共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

爛漫

2014年03月31日 20時15分41秒 | 日記
こちらは二の丸にある隅櫓(すみやぐら)です。

明治時代に出された廃城令によって小田原城も取り壊され、跡地は閑院宮家の別邸となりましたが、この隅櫓だけは唯一残されていました。その後、関東大震災の時に空にされていた堀に落ちてしまい、昭和初期に建て替えたものが現在残っています。

手前の堀沿いの桜と、堀の向こうのスレスレ桜とで当てられているライトの色が違うので、思いがけずちょっと面白い効果の写真が撮れました。ここでは私の周りでも多くの人が三脚を立てていました。

普段の小田原市内は19時を過ぎると人影も疎らになってしまうのですが、さすがに今日は美しい夜桜に誘われて、大勢の市民や観光客が出て遅くまで賑わっていました。桜の開花期間中は21時までライトアップされるということですので、お近くの方は足を運んでみては如何でしょうか。
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おいおい…

2014年03月31日 19時59分06秒 | 日記
今年も小田原城のお堀に植えられたソメイヨシノが一斉に花を咲かせました。昼間の桜は以前にも載せたことがあるので、今回は夜桜を中心にしてみました。

こちらは小田原城址公園名物、内冠木門(うちかぶきもん)横の水面スレスレ桜です。御覧頂いた通り水面スレスレに枝を広げて咲き誇る様は、何とも美しいものです。

ところで、この写真を摂っていた時、たまたま私の隣にいたカップルの彼女の方が

「見て見て~、桜がミズモに写っててすっごくキレーなのー♪」

…おいおい、君が言いたかったのは『みなも(水面)』のことかい?ミズモって…。私の生徒だったら、ひっぱたいてやるところでしたε=(`へ´メ)。
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また一つ…

2014年03月31日 18時13分17秒 | 日記
厚木市内には、いくつか和菓子のお店があります。その中に、前のトピックに載せた桜の上生菓子を頂いた《久榮堂》という老舗があります。

支店を構えるような派手さはありませんが、程のいいお菓子が頂けるお店として、市民ユースの貴重な菓子舗として存在し続けていました。しかし、非常に残念なことに、今日をもって82年の長きにわたる営業に終止符が打たれることになってしまいました。

お話を伺ったところ、やはり和菓子作りというものは餡を練ったり餅を搗いたりといった体力が要求される作業が多く、80歳近い2代目の御夫婦がお二人で続けていくことに限界を感じられたことと、一番は後継者がいなくなってしまったこととが要因だということでした。

私はこのお店の柏餅が大好きでした。特に、あまりメジャーではないかも知れませんが味噌あんの柏餅が最高に美味しいお店で、今年も楽しみにしていたのです。しかし、残念ながらもう頂けないことになってしまいました。考えてみたら、自分ではしっかりと食べていたのに、ブログに載せることをすっかり忘れていたので、今年こそ…と思っていただけに、悔やまれてなりません。せめても、応対して下さった奥様に、精一杯の御礼を申し上げました。

また一つ、程のいいお店がひっそりと姿を消すことになってしまいました。
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花より団子・豪華版

2014年03月31日 17時53分30秒 | 日記
つい先日まで「なかなか桜が咲かない」と気を揉んでいたのに、ようやく咲きだしたと思ったら、気がつけば今日で早くも満開状態になってしまったようです。桜の方でも開花のタイミングを待ち侘びていて、『それっ!』と咲き競ったのでしょうか。

さて、花見には団子が付き物です(何だこの展開…)。ということで、折角だからちょっと贅沢して、厚木の老舗菓子舗《久榮堂》で上生菓子を購入しました。タイトルは文字通り《さくら》です。丁寧に丁寧に作られたこし餡に、ほんのりとした桜色を見事に表現した、芸術的逸品です。

こういうお菓子を頂くと、日本人が古来から培ってきた繊細な感性というものを改めて感じさせられます。
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