20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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マリメッコ

2025年01月22日 | Weblog
             

フィンランドが舞台の映画といえば「かもめ食堂」。

何度も見ています。
大きな物語性はないのに、あのゆったりした、人と人とのつながり。
日々の暮らしに惹かれます。

野暮ったい格好で、日本からやってきた、「もたいまさこ」の役柄の女性が、マリメッコのワンピースを買って着て、過去をふり捨てて、小林聡美の「かもめ食堂」のやってくるたび、
「素敵だな〜」と思います。

小林聡美も素敵です。
彼女の慎ましい日々の暮らしや、寝る前の運動のルーティーン。
その静けさの中にある、強い意志を感じさせる場面。
いつも、とても惹かれます。

それで、「マリメッコ」で、何か買ってきたいなと思って行くたびに、
「これはお部屋のデザインから何から、マリメッコ風にしないと、絶対に合わない」と知らされます。

お洋服も、「もたいまさこ」が着ている、その意外性が、素敵なんだと思わされます。

「かもめ食堂」の映画から、フィンランドブームが起こりフィンランドに旅行に行く人が増えたそうです。

私は、一度も行ったことはありません。
でも映画で見る、あの退屈そうな海辺や、静かな街並みの中で、私のようなタイプは旅行に行っても、さほど魅力を感じないだろうなとも思います。

ですから、あのゆったり、のんびりした感じを味わいたくなると、「かもめ食堂」を見たくなります。
これが、私の身の丈だと思いながら。
コメント
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