竹内結子(義理の妹で週刊誌記者の慶子)
玉木宏(新聞記者、落合)が演じています。
小説はアクションたっぷりで、
もしこれがアメリカ映画だったら
泣かせるシーンは少なくて
はらはらする場面が多くを
占めていたのではないかなと
想像しました。
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映画では人間ドラマというか、
少し小説とは違った方向に、
描かれている様に思います。
でも、別に本と違っていても、
それはそれで良かったです。
結構泣けました。
映画としては内容が、
少し浅くなっていましたが
それでも本のあらすじを踏襲しつつ
うまく作られていると感じました。
設定も少し変えてあり、
妻だった慶子が
義理の妹になっていました。
彼女の最後の言葉「許さない」、
この言葉、本では「とっくに許しているわ」
なので、この際、もう許してあげてよと
思ってしまいました。
それに同級生だった落合が、
後輩になっています。
玉木宏とはかっこよすぎます。
でも映画で見る分には
くたびれたおじさんの落合より、
若くて素敵な落合の方が
当然いいですけど…。
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西崎の子供、優が、
無垢で可愛くて、思い出しても
ウルウル来ます。
映画では時間の制限があるので、
仕方のないことでしょうが
少し説明不足の感がしました。
本を読んでいなかったら
自分のこの頭では、
なにがなんだか分からなかった
可能性があります。
3人の男達、とてもかっこよかったです。
特に自衛官を演じた、
吉田栄作がきまっていました。
西崎(大沢たかお)だけが、
ディスプレーの画面で
慶子(竹内結子)と
子供と話すことが出来たのに
もうすぐ子供が生まれるという、
自衛隊の佐伯(吉田栄作)は
不公平で可哀想な気がしました。
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