東洋医学の実践的理論研究~人間が病むということの過程的構造からの東洋医学的治療論の研究~

人間が病むということの過程的像から、鍼灸等の問題を説いてみたいと思います。よろしくお願いいたします。

指圧技の発展とは(増補)〜骨力から神経力へ〜

2017-08-27 05:46:03 | 鍼灸術・手技療法術
指圧技の新たな鍛錬を始めた。本当の技は神経力によるものでなければ、と思う。

手技療法術の技は技の普遍性としては武技と同じ構造を持つものであり、かつ自身の目指す手技療法術の技は武技を手技療法術の技へと転化したものでなければならない、との思いがある。

それだけに、南郷先生がその著作で説いてくださっている鍛錬法は必ずといっていいほどに自身で実践し、手技療法術の技の鍛錬法へと為すべく取り組んで来ている、つもりである。

その一つとして、この数年、手・上肢を中心とした全身の骨力の鍛錬を行なっていたのだが、それだけでは不足である、具体的には、なかなかに解れない固いコリであるにも関わらず強烈に押すと痛がるというコリのある患者への対応が必要とされた、されることから、1秒で押すものを、押せるものを10秒くらいかけて押すということ、を行なっている。また、このような指圧技を可能とするような鍛錬も行い始めた。(これらは、逆から言えば、南郷先生が説いてくださっているスローモーション的な修練の手技療法版、とのイメージである)

詳細は改めて説くつもりであるが、これは、すなわち神経力での指圧、技であると思える。また、この神経力による指圧を極めていくことが、自身が他と差をつける道であると、思える。

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