こうやってスケールアウトするとまるで中世のお城か宮殿のようですが。。。
実は金沢工業大学の構内です。
早朝の散歩で撮影したものですが、ちょっと不思議だと思いませんか。
一般的には、この時間は大学は閉鎖されています。
何か理由があって解放されていいるのかなと思ってましたが、
最近、その謎が解けました。
回廊のような2枚目の写真。実はこの左側に24時間解放された自習室があります。
この日も数人の学生が徹夜で勉強していたようです。
なぜ、そんな自習室を設けているのか?
地元ローカルテレビ局のインタビューに答えた副学長の話からです。
ほとんどの大学は「研究」に主眼を置き、「教育」は二の次である。
それに対し、本学はまず「教育」があって次に「研究」や「社会貢献」があるべきと考えている。
「教育」という観点から学生生活を考えたとき、1年のうち授業がある日は2/3足らず。
しかも、授業そのものの時間は1年24時間365日の内わずかな時間である。(具体的な数字をおっしゃってましたが正確に思い出せません)
それで、学生ができるだけ大学構内にとどまり、勉強する時間を確保するよう自習室を設けた。
こんなことだったと思います。
さらに。
本学は企業の現場で活躍する技術者をたくさん社会に送り出したいと考えている。
そうすれば、社会にとって金沢工業大学はなくてはならない存在になれる。
なんですって。すばらしい考え方ですね。
さて、その他の写真です。
紹介されていた大学の考え方、素晴らしいですね。
これからの大学は、こうでなくては・・・。
>金沢工大の建物、こうして見ると、いいデザインですね。
そうなんです。ふだん何気なく見てしまっているのですが、フレームの中で眺めるといろいろと気づきが出てくるものですね。