美しい国にすることは賛成ですが、国中にカジノを含む統合型リゾート施設をつくって家族で滞在型観光を楽しめる観光先進国を実現することに政府が一丸となって注力するという菅総理の指示は非常に違和感を感じます。
ウイルス禍がなくても日本は貧困層が拡大し、衰退しつつあります。そこへウイルス禍です。貧困層拡大、国の衰退に拍車がかかっています。貧困層拡大の原因は、第1次、第2次産業の縮小と、第3次産業への労働者の集中、過当競争です。カジノは第3次産業です。しかも刑法によれば犯罪です。拡大中の貧困層は所得が伸びない上、増税に苦しんでいます。貧困に耐え、節約をし、家庭を維持しています。たまに都市部の喧騒を逃れ、美しい大自然の中で家族みんなで散策などを楽しむのはいいですが、家族みんなでカジノに行ってお金をかけて損をして欲深なカジノ業者にお金を貢ぐようなお遊びが家族にとって健全なことでしょうか。カジノに行くのは裕福な遊び人か、賭博中毒者だと思います。菅内閣は狂っていると思います。
間違いなくカジノを含む統合型リゾート施設を運営する会社は、収益性がなく、赤字に陥り、積極的に推進した国に助けてくれと泣きつくと思います。国は責任を感じてGo toカジノキャンペーンをやり、カジノ運営会社を助けるでしょう。結果的には、カジノを楽しむ富裕層に補助金を出すことになり、まさに税金の無駄使い、否、悪用です。貧困層は労働者としてカジノで仕事ができるかもしれませんが、富裕層と貧困層の差を感じるような職場で有意義な仕事とは思えないでしょう。カジノがやとう労働者の数は知れているでしょう。カジノで日本経済がよくなるなどという予測は100%外れます。