共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

何がしたいのか…

2014年03月12日 17時55分20秒 | 日記
昨日も書きましたが、昨日3月11日は東日本大震災から丸3年経った日でした。

日本国内だけでなく世界各地で犠牲者を追悼する式典が行われ、それぞれに哀悼の意を表しました。厚木の街でも14:46を前に市の公報塔から黙祷を呼びかける放送があり、道行く人達も立ち止まって黙祷を捧げていました。

ニュースでも流されましたが、国立劇場でも天皇・皇后両陛下が御臨席あそばされて震災犠牲者への慰霊祭が執り行われ、14:46の時報と共に黙祷が捧げられていました。

ところが、その裏でとんでもない行動を起こしていた輩がいました。『反戦反天皇制労働者ネットワーク』と名乗る一団が、《3・11天皇出席の震災追悼式典全国一斉黙祷反対集会》なるものを開き、デモ行進まで行っていたというのです。

実体としては動画を見てみると分かりますが、要するにこういったことにかこつけて、原発反対やら天皇制反対やら《君が代》反対やらといった自論を振りかざして悪目立ちしている愚連隊です。動画は昨年のものですが、今年もネットを通じてこの集会への参加が呼びかけられていました。

思うのですが、こんな政治的メッセージを声高に喚き散らすことにうつつを抜かしていないで、ただ静かに心から犠牲者への哀悼の意を表せないものでしょうか。

日本は基本的に『信条の自由』が保証されている国ですから、的外れなデモ行進だろうが決起集会だろうが、それを行うことそのものにとやかく言う権利はこちらにはありません。しかし、一日本国民として、あの恐怖を共有したもの同士、なぜ素直に冥福を祈れないのでしょうか。悲しい人達です。

恐らくこの人達の中には、お身内や親しい方を震災で亡くしたり、自身や家族が帰宅困難者になったりした人は誰もいないのでしょう。もし、いたとしたら…人としてあまりにも残念過ぎます。


2012/3/11 デモ1/3 原発推進・天皇出席の震災追悼式典-全国一斉黙祷反対
コメント
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