伊予国の強欲非道な庄屋の河野衛門三郎、門前の修行僧を邪見に追い払った時、鉢が八つに割れる。
悪徳庄屋の八人の子達が次々に死んでいく不思議。
僧が空海と知り、悔い改め全財産を処分して、許しを請う旅が四国遍路順打ちの起源。
弘法さんにお会いできない日々。
老齢と成った三郎、追うのでなくお迎えしようと始めた逆打ち、阿波国焼山寺の杖杉庵で死の直前、大師が現われた。閏年だった。
善良な庄屋になる希 . . . 本文を読む
まだ暗い寒い朝、眼を覚ます。
スイッチを押すと電気が点く。
水道から薬缶に水を満たす。
瓦斯コンロでお湯を沸かす。
フャンヒーターで暖房する。
数分の作業で全て完了する。当たり前と思う傲慢。最近は有り難さに感涙する。
東日本大震災からうつ病が新興し、進行し、進攻された。
停電したら、水道管が破裂したら、化石燃料が枯渇したら、不便になるという恐怖が原因だった。
春になって元気になった . . . 本文を読む
平成3年に長崎県の島原半島中央部の雲仙普賢岳、昨年は霧島連山の新燃岳、今年は桜島が大噴火、南下している。
次は薩摩半島の南端の開聞岳が噴火するだろうか?
不可能が無いのが自然現象で人間には想定不可能。
屋久島へ水中翼船で往復した時に見た美しい山容、瞼に浮かぶ。
奄美大島の隣の喜界島と別物の喜界ケ島が屋久島の近海にある。
縄文時代に大爆発し付近の動植物が全滅した事が地質調査で解かった事から . . . 本文を読む
難波の風雲児の言葉。
世界では自らの命を落としてでも難題に立ち向かわなければならない事態が多数ある。しかし、日本では、震災直後にあれだけ「頑張ろう日本」「頑張ろう東北」「絆」と叫ばれていたのに、がれき処理になったら一斉に拒絶。全ては憲法九条が原因だと思っています。
戦争の放棄・戦力の不保持・交戦権の否認が憲法九条の骨子。
出家者の理想論・仏教の無抵抗主義なのだろうか。
檀家に守られて苦行す . . . 本文を読む
石炭・石油・LPG火力発電は燃料を外国に依存するから船で運びやすい海岸にある。原子力発電は大量の冷却水を海に頼るから海岸に立地する。
従って内陸に位置する岡崎市には火力発電所は無いだろう。
東日本大震災の被災地の瓦礫の山に恐怖を覚え、三連動地震対策として部屋を整理、家具・本・パンフレット・電気製品・玩具、大量の瓦礫が集まり、四畳半程度の空間を生み出した。
市のクリーンセンターに運び処分、そこ . . . 本文を読む
アドラーの西洋心理学を知った。人は常に理想の状態を追求していて、理想の状態は仮想であるから、それに到達できない自分について劣等感を覚える。
フロイトが主張したのは、私たちが普段決して意識することができない無意識という心がある。
ユンクは無意識には二種類有ると言う。
奈良仏教の唯識学に三人の哲学が凝縮されている。
末那識と阿頼耶識の二つの無意識、理想の仏様、欲望に振り回されて悪戦苦闘する駄目 . . . 本文を読む
放射線による人体への影響度合いを表す単位をシーベルト、放射性物質が放射線を出す能力を表す単位をベクレル。難解で解からない。
凡人にわかる喩を見つけた。
財布の中身、千円札十枚なら10ベクレル、一万円札一枚なら1ベクレル、そしてどちらも一万円の価値があると同様に、人体に対する影響度合は同じ。
魚の安全目安を500ベクレルと国は認める。
しかしシーベルトに換算したら必ずしも同じではない。
1 . . . 本文を読む
南信州の山村の果樹園に泊り掛けで農作業を手伝うワーホリは三泊四日。
80歳を超えるお婆ちゃんのご指導を受ける。
前期高齢者の初年兵よりも格段元気である。
長野県は長寿県、高齢になっても働く人が多く、山坂が多くて足腰が鍛えられる、野菜を食べる量が全国一だからと説明する。
山国で勤勉、質素倹約、粗食少量の真面目な県民気質が幸いしている。
東日本大震災の被災地の職人の言葉がある。
働くってい . . . 本文を読む
去年の今日を鮮明に思い出す。
親父・お袋の墓参りを兼ねて、横浜の次兄家族が突然来訪された。
午前中に墓参を済ませ、昼食を蒲郡竹島のやをよしでうどんを食べ、近くの蒲郡プリンスホテルの二階の喫茶室で800円の珈琲を飲んで談笑していた時だった。
長周期の揺れをお嬢さんが察知し、巨大地震の発生を的中させた。東日本大震災のスタートの瞬間。
音羽蒲郡まで道案内をしてお別れした。
帰宅して報道に接し、 . . . 本文を読む
雪がとけて川になって 流れて行きます つくしの子が恥ずかしげに 顔を出します もうすぐ春ですねえ 春一番が吹いただろうか?
