棚場にウイルスが侵入してから6・7年の経過しただろうか。
毎年種子を採取していた親株は今年もたくさん花を咲かせてくれたが痛々しい姿だ。
種子にはウイルスの影響がないので育てているが 何とか治療できないものかと毎年思っている。
播種5年目で初花を着けたこの株は健全な花を着けたが葉には病気の症状が見えている。
まもなく花にも影響が現れるだろう。
池畔で木漏れ日に赤いこの株はもう花にも病症が現れている。
その内に治療薬が開発されるだろう・・・・と思いつつ毎年待ち続けている。
高嶺の花と思っていた ハクサンフウロ だが実際に育てて見ると付き合いやすい花だった。
自生地程に草丈も伸びず与えられた鉢で毎年確実に花を咲かせている。
ここ数年は まわりに種子を飛ばして勢力範囲を増やしている。
ヌマガヤ の鉢に飛び込んだ株は今年から花を咲かせ始めた。
向きを少し変えて・・・。
拡大して見ると花弁に斑点が見える。酸性雨でも降ったのだろうか。
咲き始めた ムシトリナデシコ が昼下がりの風に揺れる。
地を這うように咲く ツメクサ には風の影響はない。
ムシトリナデシコ の花をひとつ摘んで並べてみた。花の大きさは違っても両者とも ナデシコ科。
この沢の奥にはまだ大きな雪渓がある。
昨夜の雨はその雪を融かして滝となって谷を流れ落ちている。
ハウチワカエデ の若葉も固まってきたようだ。
激流も時には淵となって束の間の静けさを見せてくれる。
気難しがり屋の多い ラン科 だが イワチドリ は気楽に付き合える花だ。
サイズも小さく置き場に悩むこともない。
昨春 3球植えた小鉢だが今春は倍増して6本花を咲かせている。