咲き終わって結実すると刈り取っている コバギボウシ だが一本だけ刈り残しがあった。
今 その実は完熟し莢が開いて黒い羽根をつけた黒い実が姿を見せた。
近いうちにやってくる 木枯らし に乗って旅立つのだろう。
早く旅立たせてやりたいが 木枯らしの吹くのは遅いほうがいい。
コバギボウシ の開花期も ヤブラン と一緒の8月中頃だ。
何故かその頃の池畔は紫の花が多い。
すっかり葉が落ちて裸になった ボタン を雪囲いのため株を小さく纏めてみた。
株もとの黄葉したシダの葉の上に ヤブラン の実が真っ黒く熟していた。
ヤブラン の花が咲いていたのは8月半ばだった。
連日30℃を超える暑い日が続いていたその頃から3か月過ぎた。
昨日の最高気温は14℃まで上がって暖かかったが 今日は夜半から雨で山沿いでは雪になるという。
雨続きで冬支度の進まない棚場に まだ咲き残っている花があった。
デワノタツナミソウ だ。葉は黄葉を始めたのに一茎だけがまだ頑張っている。
花色はさすがに少し淡くなっているようだ。
隣の枯れた花穂は ヒメジソ で勝手に飛び込んできたもの。
4年前に自然実生で開花した薄桃色の小菊が今年も開花した。
花径2cm程で鉢植えには好適なサイズだが下葉が長持ちせず枯れあがってしまう。
おそらく雑種の母方は アシズリノジギク でその血を引いているのだろう。
陽が射してくると ハナアブ の溜り場になるのは他の菊と同様。
大きい オオハナアブ 中くらいのは キゴシハナアブ 小さいアブは ? 。
イソギク は磯浜の菊 なんだがもう20年も雪深い魚沼で咲き続けている。
植えこんである 日当たりのいい軒下の犬走りをすっかり気に入ってくれているようだ。
陽が射してくると ハナアブ たちの格好の食堂になっている。
いつも3・4種類の虫たちが集まっている。