今日は、読書会のお仲間の出版お祝い会です。
この度、池田ゆみるさんが、『坂の上の図書館』(池田ゆみる作・羽尻利門絵・さ・え・ら書房)をご出版されました。
今夜は、「ももたろう」同人の皆さんと、「Be子どもの本」で力を合わせて、実行委員会を作りました。
「ももたろう」の皆さんに、大変お世話になってしまいましたけれどね。
『坂の上の図書館』は、いわゆる現代の縮図のような、シングルマザー、子どもの貧困が、物語の核をなしています。
主人公が、様々な本や図書館の司書さんや友人との出会いによって、成長していく物語です。
この本を読んでいると、司書さんの本への導きと、本を読むことの大きな力ということを強く感じます。
端正な文体で、池田さんらしく、静かに静かに語っていく物語世界は、まるで翻訳小説のような味わいがあります。
今夜は、有楽町フォーラムにあるイタリアンのお店を貸し切ってのお祝い会です。
お仲間たちが、クイズを考えてくださったり、楽しい会になりそうです。