当日、観に行ってましたが、やっぱ強い(笑)。
正直ね、「今回はさすがの尚弥も、苦戦するかも」とは思ってたんですよ。
あるいは、「最初のドネア戦くらい?」って気持ちもありました。
やっぱ、フルトンのほうがガタイがいいんでね。尚弥はスーパーバンタムに階級を上げたばかりで、フルトンと比べれば、ちょっと小柄でしたからね。
まあ、尚弥も試合直前までにはビルドアップして、遜色ない体つきになってたかもしれませんが、初戦が「無敗の二団体チャンピオン」ですから(尚弥も無敗ですが)。
それが終始、優位に進めて、最後はあのTKO劇ですからね。大橋会長が、「尚弥はスーパーバンタムが適正」なんていってましたが、何となくわかった気がします。
それにしても、フルトンがあそこまでディフェンシブに戦うとは思いませんでしたね。
試合前、スクリーンに映し出された映像の中で、
尚弥が「逃げるフルトン、追う井上尚弥、といった構図になる」みたいなことをいってましたが、まさにそのとおりになりましたね。
ただ、フルトンとしては逃げ回ってたわけじゃないよ。この人はやっぱ、強いです(二団体のチャンピオンだから、当たり前ですが)。ディフェンス、とくにかわすのがべらぼうに上手い。優位に進めてたとはいえ、さすがの尚弥も当初は追いきれないトコがあったと思う。
それでもね、結果はご承知のとおりです。
正直ね、「判定までいくかも」と思ってたんですよ。その場合、尚弥は今回、チャレンジャーの立場ですから、「一度はダウンを奪わなきゃ、不利かもな」とも思ってたんですが・・・その一度のダウンを奪った直後にTKOでしたね。
8R、ボディへのジャブ気味のパンチ(ってか、ジャブ?)の直後、フルトンの顔面へストレートが炸裂。これで勝負あったね。
その直後、尚弥のラッシュでフルトンが崩れかけたトコで、レフェリーが止めてね。
尚弥、スーパーバンタム転向初戦で、同階級の二団体(WBC、WBO)王者に。
ホント、強いわ。そうとしか言いようがない。
今回の会場である有明アリーナには、スーパーバンタムの残る二団体(WBA、IBF)王者のマーロン・タパレスもいてね。試合後の尚弥へのインタビュー時に彼もリングに上がってね、尚弥との四団体統一戦に同意するようなことをいってくれてね。
年内にできるかはわかりませんが、楽しみですね。
当日のセミファイナルで、ロベイシ・ラミレスvs清水聡もありましてね。
この清水さん、似たような体型だと思ってる自分としては、そのボクシングスタイルを参考にしているトコもあったんですよ。
ですんで、応援してたんですが・・・ラミレスはつえぇわ。
なんか、引退を示唆してんだってね、清水選手。もうちょっと見たい気はするんですが・・・まあ、本人が決めることですからね。
ともかく、清水選手、お疲れ様でした。ラミレス戦に対してね。