はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

大台ヶ原山に登りました

2016-08-16 19:00:00 | 山歩き
大台ヶ原には星空の撮影で来たのですが、せっかくここまできたので、山にも登っておくことにしました。と言っても、ズボンはコッパンですし、靴は軽登山靴です。そんな訳で頂上だけを往復することにしました。

朝5時過ぎに目を覚ました時には、駐車場の車がずいぶん増えていました。ほとんどの人が、ご来光を見るために出発されたあとのようでした。私も準備をして出発です。大台駐車場から頂上までは40分です。
登山口には「熊に注意!」の看板があります。


気持ちのいい林間の道を歩いていきます。


いかにも大台ヶ原という雰囲気です。知ったふうに言ってますが、実は、大台ヶ原に来たのは今回がはじめてなのです。


頂上の手前に展望台があり、そこからは熊野灘が見えます。海が輝いています。


頂上の展望台が見えてきました。もうすぐです。


駐車場から30分ほどで日出ヶ岳(1695m)山頂に到着です。一応、日本100名山の山です。日本100名山では「大台ヶ原山」となっています。


展望台に上がって景色を楽しみましょう。ひょっとしたら富士山が見えるかも。


実際はこんな感じで霞んでいました。


大峰山の方も雲がかかっています。


今回は山頂往復だけでしたが、次に来るときには、しっかり歩きたいと思いました。見えているのは正木ヶ原でしょうか?ここでは、立ち枯れの樹木、倒木広がる大台ヶ原を代表するような景色が見られるとのことです。


おしまい。


大台ヶ原に星空を撮りに行ったのですが

2016-08-15 19:00:00 | 山歩き
8月9日、まだ蝶ヶ岳登山の筋肉痛が残っていましたが、大台ヶ原に出かけました。
今回は、山に登るのが目的ではなく、星空の撮影が目的です。星空の撮影は、今回がはじめての挑戦となります。

大台ヶ原には、大阪から車で3時間半ほどです。最後の大台ヶ原ドライブウェイは少し狭いところもありますが、そこを過ぎると走りやすい道になります。
やがて、大台山上駐車場に到着です。ここは150台も駐車できる広い駐車場です。まわりにはビジターセンターや旅館・物産店等がありました。
夕方の6時過ぎに着いたので、まわりはまだ明るいです。どこで撮影をしたらいいのかと、少し場所を探しましたが、登山口には「熊に注意!」の看板があるしで、結局駐車場で撮影することにしました。
車の中で夜を待ちます。駐車場には20台くらい停まっていますが、私と同じような目的の人もいるようです。

ちょっと雲の多い夜でした。見えたと思ったらすぐに雲がかかります。風もけっこうきつく吹いていました。23時を過ぎる頃からやっと雲がとれて撮影のチャンスがやってきました。
見上げれば満天の星です。天の川も見えます。


フジフィルムのサービスステーションで教えてもらった通りに撮影したのですが、イメージしていたのとは違うことがたくさんありました。今回もフジのミラーレスX-T10で撮影しているのですが、ファインダーを覗いても星が見えないんです。


今回もドジなことがありました。三脚につけるクイックシューをもう一つのカメラにつけたまま忘れてきました。ミニ三脚があったから助かりましたが、なにしろ背が低すぎるもので、おうじょうしました。


何人かの人が撮影をしていました。星を見るだけできているグループもあり、けっこう賑やかです。みんな口々に「やばい!」と叫んでいます。ほんまにやばい星空です。


駐車場なので、真っ暗闇とはいきません。外灯はありませんが、トイレの光や自動販売機の光が気になります。かといって熊さんがいるかもしれない山の中に入っていく勇気はないし…。


出来映えを車の中で確かめましたが、白いホコリが写っているだけの写真にしかみえませんでした。

アップした写真は、パソコンで露出調整したものです。なんとか天の川が見えますよね。
今度は、もう少しましな星空が撮れるように、再挑戦したいとおもいます。


2016夏山 蝶ヶ岳のんびり登山(下山)

2016-08-14 18:00:00 | 山歩き
8月4日~6日の二泊三日の山旅もいよいよエピローグです。と言っても、まだ長く辛い下山が待っていますが。
下山路は長塀尾根です。コースタイムは蝶ヶ岳から徳沢まで3時間です。(そのあと徳沢から上高地が2時間、合計5時間です)しかし、私は下りが苦手で、時間が多目にかかってしまいます。(案の定、かかりました)

もう一度、朝の槍・穂高に別れを告げます。名残が尽きない景色です。


「さよなら槍さん。また会いましょう。」


「さよなら穂高さん。また会いましょう。」


お世話になった蝶ヶ岳ヒュッテも小さくなってゆきます。(後ろの常念岳が近くに見えますね)


自分の影をパチリ。


稜線からも徐々に離れていきます。


稜線から10分ほど下るとお花畑が待っていました。今回の山旅ではじめてのお花畑です。(お花畑の様子は、昨日のブログでお伝えしました)


ここが「妖精ノ池」です。


やがて、長塀山に至ります。ここから徳沢までコースタイムは2時間らしいのですが…。


ここから、また写真がありません。カメラはザックにしまい込んで下り坂と格闘です。私としては必死に下りたのですが、結局コースタイムの1、7倍近くの時間がかかってしまいました。(下りは、ほんまにかなわんわ!)
と言う訳で、徳沢に着いたのがお昼前になってしまいました。
再び、徳沢から見上げた前穂高岳です。


