歳月人を待たず。還暦からはや7年。重ねる年にあらがい、強い決意で独自の方法を取り入れ、五体を鍛えていた矢先、突然右肩に激痛が走り、肩が上がらなくなった。診断は「けん板断裂」。腕を支えるけん板には常に負担がかかっており、加えて長年の野球で右肩を酷使し、けん板がすり減っていたのが原因で切れたとの診断結果であった。薬物や手術ではなく現在、運動療法のリハビリで治療中。体の機能が衰える「老化という魔物」に正面から立ち向かい、高齢という嫌悪に押しつぶされないタフな体と精神を養うべく一念発起で己の鍛錬は続く。
鹿児島市 鵜家育男 2012/10/4 毎日新聞鹿児島版掲載
鹿児島市 鵜家育男 2012/10/4 毎日新聞鹿児島版掲載