はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

秋田の旅(黒湯温泉そして旅の最終章)

2017-09-09 18:05:05 | 秘湯の旅
「秋田の旅」もいよいよ最終日です。
乳頭温泉郷の鶴乃湯の別館、山の宿に来ています。


朝の露天風呂につかって、美味しい朝ごはんをいただきます。夕飯も美味しかったですが、朝ごはんも美味しかったです。


朝は、鮎の一夜干しでした。


どうですか。美味しそうでしょ、美味しいです。


お宿自慢のコーヒーもいただきました。


今日は、乳頭温泉郷でもう一つ行っておきたい温泉に向かいます。それは、乳頭温泉郷の最奥にある黒湯温泉です。私の愛読書「定本 日本の秘境」(ヤマケイ文庫)の著者、岡田喜秋さんも昭和30年ごろにここを訪れています。それを読むと、ここがそうとう秘境だったことがわかります。写真も添えられているのですが、秘境の秘湯そのものです。しかし、何十年経った今も、素朴な温泉であることには変わりはありません。


この奥が混浴露天風呂です。なんとも開放的です。


混浴の内風呂です。誰もいなかったので撮らせてもらいました。


昔ながらの湯治場の風情が残ります。


自炊棟が並びます。


男湯もいい雰囲気でした。ちょっと泥っぽい色です。


まさに源泉掛け流しです。


「敷地内には源泉が湧き出る河原があり湯量の豊富なことでは乳頭温泉随一です。」(パンフより)


「渓流のせせらぎが静かにこだまする中、数件の茅葺き、杉皮葺きの黒い宿舎や湯小屋が寄り添うように軒を連ね昔ながらの湯治場の風情を今に伝えています。」(パンフより)


乳頭温泉郷を十分に楽しむことができました。また機会があれば訪ねてみたい秘湯でした。そろそろ、盛岡駅に戻りましょう。


盛岡では名物の「わんこそば」をいただきました。写真は、となりで食べていた人のものです。私は歳の数だけいただきました。


あとは新幹線を乗り継いで大阪に帰るだけです。花火に始まって、秘湯で締めくくった秋田の旅は素晴らしい旅になりました。秋田の人々の優しい人情にも触れることができました。みなさん本当にありがとうございました。秋田に乾杯です。


※旅した日 8月29日