横浜中華街の案内所の紹介で景徳鎮本店の四川料理の昼食。
四川担々麺840円・四川激辛そば1050円・鴨肉の山椒辛子炒め1890円・カニ肉入りカボチャの包み蒸し630円。合計4410円
老夫婦と息子の3人で懸命に食べたが量と辛さに降参。日清や農心のインスタントカップ麺とは違う坦々麺。
「本場中国の味、美味しいよ」は名古屋味仙のコマーシャル。
普段は質素倹約の日本食、旅に出たら異 . . . 本文を読む
42階の巨大ホテル。29階の30号室に宿泊した。室料は一人4千円。新横浜プリンスホテルのミステリープラン。
ワンフロアに30室、円筒状に並んでいる。北は3号、東が13号、南が19号、西が28号。部屋数は1000。
北西は富士山・丹沢・榛名山・赤城山、南東はランドマークタワー・新幹線・レインボーブリッジ・東京タワー。
人間社会で忌避される数がある。漢字文化圏の日本は4と9、中国は4と7、西洋は . . . 本文を読む
夏休み最後の日曜日から2泊3日の旅をした。神奈川の親戚を訪ね、翌日は伊豆半島を観光する。
岡崎から東名高速で横浜青葉に向かい、今宵の宿・新横浜プリンスに到着が昼前。長男坊と合流、運転を交代し中区の第二兄貴、葉山の第一兄貴に挨拶。ホテルに戻る。
東名は第一東海自動車道が本名で、アジアハイウェイ一号線の名もある。
岡崎・厚木間の280kmは田舎区間だから千円、横浜青葉までの22kmは大都市近郊区 . . . 本文を読む
55歳の時、訪れた屋久島。大阪南港からフェリーの個室で室戸・足摺の沖を夜間航行し宮崎に渡り、高速バスで鹿児島港、水中翼船トッピーで種子島を経由し宮之浦に入港、町内バスで安房の林芙美子の浮雲の宿のロイヤルホテルに2泊した。
レンタル原付バイクで、屋久杉ランド・紀元杉で一日、千尋の滝の近くの流木細工作家の店・モッチョム庭園でコーヒーを飲み、屋久杉の原木を見学し、終日走った。猿が路上に居たり、鹿に遭遇 . . . 本文を読む
朝7時に長野駅前のホテル池紋をチェックアウトして、小雨降る坂道の参道を2km程歩くことにする。高層ビルが増え、空き地が目立ち、昔の面影はない。電柱がなくなり、アーケードも無いから傘を差して歩くことになる。車社会となり、ぐるりんバスがあるから、歩く物好きは少ない。 途中の刈萱山西光寺は小学生の時、兄貴に連れられ1953年に放送開始したテレビを始めてみた場所である。力道山のプロレス中継だったが、画像 . . . 本文を読む
長野駅の近くにあるホテル「信濃路」の大広間が南部中学の同期会の会場だった。50年前の生徒は極めて多く、10組で一組が50人だから500人になり、参加者は20%の100人である。物故者は少なく、90%は生存する長寿社会の縮図である。兵隊要員として産めよ増やせよと軍事国家が奨励した後遺症の団塊世代である。敗戦による食糧不足を乗り越えた、歴戦の勇士が集まった。
学校は、裾花中学と川端中学に分割併合され . . . 本文を読む
旅の緊張感が老人を身延駅前のホテルで早朝に目を覚まさせる。春旅の最終日は日蓮上人の身延山久遠寺を訪れる日である。混乱の世直しを幕府に3度進言するも受け入れられず、9年間隠棲した地である。
奈良の聖徳太子が庇護した仏教は、最澄天台宗・空海真言宗の平安時代で日本化を成し遂げた。天才空海は弘法大師個人崇拝に特化し国民に支持されるのである。当時の先進国・中国の科学技術による物的な豊かさの現世利益の追求は . . . 本文を読む
