花ごよみ

映画、本、写真など・

マイウェイ 12,000キロの真実

2012-01-15 | 映画

監督はカン・ジェギュ

朝鮮半島からノルマンディーまでの過酷な行程、
12,000キロを生き抜き、
最後はドイツ軍捕虜として、
発見された男の物語。

ノルマンディー上陸時に
撮られた一枚の写真に
東洋人がいたという事実をベースとして
物語をふくらませて制作した。
‥ということなんでしょう、きっと。

主演はオダギリジョーとチャン・ドンゴン。
二人とも五輪を目指す、
マラソンランナーでライバル。
この二人の男が戦争に巻き込まれ、
日ソ独の軍服を着て、
悲惨な戦いに身を投じる。

ストーリーはうまく作られていて
平坦ではないドラマ展開に
飽きることがなかったです。

日本という国を信じ切った、
長谷川辰雄をオダギリジョー。
マラソンへの夢を持ち続けた、
韓国人のキム・ジュンシクを
チャン・ドンゴンが演じます。

最初は日本兵として朝鮮半島を出発、
捕虜となって戦いを続けながら
ソ連、ドイツを経てノルマンディーへ到達。
当然ですが二人の主人公は
どんな危険な場面に遭遇しても
決して弾には当たりません。

血と泥にまみれても
オダギリジョー、チャン・ドンゴン、
二人の横顔はやっぱりきれい。



二人の離れていた心が、
壮絶な戦争体験を経て
距離を狭め友情へと変化していく。
ラストは涙が一筋頬を伝って行きました。

爆破、爆破の圧巻の戦争シーン
正視出来ないリアルで壮絶な戦闘描写。
心が凍ってしまうほどの戦争の残酷さ。
あまりの迫力にかなりの疲労感。
ほんとすごい!!
ノルマンディー上陸作戦の映像も
素晴らしく、見応えがありました。










コメント
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