ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

焦った政府の消費刺激策や焦った人の行事企画に用心

2020年12月12日 | 社会

ウイルス禍で家に居る状態が続いた反動で最近は、旅行、会食、スポーツ大会、音楽祭、演劇などがあると、参加したいと思い、参加する動きが目立っています。行事に呼ばれてお金をもらえる芸能人などは、涙を流さんばかりの喜びようで、企画者や集まってくれる人々に感謝すると言います。企画者は、感染がおこらないように万全の対策を講じると言います。結果、集団感染がおこります。

現在のウイルス禍第3波はまさにこうした家に居疲れた人々の反動的行動が原因と言っていいのではないでしょうか。無活動や収益喪失に焦る人がいろいろ行事企画をしたり、即効を焦る政府が、With corona, go toキャンペーン(補助金を使った消費刺激策)を展開するので家に居疲れ人間の反動に拍車がかかり、第3波が大きくなっているようです。

ウイルス禍の渦中では群集の一人にならないことが重要ですが、無活動に耐えられない行動的な人や収益を失った人は活動や収益を求めて必死です。政府が生活困窮者に生活給付金を支給し続けてくれれば無収益者の不安は軽減するのですが、即効に焦る政府は補助金を使った消費刺激策で、人々がお金を使うように誘導し、もって経済回復を狙っています。

家に居疲れた人、収益を失った人、人々の消費を重視する政府3者の思いが重なって群集の形成が増えていると思います。これはウイルス禍をおさめるにはよくないことです。

群集を形成しない方法で、生活改善を考えることが望ましいと思います。活動や収益を失って焦っている人の行事企画や、人々の消費を重視する政府のWith corona, go toキャンペーンより、人々が自発的に感染拡大防止の知識を学び、群集の一人にならない工夫努力をすることが今は大切ではないかと思います。このような行動を基本としつつ、自分の収益事業・仕事を考えることがだいじと思います。しかし、すべての人が事業・仕事を改善することはできません。どうしても生活困窮者が出ます。政府は、生活給付金支給制度の拡大、無利子・長期返済期限の融資拡大で当面対応する方がいいのではないでしょうか。

なお、東京で民間会社による有料のウイルス感染検査事業が始まり、人々は3200円弱でPCR検査を受けることができるようになったそうです。本来なら東京都が感染検査体制を拡充すべきだったと思いますが、第1波のときと比較すると今は感染拡大防止対策が弱い状態が続いています。不可解な都の対策です。