池畔の ブナ の枝を整理していたら・・・・・
この ヤドリギ は2007年の秋に入手した実から発芽したものだ。
キレンジャク は好んで食べるという ヤドリギ の実だが口に含んでも特に味はなかった。
ただ 液果の粘液は強力でいつまでも口中のヌルヌル感が取れなかった。
翌 2008年の4月には発芽が始まった。
粘液に包まれた淡褐色の種子はそのまま表面が緑になって太い根が ブナ の樹皮に密着していった。
2009年の4月に様子を見ると ほとんどが活着せず痕跡だけになっていた。
いくつか落ちずに残っていたものも 葉になるべき部分が黒い瘡蓋のようになっていた。
全滅だ・・・播種は失敗 と思ってその後は ブナ の木に登ることはなかった。
ところが 先日枝降ろしに登って これを見つけた。
ヤドリギ は一年に一節ずつ生長するという。この樹には明瞭な節は8個見える。
播種から本格的な生長を始めるまでに2年は必要と言う事になる。