出先からの帰路 東の空に月が登った。明るいが満月には少し足りない 十三夜の月だ。
日没直後でライトを点灯したばかりの対向車にはこの月は見えていない。
少しだけバックして 原発につながる送電線のあいだに月を入れてみた。
もう少し走ると点灯したばかりの水銀灯と並んだ。
光度が100%になっていない水銀灯より 月が明るかった。
峠道にかかると 月はますます明るく大きくなってきた。
路肩に車を寄せ後から来る凍結防止剤散布車を先行させて車外に出てみた。
昔のヒット曲の「月も未練な十三夜・・・・」を思いがしながらシャッターを押した。
例年 アシズリノジギク は棚場で一番遅く咲く菊だ。
今年は特に遅い開花で今頃になってやっと開花を始めた。
越冬中にモヤシのように長く伸びた新芽を春先に切り詰めたのが悪かったようだ。
極端に勢いが弱くなって蕾が数個しか着かなかった。
とりあえず咲いた一輪だけを。
他の草物の鉢はすべて地上部を刈り取って越冬用の囲いに入っているのに
この鉢だけは特別扱いで別の置き場で春を待つことになる。