アメリカだけでなく、世界中で黒人が差別される問題があります。日本では黒人があまり差別されていないと思っている人が多いと思いますが、日本に住んでいる黒人は差別を経験したと言っています。黒人を差別してはいけないと頭で考える日本人は多いと思います。差別しないように努力しているというのが現状ではないでしょうか。黒人の数が増えるとやはり差別問題が大きくなると思います。
黒人は差別を感じながら生きるため、生き方が二種類になる傾向があるそうです。半分は差別に耐えながら工夫努力して生き生きと生きる人、半分は腹が立って荒れて自分を破壊してしまうような人だそうです。アメリカでは、黒人差別が非常に激しいので、後者の荒れた黒人が話題になりやすく、また余計白人の差別を受けやすい原因になっています。
バイデン氏は、次期国防長官に黒人のオースティン元中央軍司令官を指名すると発表しました。この人は差別に耐えながら工夫努力して生きてきた人なのでしょう。バイデン氏は差別のないアメリカにしたいと思っていることを示したのでしょう。
軍事力を使ったアメリカの外交は、世界秩序を乱しているとの批判が強い中、バイデン氏がどのような外交を行い、アメリカ軍をどう運用するかまだわかりませんが、アメリカを変えたいと思っていることは感じます。
人種差別の問題ですが、アメリカ・ヨーロッパではアジア種も差別を受けることが多くなっている感じがします。昔は、日本は技術開発と生産が進んだ国として評価され、日本人はそれほど差別を感じませんでしたが、今は違います。普通になったというより、ちょっと低く見られている感じがします。中国人のせいだというような言い方はやめ、日本の評価が下がっていると反省し、腹を立てず、技術開発と生産に強い日本を復活させる工夫努力をするといいと思います。