はがき随筆・鹿児島

はがき随筆ブログにようこそ!毎日新聞西部本社の各地方版に毎朝掲載される
「はがき随筆」は252文字のミニエッセイです。

おでかけ取材

2011-10-29 22:51:57 | アカショウビンのつぶやき


 今日は、毎日ペンクラブ鹿児島・姶良地区会員のラジオ取材でした。

地域FMのボランティアパーソナリティとしてかかわっている
ラジオ番組「心のメモ帖」の取材で、年に一度、霧島市に行きます。

はるばる鹿屋から、技術担当・O氏の車で出かけました。
今日は3人のペンクラブ会員が、
霧島市公民館で待っていてくださいました。


 O氏の編集技術はピカイチです。
少々かんでも、つまずいてもあとはおまかせ…
有り難い存在です。

折角、2時間弱かけて霧島市まで行くのですから、
1人2作品ずつ取材することにしています。

毎年お邪魔しているので、みなさん慣れたもの、
スムーズに取材はすすみます。
いつも会場の予約、会員への声かけと
すべてを担って下さるKさんが
最後までつきあって下さり助かりました。

この歳まで、ボランティアを続けるとは思ってもいませんでしたが、
後継者探しは大変です。
まあもう少し頑張りましょうか。

今日も楽しく取材させていただき皆さんに感謝です。

少々お疲れのアカショウビンでした

「熊手のかすがい」

2011-10-29 20:08:10 | 岩国エッセイサロンより
2011年10月29日 (土)

岩国市  会 員   吉岡 賢一

朝6時、ドーンと花火が上がる。小学校運動会決行。我がことのように色めき立つ。

手作りのいなり寿司や煮しめ、冷やした果物などをひっさげて決められた見物席へ急ぐ。プログラムと首っ引き。カメラ構えて右往左往。

やがてお昼。2人の孫を囲んで両親と双方のジジババがそろって大人が6人。お隣は子供1人に大人が7人。そのお隣も大人が9人。会話がはじける。「子はかすがい」とは両親をつなぐ役目をいうが、孫という名のかすがいは、ジジババに限らず親せき一同をも、熊手のような末広がりにつないでくれる。
  (2011.10.29 毎日新聞「はがき随筆」掲載)岩國エッセイサロンより転載