FUSION～間島秀徳 Kinesis 水の宇宙&大倉コレクション～

間島秀徳（まじまひでのり）が水の変成をテーマとして描き続けてきた(Kinesis)連作と、画家により厳選された大倉コレクションの絵画や工芸品とのコラボ。
印象派、抽象画のフィルターを通過すると日本画はこういう風になるのかァ、と参考になります。
数メートルの屏風図は圧倒的な迫力です。日本の海ではなくて世界の海(大海)、スケールの大きい画もあれば、手に収まる小品もあります。
あ、それからコレクションは文句なしに良品です。2種類観れてお得でした。

イラストレーター 安西水丸展 in 世田谷文学館

和田誠と共に有名なイラストレーターです。
シンプルな線とユーモアあふれる描画は、その人となりを表しています。
その才能は、小説、漫画、絵本、エッセイや広告等幅広く、我々にもなじみ深い絵でもあります。
幼少期から晩年に至るまでの足跡を関連資料と共に500点以上の展示と、力の入ったものなっています。
最後のコーナーは旅。郷土玩具、民芸品などと併せて130点の展示。旅と酒とカレーライスのこだわりも見逃せません。

寺田小太郎メモリアル ギャラリー and Project N82 松田麗香 in 東京オペラシティアートギャラリー

東京オペラシティアートギャラリーで行われていた小企画展示2本立てです。
１）寺田小太郎メモリアルギャラリー
東京オペラシティアートギャラリーの創設者コレクションから
モノクロ作品を中心に

２）project N 82 松田麗香
「連環する世界」だそうです。
タイトルの「そこにある それもまた」とは一体何でしょうか？
私が感じたのは「同じパターンの絵を描き続けて、飽きない？この絵は売れているのだろうか？」です。
アーティストだからね。私の知らない世界だから、まぁ、何とかして食べていけてるんでしょうね。

ファッション イン ジャパン 1945-2020―流行と社会 in 国立新美術館

戦後から今日までのファッション700点が展示。
ユニクロしか着ないオジサンでも面白かったです。


サブタイトルの「流行と社会」ここですね、面白かったのは。
その時代の雰囲気・風俗を思い出しました。まぁ、レトロ感覚ダダ漏れになってしまうと言うところです。
その当時の写真、雑誌、映像等が一緒に展示されているので。
もちろん、ファッションは分からず（笑）
それでも私が生まれていないころのデザインは、今でも通用するのではないか？と思うぐらいイケてると感じました。時代の先端は古臭さを感じさせないのでょうか？モンぺの生地パターンが良いんですよ。

待ち行列を作るほど人気がありました。特に若い子が多いですね。新鮮です。
あらかじめ予約をしておいた方が良いでしょう。

70年以上もの歴史を90秒の動画にするのは難しいです。多分、老若男女問わず気に入るであろう、ミッドセンチュリーのイラストレーター兼ファッションデザイナーの中原淳一のポストカードを買いました。
どんな展示会なのか？これはファッションに興味が無くても見に行くことをお勧めします。眼福間違いなし。圧倒的なボリュームです。