「9」のつく日は空倶楽部の日。
海の日にからんだ三連休。
梅雨のさなかとあってあいにくの天気だったが、
心待ちにしていた観劇に友人との食事など、
東京での楽しい二日間を過ごすことができた。
そして、そんな時間もあっという間に過ぎ
帰り時間が迫る中、遅めの昼食をとりながらビルが立ち並ぶ空を眺めていた。
なんと無機質な風景だろう...。
厚い雲に覆われ色が失せた街並みに
そのときはそう感じたのだが、
あらためて眺めてみると
いまだ梅雨が明けていないほど長雨が続く東京、
しかも休日が終わろうとする時間。
ビルの谷間からこの空を眺める人たちにとっては
なんとも憂鬱な空に映ったことだろうな、とも
思えてきたのである。