これまで鍼管法は杉山和一の発明によるものとされていたが、新版東洋医学概論の教科書では、入江流ですでに鍼管の使用があったと鍼管の杉山和一発明が否定されている。
しかしながら、鍼管の発明が杉山和一であろうが入江流の何某であろうが、大した問題では無く、江戸期には中国式の太い鍼による撚鍼法では無く、もっと細い鍼による痛みの無い施術が求められる様になっていった結果としての鍼管と管鍼術の発明という時代性を見 . . . 本文を読む
昨日の鍼術実技試験で、久々に非日常の緊張状態を味わい昔々の武道・武術修業(行)の日々を思い出した。
武道・武術の学びは、鍼灸術の学びと同似性がある。と思えた。
昔々、武道・武術の試合に臨むにあたり、一か月ほど前から試合に向けて認識と実体を整え、それでも試合数日前ともなれば「あれも出来ていない!これも出来ていない!」「果たしてまともに闘えるだろうか?」等々の思いが渦巻いて、深夜や早朝に目覚めるこ . . . 本文を読む
鍼術の実技試験終了。努力することの大事性痛感した。
実技試験の内容は、片手挿管1分と直刺旋撚2cm、横刺1.5cmであった。
鍼灸術の初試合、初陣との思いがあったからか、非常なる緊張があった。齢を重ねて感性の瑞々しさも無くなり、厚かましくなっているとの思いしていたのだが、、、。
そんな非常なる緊張の中での実技試験だったのだが、面白いことに中々に上手く出来ず、苦労して苦労して最後まで練習を重ね . . . 本文を読む
知人に誘われて鍼灸の勉強会に参加した。自身の鍼灸、東洋医学に関わる思いが誤りではないと確信出来た。
本日、素問ー古代鍼法の勉強会に参加した。知人の話では、鍼灸、東洋医学の世界でトップクラスの先生による講義ということであった。
内容は、それなりに興味深いものであった。特に古代九鍼を単に道具の問題では無く手技と一体のものとして捉えるべきだと説かれたのは、自身の思いに重なるものであった。
それ以上 . . . 本文を読む
「鍼灸で痛みが止まるのは何故かを患者に説明せよ。」との問題が、はりきゅう理論の前期末試験に出題された。
随分と無茶な出題を!?との思いまずした。そもそも授業ではそんなことは教えてい無いし、鍼灸の世界でも未だ解かれてい無い問題の筈なのにである。
そこで説かれるのは、せいぜい痛みと鍼灸に関わる事実的な説明でしか無く、決して痛みとは何か?鍼灸とは何か?ではないのだから。
では、お前の解答はどうなの . . . 本文を読む
試験課題に五行色対表があるので覚える為に眺めていると、一言で五行とは言うものの、その論理は同じではないと思える。
例えば、春夏土用秋冬、生長化収蔵は事物の起承転結、生成発展成熟衰退消滅の五つであるが、爪面色唇毛髪、目舌口鼻耳、筋血脈肌肉皮骨は五つの順に意味がない。肝心脾肺腎との関わりで初めて意味がある五つである。
これはおそらく、五行にも歴史性があって、世界を五つの性質に分けた段階、五つに分け . . . 本文を読む
「精の病理と症状」
精の病証の本質は精虚。(先天不足。生殖の失調。滋養不足。髄海不足。気血の化生不足。)
「血の病理と症状」
血虚(眩暈、顔面蒼白。動悸、不眠、健忘。しびれ、痙攣。目のかすみ、視力減退、爪の変形。経色淡白。)
血瘀(固定痛。腫脹。紫舌。シミ、色素沈着。月経痛。)
血熱(発熱。出血。潮熱、五心煩熱、盗汗、口渇。心煩、不眠、精神不安。)
「津液の病理と症状」
津液の不足(口や . . . 本文を読む
来週には、鍼灸術の実技試験がある。
すでに合格ラインが示されているので、自身にとっては容易いもの困難なものあるが、後はギリギリまで合格ラインをクリアすべく努力するだけのことなのだが。
試験の中身が現実の鍼灸術と掛け離れて行ったり、鍼灸術につながって行かないでは不味いけれども、試験があることで、そこをクリアすべく練習を繰り返して行くことで、試験に関わる手技がしっかりと量質転化するとの実感がある。 . . . 本文を読む
八分灸行うと指先が軽く焦げる。
八分灸とは、米粒大の艾柱が半分くらい燃えたところで、親指と人さし指指の指先で、挟むように覆って軽い酸欠状態を作り出して燃える速度をゆっくりとなる様に調節し、最終的に八分程度燃えたところで消してしまうという技。(燃える速度の調節は、どうも酸欠のよるのとは違うと思うのですが、その件は改めて)
「八分で消した艾柱。」
それゆえ、消えないように、燃え過ぎないようにと燃 . . . 本文を読む
前期末試験の課題として、陰陽、五行の表を覚えることがある。
陰陽表、五行色対表を見ると、多くの陰陽五行が挙げられている。
授業では、これらの表をしっかりと覚えることが陰陽五行の学びであると教えられる。
初歩の学びとしては、それで良いとは思うのだが、肝心なこと忘れてるのではと思える。
端的には、陰陽五行の表を前提として、先ずは、あらゆるものを陰陽に分けること、あらゆるものを五行の「生長化収蔵 . . . 本文を読む
豆乳ヨーグルトの美味しい作りかたを紹介。
種になる豆乳ヨーグルト大さじ2~3杯を豆乳300~500ccに入れて、一晩、約12時間くらいで豆乳ヨーグルトが出来る。
ただ、温度管理が結構難しい。温度が高過ぎると過発酵して、豆腐状になって泡立つ。(食べられなく無いが、あまり美味しくない。)温度が低過ぎると固まらない。(寒くなってヨーグルティア等使って温度管理した方が上手く行きそう。)
何度か試行錯 . . . 本文を読む
臨床心理学の試験課題、改めて考えると「相手の認識を変えるには。」と捉えることが出来た。
以下、ネタバレと言えなくもないので、読まれる方はご注意を!
「12人の優しい日本人」に登場する人物から、自身の苦手とする人物を選び如何に説得するかを述べよ。という課題。
自身の選んだのは、「理由はない。よく分からない。けれども無罪。フィーリング!」と理由が言えないにもかかわらずあくまで無罪を主張する二人。 . . . 本文を読む
はりきゅう理論の授業では、米粒大の艾柱で3~5荘の透熱灸で発赤程度の火傷と教わる。「そんな無茶な!?」というのが、当初の正直な思い。
それが、艾柱を作る練習を重ねると、もしかしたら極限まで柔らかくひねる事が出来る様になって行けば可能となるかもしれない。きっと可能となる筈と思い直して艾柱を柔らかくひねる練習重ねていた。
昨日、八分灸を皮膚上と練習板上とで行い気づいたことは、灸に対して皮膚からの浸 . . . 本文を読む
待望の「哲学・論理学研究 第1巻―学的論文確立の過程的構造 (現代社白鳳選書)」出版されました。
現代社HPの目次を見るだけでも、心躍ります。
第2編には、学城に連載されている「古代ギリシャ哲学、その学び方への招待」が収録されています。
「古代ギリシャ哲学、その学び方への招待」は、古代中国の思想である「陰陽五行説」の理解の為には必読の論文であると思えます。
それゆえ、鍼灸・東洋医学に関わる . . . 本文を読む