古い話ですが・・・・・・・・・・・・・・・・。
昭和13年2月18日 耐寒飛行訓練中の陸軍機が遭難し乗員7名は全員死亡 の大事故があった。
その墜落現場へ道の無い山中を3時間歩いて訪れたのは平成15か16年頃だった。
その現場からからの帰路 同行の先輩から 珍しい イチゴ がある・・・と言われたが カメラを持っていなかった。
墜落現場にはその後3回訪れている。一回目二回目ともかなり注意して歩いたが見つけられなかった。
道の無い山中を歩くのだから再会するのは奇跡に近いのかもしれない。
平成30年秋 三回目に訪れた際 帰路のルートを誤り急斜面のガレ場を降る羽目になってしまった。
一足ごとに落石が転がり落ちる恐ろしいようなルートだったが探していた イチゴ はそこに群生していた。
晩秋のこととて葉は落ちてまばらなトゲのある細い幹だけだったが一本採取して持ち帰った。
翌春 無事活着したがまだ開花するほどではなかった。
更に一年後の昨年 ようやく開花するサイズになった。
5月末には 白い優しい花が咲いた。名前も ミヤマウラジロイチゴ とわかった。
ちょっとわかりにくい画像ですが葉裏は真っ白。
7月になると小さな実は赤く熟した。
小さすぎて試食するほどでは無いがきっと酸っぱいだろう。
今年たくさん実が着いたら味見をしてみようか・・・。