『クレヨンしんちゃん
嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』の
実写版。
小学生の川上真一(武井証)が
戦国時代へとタイムスリップ。
そこでの戦国武将との出会い、
交流を通して、心の成長を描いています。
『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズの
山崎貴が監督。
草なぎ剛が武将・井尻又兵衛、
新垣結衣が廉姫を演じています。

大沢たかおは悪役でも、
貫禄があって格好いいです。
合戦シーンは、かなり迫力がありました。
ハデな斬り合いがあっても、
全く血が流れないので、
不自然といえば不自然ですが、
目をそむけることもなく、
安心して見られたので、
流血シーンのきらいな、
私にとってはよかったです。
家族で見るにはぴったりの映画かも。
原作のアニメを読んでいないので
知らなかったのですが
タイムスリップで
うまく元の世界に帰れてよかったです。
しんちゃん家族が、
このまま戦国時代に残ってしまったら
どうしようって心配をしていました。

草なぎ剛の25歳は、
笑いをとるためでしょうね。
少年と両親が戦国時代の人々とふれあい、
ユーモアとほのぼのとした優しさに包まれ、
人々の心が、前向きになって行きます。
戦国時代にはあり得ない、
自転車、携帯、カメラ、自動車…
カレー、ビールに舌鼓。
とまどいつつ興味を示す戦国時代の人々。
しんちゃんのお父さんが、
撮った写真に写った戦国武士達。
とてもいいシーンでした。
アニメをよく知っている人にいわせれば
映画の家族は、
アニメのしんちゃん家族とは
全く別物の家族だそうです。

BALLADとは…
BALLAD(バラッド)とは
英語で物語的・叙事的な、
内容の伝統歌謡のこと。
その内容には武勇伝・
ロマンスなど様々なものがあるが、
その殆どが悲劇的な結末をむかえる。…と
試写会でもらったパンフレットに、
そう書いてありました。
この物語についてはかなりのネタばれ。
またパンフレットには、
誰もが涙する究極の悲恋とあったので
ハンカチの用意をしていましたが
全く使わなかったです。
テーマソングは、
『レッドクリフ』の主題歌も歌った
四川省美人谷出身の美人alanです。
澄み切った艶やかな高音が、
心に響く歌手です。
公開日:9月5日