったと。

「カバリュス嬢の肖像」当時のパリで最も美しい女性に数えられました。
 

アルジェリア旅行後、カラフルな絵に変わりますが、終始共通するテーマが「母と子」
  

最後の作品「東方三博士の礼拝」宗教画にたどり着きます。
三博士は、青年、壮年、老人として表しています。


私としては、美術鑑賞で嬉しくなることの一つに、「ミッシングリングが見つかった」があります。
例えて言うならば、印象派からピカソのキュビズムに行くまでの過程。
ごくオーソドックスに描いていたピカソが、突如キュビスムと言う作画方法を開発したのではなくて、そこに至る経過に何かがあるはずだと。それが、セザンヌなのだと知った時、なかなか見つからなかったジグソーパズルのピースが見つかり、やっと完成したか!と嬉しく感じます。
モロー、シャヴァンヌが登場するためにシャセリオーがいたと。またピースが見つかって嬉しくなりました。
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加山又造展 at 日本橋タカシマヤ

2017年03月02日 | アート・文化
残り少ない開催日数だったので、取り急ぎ見に行きました。

50年代、日本画は低迷して言いたそうで、色々な試みがあったらしいです。
その当時画壇デビューした加山又造は、キュビズム、シュールレアリスム、未来派等、洋画の手法を採用し、現状打破を試みたと。


足や頭が何本もあるのは、動き・時間の経過を表しています。これが未来派。


草の形がアンリ・ルソーの影響です。


60年代からは、急にオリジナリティを発揮しています。
猫を飼っていて、よく描いたそうです.
 

私が感心したのは、琳派を現代に蘇らせたところです。模倣ではなく、現代に再解釈し直したというか。
   


夜桜も素晴らしいですけどね。
大画面、圧巻です。


悪い言い方ですが、パクっているんですよね。(笑)
右端の絵は、速水御舟の「炎舞」ですからね。


しかし、そうは言っても、当代随一の画家であったことは、間違いありません。
ギリギリ間に合って良かったです。
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