3月に入り、様々な学校で卒業式が行われている。Suさんの勤務する学校はでも、今月12日に数十名の生徒が旅立っていった。
この学校は原則2年制、Suさんの担当は、昨年夏・秋に途中入学してきた生徒たちだったので、卒業はまだ1年先。けれども17名の生徒たちは、3月で初級の学習を終え、4月からは全員新しいクラスに振り分けられる。
ここから先のクラスは、進路希望先(大学学部、大学院、美術系大学・大学院)や習熟度の高さに応じている。彼らが日本で夢をかなえていくためには、今後どんな環境で学ぶのかは重要な問題だ。それぞれ新しいクラスに馴染んで、しっかり頑張って欲しいと思う。
先日授業の一コマを使って、クラスのお別れ会をやった。
全員でしりとり遊びをし、記念写真を撮った。
そして、私から一人一人にメッセージを書いたカードを手渡しした後、彼らにも私にメッセージを書いてもらった。
日本語が得意な生徒は、日本語で頑張って書いてくれた
途中でクラス替えがあったため、メンバーの母語は全員中国語
中国では、まだ「学校の先生は敬うべき存在」という意識があり、こういう時にはしっかり感謝の言葉を書いてくれる。
「先生の授業は、ユーモアにあふれていて、とても楽しかった」とか、「先生は、学生があるべき姿を真剣に説いてくれた」とか書いてくれていて、素直に嬉しい
私にとって、本格的に日本語教師として働いた初めての年。良い生徒たちに出会えて本当に良かったと思う。
4月からは、この子達ではなく、また新しく来日した子たちに初級の日本語を教える事になっている。また、感謝の言葉をもらえるように頑張っていこうと思う。
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