花ごよみ

映画、本、写真など・

出口のない海

2006-10-18 | 映画

「半落ち」と同じく佐々部清監督、 
横山秀夫原作。 
 
「人間魚雷」の「回天」とは、
敵に体当たりして自分も死ぬ、
悲しすぎる最後の特攻兵器。 

戦争が家族、恋人、 
自分の愛する人達を引き離し
未来ある尊い青年の命が失われてゆく。
あまりにむごいことです。

戦争の悲しさ、むなしさが
描かれています。 

本を先に読んでいたので
ストーリーは分かっていました。

泣く用意は出来ていたというか、
もう最初のキャッチボールのシーンから
涙が…。
その後もずっと泣いていました。

一人で映画に行くことになったので
他の人から少し離れたところで、
観ていましたが、
泣くのにはそれがよかったです。
かっこわるいので…。 

海老蔵(並木)は(武蔵)の時の,
力強い目とは異なり,
優しい眼差しで柔らかい心が見えました。

上野樹里 塩谷瞬 柏原収史 香川照之、 
尾崎杏奈…。
共演者もみんな満足。 

死にゆく人、 
死にきれなかった人(死を免れた人)
みんなとても愛おしいです。 
 
エンディングの竹内まりやの歌が 
悲しみを誘います。 

どうかなと思っていましたが
やっぱり観に行ってよかった…。 


本の感想は→こちらです。



コメント (4)
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