指圧技の新たな鍛錬を始めた。本当の技は神経力によるものでなければ、と思う。
手技療法術の技は技の普遍性としては武技と同じ構造を持つものであり、かつ自身の目指す手技療法術の技は武技を手技療法術の技へと転化したものでなければならない、との思いがある。
それだけに、南郷先生がその著作で説いてくださっている鍛錬法は必ずといっていいほどに自身で実践し、手技療法術の技の鍛錬法へと為すべく取り組んで来ている . . . 本文を読む
三分間指圧について考えた。要は、意思の問題である、と思える。
昨日は三分間指圧が出来た!と思えたのであるが、一方で、本当にそうなのか?自分だけでそう思っているだけのことでは無いのか?等の思いもあったので、そもそも三分間指圧とは何か、如何にあるべきか、と改めて考えた。
そのように考えて思い浮かんだのが、南郷先生が説いてくださっている「一撃必倒の論理」である。原文を参照していないので正確ではないが . . . 本文を読む
三分間指圧が可能となった。人間にとっての(自身にとっての?)怒りの力を、その必要性を痛感する。
長いあいだイメージとしてはそれなりに固まっていて、このところ自身の現時点の実力でそれなりに可能な筈であるとの思いがあった「三分間指圧」が本日、可能となった。詳細はいずれ説く機会もあろうと思うが、端的には職場でカチンと来ることがあっての、「三分間指圧」であった。
人間の限界というものは自身でつくってし . . . 本文を読む
ロッカーファンクションの問題による膝関節の変形、痛みについて学んだ。説いていただいていることのイメージが描けない、分からない、となってしまっている。
昨夜のT先生の実技授業、「膝部痛 歩行周期が下肢に与える影響」と題して、歩行時には「ロッカーファンクション」という微振動とでもいう動きを下肢が行なっており、その動きを支えているのは前脛骨筋、大腿四頭筋、中臀筋、大腿筋膜張筋であり、それらの機能低下に . . . 本文を読む
手根・足根針を試した。まさに鍼術における護身術と思える。
昨日の『鍼灸特殊治療法』で紹介されていた「手根・足根針」を、坐骨神経痛と夜間頻尿に対して試した。『鍼灸特殊治療法』に記載されている「刺鍼部位と治療部位の図」と「主治の一覧表」を参考にして、経穴で言えば、太陽膀胱経・跗陽と少陰腎経・復溜へ中国針(22番寸6)で横刺1寸5分、30分の置鍼を行なった。
結果、患者の自己申告であるが、1回の施術 . . . 本文を読む
「Screw home movement と膝部痛」についてご講義いただいた。自身の弁証法性の無さ痛感された。
昨夜のT先生の鍼灸実技、「膝部痛 Screw home movement 」とのテーマで、先ず、膝関節の運動形態を説いていただいた。膝関節は、屈伸時には「滑り転がり運動」(大腿骨が脛骨の関節面上でタイヤがスリップするが如くの運動をしている……この説明では理解いただけないと思うが、詳細に . . . 本文を読む
S先生の脈診に、先生のスケールの大きさを見る思いし、驚かされた。
昨夜のS先生の鍼灸実技、東洋医学的観点からの「下痢」(特に腎陽虚による)に対する施術であったが、実際にパートナー同士での実技が始まると、ある生徒から、「脈診での脈が分からないので、診てもらいたい。」との質問?があった。
自身からすれば、S先生から年度の始めに「脈診」というものが如何に当てにならないか、それゆえS先生が「脈診」に頼 . . . 本文を読む
「三分間指圧」を現実化すべく取り組んでいる。対象の構造に分け入る実力の不足痛感する。
このところ短時間での施術の必要性、それが可能で無ければ足元をすくわれかねないという意味での必要性、痛感することが何度かあって、何度目かの「三分間指圧」を現実化すべくの取り組み行なっている。
自身にとって「三分間指圧」は達人の闘い、施術の現実態である(もともとは「浪越指圧」で有名な浪越徳次郎氏の「三分間指圧」で . . . 本文を読む
昨日の施術で、胃腸の働きに対しての下合穴の効果、実感することが出来た。実際の施術とともにの鍼灸理論の学びの必要性痛感する。
昨日、腰椎5番ヘルニアがあり腰痛のある患者に対しての施術おこなう中で、「筋・筋膜螺旋線」を使って腰の筋の緊張を取ろうとして前脛骨筋に対しての指圧行なっていると、「先生、そこはお腹のツボですか?」と問われた。それに対して、「ここ(前脛骨筋)は下合穴という胃腸に関連するツボが並 . . . 本文を読む
「筋・筋膜螺旋線」を使っての施術事例での自身のこれまでの諸々の事実、自身のアタマの働かせ方を思い返してみると、「彼らはいつも、自分の手にしている事件に対してあまり深謀すぎたり浅慮すぎたりしてしくじるんだ。」という(『盗まれた手紙』に登場する)探偵?デュパンの言葉が想起される。
本日の腰痛患者に対する「筋・筋膜螺旋線」を使っての施術、三カ月近くもそれなりに時間をかけてあれこれ工夫して、アタマを働か . . . 本文を読む
筋・筋膜螺旋線への施術行なった。その効果に驚かされた。
昨夜のT先生の実技授業、筋・筋膜螺旋線の流れを意識しての腰痛治療というテーマで螺旋線を構成している筋(菱形筋、前鋸筋、外腹斜筋、内腹斜筋、長径靭帯、前脛骨筋、長腓骨筋、短腓骨金等々)について説かれて、実際にそれらの筋に触って、その後に実技パートナー同士で(上体の左右の回旋を行なって、回旋し難い方の螺旋線を辿っていって)問題となる筋を探して、 . . . 本文を読む
肩甲胸郭関節機能不全の患者に対する施術おこない、そのことに関わってT先生に施術の示唆いただいた。対象の構造に分け入る実力の不足痛感される。
昨日、右肩甲胸郭関節機能不全と捉えての施術おこなっているNさんの施術おこなった。初回の施術で、上肢の挙上が100度程度しか出来なかったものが160〜170度にまで挙上出来るようになり、このまま一気に治ってしまうのか、と楽観していたNさんなのであるが、残りの1 . . . 本文を読む
T先生に股関節マイクロ牽引法を教えていただいた。自身の手技の不味さ猛反省される。
昨夜のT先生の実技授業。筋膜の全身の繋がり=スパイラルラインを使っての腰痛治療がテーマであった。鍼の実技として、浮趾=踵重心による腰部前屈時の腰痛に対しての、長母趾伸筋の筋腱移行部の筋膜への刺鍼による浮趾の解消=重心の前方への移動、そのことで腰部前屈時の脚後面の緊張を解消することによる腰部前屈時の腰痛の解消=治療。 . . . 本文を読む
T先生に「肩甲上腕関節へのアプローチ」として指導いただいたこと自身の施術で実践し、全体を見るだけでは無しに、あわせて、診断の語源である古代ギリシャ語のδιάγνωσις(=分けて識ること)の必要性痛感された。
Τ先生にご指導いただいたことは端的には、「(患者の訴える、運動制限、痛み等の)異常のある部分は、その部分の異常である場合もあれば、それ以外の部分の異常が引き起こしている異常という場合もある . . . 本文を読む