中山道醒井宿の夏。
醒井へは何度となく訪れている。
それにもかかわらず、ようやく出会えたのがこの光景。
地蔵川の清流の中、そよいで咲く梅花藻の花だ。
地蔵川の源流は居醒(いさめ)の清水。伊吹山の伏流水が湧き出している。
古くから知られる名水で、伊吹山の神に戦いを挑んで敗れたヤマトタケルが
傷を癒した清水として、古事記や日本書紀にも記されているという。
神代から枯れることなく滔々と湧き出る清流。
それがいつのころからか梅花藻を育み
夏の訪れとともにその可憐な姿は人々の目を慰めているのだ。
さて、毎年この時期になると「ア、秋」の光景を探し始める。
「ア、秋」とは太宰治が自身の創作ノートに残した文章のことで、
言ってみれば、ヒントまたは備忘のようなものだという。
そこにはこう記されている。
「夏の中に秋がこっそり隠れてもはや来ているのであるが、
人は炎熱にだまされてそれを見破ることが出来ぬ。」
確かにそうだ。夏から秋への季節の変わり目はわかりづらく
暑い暑いと言っているうちにいつの間にか秋になっている。
つまり、この時期になると、夏に潜む秋の気配を撮ってやろうと
ひとり目論むのだ。
そして、今年の「ア、秋」は...。
地蔵川に落ちた百日紅の赤い花が梅花藻の花に彩りを添えていた。
その様子に近づき、カメラを低く構えていたところ...。
そのとき、川面を渡る秋の風がひんやりと頬を撫でていった。
そうだ。今年の秋はすでに梅花藻の花に潜んでいたのだ。
気温はそれほどでもないんですが、台風の影響?湿度が高くてムシムシしています。
そのうちすぐに、「寒い、寒い」て言わなあかんようになるんでしょうね。
こうやって1年は過ぎていく~
梅花藻、本当にきれいですよね。
あの辺は、やっぱり少し涼しいと思います。
白だけでなくて赤い百日紅もあってきれいです。
あの水に手をつけたくなります。
そして、醤油ソフトがおいしい。
1度この花を訪ねて静岡の三島に行きました
感動でした
こちらも昨日はまだまだ蒸し暑く不快でしたが
今日はなんとも秋の風を感じます
いよいよ・・・しかと秋の足音が聞こえたような気がしています
彦根に住まわれたことがあるのですね。
梅花藻の開花期を調べると7月から8月とあります。
期間が長いとかえって見逃してしまうもの(笑)
私も初めてでした。
清流にそよぐ可憐な花を愛でてきました。
湖西、高島市の針江も有名ですね。
来年はそちらへも行ってみたいと思っています。
湿気が高かったせいか、すでにまとわりつくような暑さでした。
それでも、地蔵川に顔を寄せると冷たい風を感じました。
「ア、秋」などと大げさに表現しましたが
季節通じて水温14℃ですからね(笑)
ボケボケの写真、恥ずかしながらです(笑)
それにしても、この花の撮影、難易度高いです。
ピントもそうですが、水面への映り込みも気になりました。
来年は中望遠のマクロを仕入れて...とも思いましたが、ぜいたくぜいたく(笑)
梅花藻のお花さん
私は見たことがないかも!
可愛いらしいですね〜
見てみたいな。
百日紅とのコラボもすてきですね^^
東北で初めて夏を過ごしましたが
それなりに暑い日々の中
10日ぐらい前でしたか...
庭で秋の虫たちが合唱を始めて
あれっ!?もうそんな時期?って思いました。
パースだともうすぐ春です〜
無数のとても小さな花がほんのすこしだけ
水面に顔を出すのですが
それがなんとも涼やかです。
東北はこちらに比べると少し秋の訪れが早いでしょうか。
パースの冬から日本の夏。
そして、秋。
パースに戻られるときは春から夏でしょうか。
目まぐるしい季節を送ることになりますね。
時差ボケならぬ季節ボケにご注意を(笑)