雪の話ばかり続いたので 山野草 と 高山植物 のことを綴ってみます。
2020年の環境調査で出会った花を二題。 双方とも同じ池で観察しました。
水中から花だけを水面に出して咲く ミズオオバコ は淡い桃色を帯びた一日花。
受粉すると花茎はらせん状になり子房は水中に沈む。
ホソバミズヒキモ とは10年ぶりの出会いだった。
外見は コバノヒルムシロ と酷似しており 種子の形状で区別するのだと言う。
10年前は結実するまで水槽で育てて種子を確認した。
今回は前年の種子が残っていたのでその場で同定することができた。
背景の細く色の濃い葉が水中葉で水面に浮かぶ葉の色は明るく広い。
この花も受粉すると水中に沈むが蕾の内に顔を出すので3日間くらいは水上にとどまる。