霧島神宮の御田植祭があると聞き、見聞を広めようと妻と出掛けた。立札には「狭名田地区の水田は日本最古のもの」と記され、弥生時代、この山あいの一画から全国に稲作が広まったのだと知った。
青空の下、雅楽の調べが流れる中、たっぷり水を張られた田に早苗が飛び交う。早乙女に扮した80代と思しき男性を真ん中に20人ほどの男女が一列に手植えしていく。ツバメが低く飛び、畦道を知ろうとカメラマンが忙しく行き来する。「声出して!」。にぎやかにやれと外野から声が飛ぶ。薫風の中、心和む光景を心ゆくまで楽しんだ。
霧島町 久野茂樹(60) 2010/7/14 毎日新聞鹿児島版掲載
青空の下、雅楽の調べが流れる中、たっぷり水を張られた田に早苗が飛び交う。早乙女に扮した80代と思しき男性を真ん中に20人ほどの男女が一列に手植えしていく。ツバメが低く飛び、畦道を知ろうとカメラマンが忙しく行き来する。「声出して!」。にぎやかにやれと外野から声が飛ぶ。薫風の中、心和む光景を心ゆくまで楽しんだ。
霧島町 久野茂樹(60) 2010/7/14 毎日新聞鹿児島版掲載