イノシシが掘り返した跡のある農道は30mほどで山に突き当たって終点になる。
田んぼと山の斜面の境界付近に流れる小さな沢の岸は ダイモンジソウ の花盛り。
西に傾きかけた陽が適度の影を付けてくれた。
25年程前にはじめてこの地を訪ねた時は オニシオガマ が無数に咲き誇っていた。
地主はその花が気に入って草刈りの時 意図的に刈り残しておいたのだったと思った。
15年前に再訪した時には 草刈はやめて除草剤で草を処理するようになっていた。
裸になった地面にはイネ科の草の刈れた残骸が残っていただけだった。
今回訪れてみると除草剤処理はやめて草刈りを復活させた様子だった。
全滅したと思っていた オニシオガマ が一株だけだが花を着けていた。