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昨日は、バタバタの水曜日でした。
吹き矢が終え、急いでお昼ご飯を食べて、バスで、都営線のところまで行って、さらに乗り換え、「本郷三丁目の歯科クリニック」の定期検診でした。
写真は、ガラスのお雛様
我が家も和室に飾ってあります。
生協で、「お雛様用」の防虫剤も買ったのを、そばに置いてあります。
やはりお部屋が華やぎます。
もう、古くなった、新王飾りと、5月には、兜。
やはり季節の行事は大切にしたいです。
秩父の八段飾りのお雛様は、旧暦なので、春休みになると飾っていました。
祖母が、そういう行事にはしっかりと目を凝らしていて、自らもお飾りを手伝ってくれました。
4月3日が、お雛祭りでした。
その前の、エイプリルフールには、いつも朝起きていくと、みんなを騙すのが、父の楽しみでした。
きっと数日前から
「今年は、どんな驚き話をしてやろう」と、考えているのではないかしらと思うくらい。
でも、あの日の朝。
祖母が、早朝、脳出血で倒れた、4月1日。エイプリルフールの朝。
お雛様は飾ってなかったことを記憶しています。
八段飾りのお雛様は、本当に飾り付けも、お片付けもひと仕事です。
だんだん、大変になって、仕舞い込んでいたのでしょう。
大学生だった姉の、下宿にはまだ電話がなく、父が電報を打ったようです。
「ソバ キトク スグカエレ」
「ソボ」ではなく「ソバ」。
姉は、「ああまた、エイプリルフールだ」と思って、そのままにしていたらしいですが、「キトク」の文字が、なんとなく気になり、夜になって秩父に帰ってきました。
すでに、祖母が、亡くなったあとでした。
父の妹である叔母が、泣きながら、桐の箪笥の、黒い鉦の取っ手を、全部、上に逆さに上げていた姿を思い出します。
今でもその姿は、目に焼き付いています。
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それが、何を意味するのか、誰にも聞けないまま、今に至っています。
どなたか、そんな風習について、ご存知でしたらおしえてください。