「9」のつく日は空倶楽部の日。
その日、朝から快晴の空が広がった。
気温も午前中には10℃を超え、4月並みの陽気だったとか。
メタセコイア並木の上に広がる真っ青な空。
そして枯れた枝の間から鋭く差し込む陽の光。
「今年も光の春がやってきた」
と、その光景を眺めながら思っていた。
2021.02.06 滋賀県高島市マキノ町 10:20am Sony α7R3 Vario-Sonnar 24-70㎜/f2.8 (24mm f/20,1/200sec,ISO100)
素人とは言え、長く写真と向き合っていると
なんとなく季節ごとのテーマが定まってくるもので
ここ三年ほど2月は「光の春」と決めている。
新聞のコラム欄で知ったことだが、
ロシアでは2月のことを「光の春」と呼ぶらしい。
極寒のロシアでほんとうの春を実感するのは4月になってからだろう。
けれども、少しずつ明るさを取り戻し始める2月を
春への憧れを込めて「光の春」と呼ぶのだそうだ。
美しい言葉、また希望溢れる言葉だとも思う。
それで、2月になると「光の春」を探しに出かけるのである。
今年初めての遠出。
しかも春を感じさせる陽気となると
車中で聴きたくなるのがシャナイア・トゥエイン。
Shania Twain - Up!