干ばつの日々を越え、山茶花の下で、きっちりつぼみを持ち上げた彼岸花だよりに明け暮れた今年の彼岸。
気温の下がった日からコスモスがつぼみをもって反応し始めた。
「どうして分かったの? 鋭い感覚ね」と
言いながら花色を茎から類推して心待ちにしている私。
毎日、東風に噴煙で街は汚れてしまった。
あなたが花開く日まで大雨一過を願っている朝夕である。
今年も種をまいて芽が出て葉が出て、つぼみになる。
成長買い手をしっかり見守ってきた。
まさしく四季折々に感謝しながら。
次はマリーゴールドとコスモス、菊へ変わる楽しみ。
鹿児島市 東郷久子 2011/10/3 毎日新聞鹿児島版掲載
庭に咲き誇るピンクや赤の日々草、赤いっぱいの百日草、
黄色や赤紫のポーチュラカ。
花の香に誘われ飛び交うハチやチョウ。その光景は心を癒す。
夏の花や昆虫を元気にさせる源は─生活用水。
バケツや、金だらいに溜めた米ノとぎ汁や野菜、食器の洗い水は、花や根菜類が喜ぶ。
また、ポンプで吸い上げた風呂の残り湯は、
グアバや姫りんごなどの果実の成長を助けていて、収穫がたのしみ。
養分を含む生活用水は、植物を活性化し加えて節水、
上下水道費の軽減、筋トレ、と一挙四得である。
体が動く限り水の再利用を続けていきたい。
出水市 清田文雄 2011/9/30 毎日新聞鹿児島版掲載
40年前に在職した川辺南中学校の保護者からお便りをいただく。30代前半で、しかも教育理念もおぼつかない。若さゆえの実践。振り返ると、ただただ保護者のバックアップがあってこその私であった。
掲載記事への励ましの言葉で短歌8首が添えられている。80路に見えないほどの溌剌さや生き生きとした姿に感動する。私以上に元気バリバリで、後輩として恥ずかしい。
「岩田さん、焼酎ばかりで不勉強はダメですよ。今からが人生の勝負ですよ。掲載記事を楽しみにしていますよ。川辺南中学校へいらっしゃい」
鹿児島市 岩田昭治 2011/10/2 毎日新聞鹿児島版掲載
掲載記事への励ましの言葉で短歌8首が添えられている。80路に見えないほどの溌剌さや生き生きとした姿に感動する。私以上に元気バリバリで、後輩として恥ずかしい。
「岩田さん、焼酎ばかりで不勉強はダメですよ。今からが人生の勝負ですよ。掲載記事を楽しみにしていますよ。川辺南中学校へいらっしゃい」
鹿児島市 岩田昭治 2011/10/2 毎日新聞鹿児島版掲載
「ウィーンに行かない? 国立オペラ座やシェーンブルン宮殿などで歌うのよ」と誘われ合唱練習を始めた。
旅行代金の振り込みをすませてから体のことが心配になった。視力障害があり脳腫瘍を抱えて毎食後、薬を服用している身。迷惑をかけるのでは?考えたが行きたい気持が強く、まさに泣こよかひっ飛べだった。
音楽の都の街並みは美しくうっとり夢見心地だった。泊まったのはドナウ川沿いのホテル。自宅に電話したら「自分ばかり良かこっ」と夫がしょのんだ。あれから1カ月。余韻冷めやらぬまま今日から私は64歳に。
鹿児島市 馬渡浩子 2011/10/4 毎日新聞鹿児島版掲載
旅行代金の振り込みをすませてから体のことが心配になった。視力障害があり脳腫瘍を抱えて毎食後、薬を服用している身。迷惑をかけるのでは?考えたが行きたい気持が強く、まさに泣こよかひっ飛べだった。
音楽の都の街並みは美しくうっとり夢見心地だった。泊まったのはドナウ川沿いのホテル。自宅に電話したら「自分ばかり良かこっ」と夫がしょのんだ。あれから1カ月。余韻冷めやらぬまま今日から私は64歳に。
鹿児島市 馬渡浩子 2011/10/4 毎日新聞鹿児島版掲載