めっちゃ、ビールが飲みたかったのですが、運転があるので、グッと我慢です。徳沢園で、カレーライスと水を5杯!いただいて上高地に向かいます。
ここからの道が遠いのです。♪行きはよいよい帰りは恐い…という歌の通り、帰りの横尾街道の辛いこと、平坦な道なんですが、なかなか上高地に着きません。
やっと、明神です。


明神から上高地までの間には、観光客もふくめて200~300人の人に追い越されたと思います。ストックで一生懸命に漕ぐのですが、なかなか体が前に進みません。
それでも、なんとか河童橋に戻ってきました。河童橋は、あいかわらず賑わっていました。


ほぼゴールです。お疲れ様でした。ここでビールで乾杯といきたいところですが、コーラで我慢です。あと5分も歩けばバスターミナルです。何度も振り返っては、穂高岳にさよならの挨拶をしました。♪山よさよなら ご機嫌宜しゅう また来る時にも 笑っておくれ。

2泊3日の蝶ヶ岳のんびり登山もここでおしまいです。天候にも恵まれた三日間でした(なんと雨具を着ることが無かったのです)。蝶からの大展望も楽しむことができたし、雷鳥さんやお花にも出会うことが出来ました。
山の神様に感謝です。

2016夏山 蝶ヶ岳のんびり登山(お花畑)

2016-08-13 18:55:05 | 山歩き
話は少し前後するのですが、今回は、下山路で出会ったお花畑のお花を紹介します。
蝶ヶ岳ヒュッテから10分ほど下ったところに「妖精ノ池」があり、その周辺がお花畑になっています。今回のルートでは、お花に出合うことが少なかったので、ここが唯一の花のスポットと言えるでしょう。

 (ハクサンフウロ)

花の名前は、あいかわらず覚えるのが苦手です。花の写真を撮りだしてから、少しはわかるようになったのですが、まだまだです。しかし、ハクサンフウロはさすがに覚えました。

 (ウサギギク)

 (ヨツバシオガマ?)

高山植物は厳しい環境の中で育っています。そして、この時期にだけ美しい花を咲かせます。どの花にも虫が来て蜜を吸っていました。こんな山の上にも、小さな命たちが懸命に暮らしています。

 (チングルマ)

チングルマは花が咲いている時も好きですが、羽毛(実です)になったのもいいものです。この形が稚児車(風車)に似ているところから、ナマってチングルマになったそうです。

 (コバイケイソウ)

コバイケイソウは、去年登った笠ヶ岳でたくさん見ることができました。去年は、コバイケイソウの当たり年だったようです。今年見たのは、この1本だけでした。だから、ほんとうにコバイケイソウなの?と疑ってしまいます。

 (オトギリソウ?)

高山植物の名前は難しく、ほとんどは家に帰ってから調べました。それでもよく分からない花もあります。間違っているかも分かりません。よく知っている方がいらっしゃたら教えてください。

 (セリバシオガマ?)

山を歩いていて、お花に出会うと心が和むものです。若い頃は、そんなお花の存在にも気が付きませんでしたが、最近はお花を探すようになりました。自分でも変わったなと思います。

 (ゴゼンタチバナ)

もう少し種類の違うお花もありました。もちろん写したのですが、ピンボケが多くてお見せできる代物ではありませんでした。疲れていたから、と言うことにしておきましょう。

2016夏山 蝶ヶ岳のんびり登山(蝶からの大展望)

2016-08-12 17:55:55 | 山歩き
8月6日、三日目の朝を迎えました。今回の一番の目的でもある蝶ヶ岳からの大展望がはじまります。
午前4時に目を覚まし、準備をして小屋の外に出ました。まだ、外は暗くて東の空がほんのり赤く染まっています。普通なら寒いはずですが、寒さはまったく感じません。

そして、ついにその時がやってきました。それでは、蝶ヶ岳からの大展望をご覧ください。

 (東の空が赤く染まります 4:21)

 (ご来光 4:51)

 (穂高の夜明け 5:02)

 (槍ヶ岳も夜明け 5:05)

 (槍・穂のパノラマ 5:05)

 (富士山も 5:06)

 (焼岳です 5:07)

 (奥穂をアップ 5:07)

 (再び穂高岳 5:08)

 (再び槍・穂のパノラマ 5:14)

ここで少し休憩です。
ふと気付くと、「瞑想の丘」で瞑想に耽る女性がいました。夜明けの穂高を見て何を思うのか?


 (少しだけ朝焼けの穂高岳 5:18)

 (常念岳方面です 5:19)

 (乗鞍<中央>、御岳<左奥>を望む 5:20)

 (朝の穂高岳 5:20)

 (朝の槍・穂高のパノラマ 5:26)


約1時間、ただ夢中でシャッターを切っていました。

こうして、今回の山旅の目的である、槍・穂高のパノラマを見ること(撮ること)ができました。しかし、暖かさのせいでしょうか、今ひとつ空気がピリッとしませんでした。

山小屋に戻って朝食をいただくことにしましょう。(まだ、下山が待っています)


※今回、はじめてデジタル一眼を山の上まで担ぎ上げました。撮影は絞り優先モードでおこないましたが、山の朝のダイナミックな光の移り変わりをとらえる難しさ、写真の奥深さを感じました。まだまだ修行が足りないようですね。