冬の三寒四温、春の四日周期そして春一番、大陸から黄砂が飛んでくると春本番、農作業が始まる。
昔は観天望気、自然のサイクルに合わせて農作業をした。
農業の進化はハウス栽培に移行、季節感が薄められ、今は世界から航空機で運び、季節が消滅した。
四季に感謝の念が湧き、自然現象 . . . 本文を読む
高齢者が通う恒例の夜座、和尚から座禅が様に成ったと誉められた。
自分でも苦痛を通り越した快感を体感していたから喜びの極み。
痛快な体育会系の若者が始めて参禅した。
茶話会の雑談、和尚から甥ですと老いたオイラに紹介された。
箱根駅伝で一年生の時、一区で最高記録をたたき出した人物。
慢心から二年、三年はブレーキになったと告白する。
四年の時、辞退を申し出ようと思ったけれども、友人・知人・先 . . . 本文を読む
昨年十二月、フェラーリ8台、ランボルギーニカウンタック1台、ベンツ2台などの高級スポーツカーが次々に衝突する多重事故が起きた山口県下関市の中国自動車道。
今度は福岡県の一般道で制限速度を84キロ超える最高速度違反の疑いでフェラーリ自慢の医師が検挙される。
巨大地震の後の昨年四月に車内で撮影した動画をユーチューブで公開し自慢した事が証拠、間接的に自首した形になった。
フェラーリはイタリヤ製の高 . . . 本文を読む
行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし。
祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり 沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらわす
英語ならスクラップ&ビルトが該当するのだろうか?
自宅の前のステーキハウスや古本屋が取り壊され、コンビニが建設されている。
経済不況の時、建設資金の出所に関心が向かうのは貧乏人の妬みだろう。
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ムセンマイ、ご存知だろうか?
島国の農耕民族で外敵がいない日本人は眼で見る漢字表記すると即時に理解する。漢字には写真と同様に多くの情報が含まれている。
狩猟民族なら眼は外敵の襲撃の発見で多忙だから情報伝達は耳の専管事項。
無銭米と書けば無料の米、今回は無洗米の事。
精米の時に除去する糠、水溶性で粘着力の強い糠が残ってしまうので取り除く作業が水で米を研ぐ作業。
粘着テープで埃を剥ぎ取る掃除 . . . 本文を読む
立派な服装、痩せている訳でもなく、高級車に乗って、携帯電話で頻繁に電話をする。そんな人間がしばしば口にする言葉。
食べるだけで精一杯
悲壮感が漂い、怒りが表情に現われる。
広い世界を見渡すと飢餓に喘ぐ人々が大勢いる。
相対比較すると
食べれるだけで幸せ
権力者の言葉なら士農工商の封建社会に逆戻りする。
自分で気が付くと不平不満が消えて感謝の気持ちになる。
戦後教育の相対比較の優等生 . . . 本文を読む