「9」のつく日は空倶楽部の日。
このところ何度かの週末、何かと出そびれて空写真が枯渇。
それで、やむなく二年前の写真を蔵出し。
塩屋港(石川県加賀市) 2019.08.25 18:25 Sony α7R3 FE2.8 16-35 GM (28㎜ ,f/8,1/200sec,ISO100)
日本海へ注ぐ大聖寺川河口に開けた塩屋港。
河口を利用した港は石川県ではよく見られる。
外港に比べ悪天候の影響を受けにくいことが
築港に起因しているのか、そのほとんどが北前船以来、藩政時代からの歴史を刻んでいる。
さて、その日。
快晴だったせいか全天を焦がす夕焼けとはならなかった。
けれども、水平線近くに張り出した雲から一瞬のぞいた陽が
穏やかな川面を赤く染めたこの光景を印象深かく覚えている。
話は違うが、最近、夕暮れで連想する曲がある。
というか、仕事帰りに車の中でよく聞いているので
夕景の印象に重なったというだけなのだが...。
Heart - Without You
アンとナンシーのウィルソン姉妹率いるロック・グループ、ハートによる『 Without You 』。
ご存知の方も多いと思うが、この曲、実はカバー。
そして、この曲を有名にしたのがハリー・ニルソンによる楽曲だった。
それを初めて聞いたのは中学生の頃。
明け方のラジオから流れた美しい曲の印象を今でも鮮やかに覚えている。
ところが、そのニルソンのバージョンもカバーで
オリジナルはイギリスのロックバンド、バッドフィンガーだ。
ニルソンほどの大ヒットではなかったし、今では知っている人すら少ないと思う。
けれども、シンプルで朴訥とした演奏と歌の中から
作り手の沁み沁みとした情感が伝わってくる。
そのことは以前の記事にも書いているので
興味のある方は聞き比べて欲しい。
話を元に戻すが、ハートによる『 Without You 』。
レッド・ツェッペリンをリスペクトするだけあって音作りはあくまでも重厚。
ドラムとベースがシンクロした重くメリハリの効いたリズム。
そこに切なくも美しいメロディが重なり
さらに、囁くように始まるアン・ウィルソンのボーカルはやがて激しいシャウトに変わり
「去っていった恋人」への思いを情感を込めて歌い上げる。
これはもう「ハートのオリジナルでは?」とさえ思えるほどの力作だと思う。
その感動の『 Without You 』を聞きながら家路に着く。
ささやかながら、この「クールダウン」が毎日の楽しみとなっているのである。
jurakuさんは一瞬を捉えて撮影するのが
お上手だなぁといつも感じます。
今回も印象的な一瞬をきっちり写されましたね。
両側にずらっと並ぶ漁船が ノスタルジックな
趣を添えていると思いました。
“Without You” 聴き比べてみました。
わたしにはこの曲に女声のイメージはあまりなくて
どうやらハリー・二ルソン版で馴染んでいるようです。
綺麗ですね〜
奥行きのある1枚、素敵です。
ハートの『 Without You 』の方が好み。
夕焼けを映した水面の様子が
油絵みたいですね
赫赫と燃えながらも静か・・・そんな景色
沁みますね
二年前の写真でしたか!
お出掛けに出ずらい日々が続くと、
空写真も枯渇していきますよね。せっかくお出掛けしたら、天気がイマイチとかもありますね。
雲の切れ間から見える夕日が、ホント綺麗です。
見事に切り取られましたね。
私も出かけることがなくて、空の写真がなくて
焦りました。
これが蔵入りしてたんですか!?
なんとも贅沢ですねー!!
もっと沢山のお写真が眠ってそう、、。ますます楽しみです。
静かに暮れていく情景が目に浮かびました。
いつもご紹介いただいた曲を聴いて楽しんでいます。
お蔵入りのお写真ですか?
こんなに素敵なのがまだまだありそうですね、
素敵ですね~。静かに時間が流れていますね。
コロナ禍で忘れかけている時間が・・・
いえいえ、その場に長くとどまって
沢山撮っているだけです(笑)
往生際が悪いというか、もっといい景色になるんじゃないかと思うだけです。
お恥ずかしい。
お好みはニルソン版でしたか。
この曲の実質のオリジナルといってもいいかもしれませんね。
その他にマライア・キャリーも歌ってますが
「どう?私うまいでしょ?!」って感じの
マライア節です。言いすぎかな(..)
夕陽を大きくとも思ったのですが
この景色には広角が合うように感じた次第です。
夕刻になると満ち潮が川の流れを止めるのでしょうか
映り込みもきれいなのです。
最近、美しい夕焼けに出会えていないので
過去写真を拝借した次第です。