旅の興奮は老人を早起きにさせる。7時にはチェックアウトして、駅前のバス乗り場に行く。 少年時代を過した長野駅前。あの仏閣の駅舎は消滅して、鉄とコンクリートとガラスの冷たい建物になっている。周囲には高層ビルが林立している。そして煙を吐く黒の蒸気機関車は、長野新幹線のスマートでカラフルな車体に変身した。島崎藤村は古き悪しき日本を破戒したが、オリンピックは古き良き日本を破壊した。
川中島自 . . . 本文を読む
援農ボランティアの4日目、昼から天候が崩れる天気予報と、薪割り作業が終了したので、明朝から本日午後の旅立に予定を変更した。おいらが風来坊と言われる由縁・所以である。僅かな年金生活者の旅は、青春18きっぷが伝家の宝刀である。
援農先の座光寺は善光寺だけでは片まいりの元善光寺のお膝元である。推古天皇十年に信州麻績の里の住人、本多善光卿が難波の堀から一光三尊阿弥陀仏(観音菩薩・阿弥陀如来・勢至菩薩)を . . . 本文を読む
雪道をレンタカーのスタッドレスタイヤで走った、奥飛騨の湯治の夫婦旅。帰路に雪景色の日本海を夢見て訪れた。温暖化現象で雪の無い富山。次世代の路面電車は虹の七色の港(PORT)と繋ぐ路面電車(TRAM)のポートラムが行き交っている。地域に密着した安全・安心・快適で環境にやさしい公共交通システム。
滝廉太郎の荒城の月の題材になった富山城が見える。織田信長・豊臣秀吉、加賀百万石の前田利家等、戦乱の世の舞 . . . 本文を読む
風の噂に ひとり来て 湯の香恋しい 奥飛騨慕情の奥飛騨温泉郷新平湯「甚九郎」の湯治旅の翌日、日本海の雪景色を見たい女房の夢の実現の為に、富山湾を目指し飛騨市に向かう。
国道471号沿いの神岡鉱山は、亜鉛・鉛・銀鉱山で奈良時代に採掘が始まり、現在は鉱石の採掘を中止している。
鉱山跡の地下1000m、ノーベル物理学賞の小柴東大名誉教授のニュートリノ観測の実験施設のカミオカンデが有る。素粒子物理学に . . . 本文を読む
小皿に2貫の握り寿司が、チェーンコンベアで循環している。好みのネタを選択し、客は貪り食う。皿の枚数で勘定して早々に立ち去るサラリーマン。大阪の立ち喰い「元禄寿司」経営者のアイデアの回転寿司である。
部品倉庫の中にコンベアを設置して、自動車を製造する分業作業のフォード生産方式が人類に未曾有の繁栄をもたらした。神聖な食事をセルフのガソリンスタンド並みに扱う是非論は存在する。
欲望の坩堝の現代、 . . . 本文を読む
春の「青春18きっぷ」の有効期限は4月10日である。最後の休暇は9日しかないので、出掛けることにした。前日の午前中まで雨降りであったが、今日は晴れている。昨晩は会社の仲間と焼肉屋で飲み会があり、疲れが残っているが、行動を開始した。そのモチベーションは「青春18きっぷ」の残り2300円を無駄にしてはならないという使命感で、私は今時珍しい責任感の強い国宝的人間なのである。期限が無ければ自宅で無為に時間 . . . 本文を読む
その昔、信州小諸に住む老婆が 晒しておいた白布を、近所の牛が角に引っかけたまま逃げていった。老婆は悪戦苦闘して白布を取り戻そうと後を追いかけていくと、牛は長野の善光寺の境内に入ってしまった。おかげで疲労困憊の老婆は思わずお詣りしてしまった。物欲が動機で始めたことが、結果として心の存在に気が付き、変身した話である。
長野と小諸は43km弱でマラソンの42.195km近いから、マラソンは日本で始まっ . . . 本文を読む