マッシュムラムラ(仮) ――クラ鈴が斬る!――

SINCE:2002.2.24
氷室京介、あぶない刑事、マンガ etc

ドラマ・レビュー(2021年10月期)

2021-11-23 20:08:54 | ドラマ
毎シーズンはやらんぞ(笑)。

アバランチ
綾野剛主演の、いわば「現代版仕事人」ですかね。
久しぶりに、ハードボイルドなドラマです。まあ、綾野剛がタバコを吸うシーンについては、煙を肺に入れてるかどうかは、わかりませんが(笑)。
彼のアクションと、飄々としたキャラは見所があると思います。また、ここんとこ、朗らかなキャラが多く、バラエティでも明るい姿を見せる木村佳乃が、シリアスなキャラを演じているのも、同様。
先週と今週、「バイプレーヤーズ」でジャスミンを演じる北香那が、ゲストで出てましたね。
ってか、彼女が「おまえらー」って呼んでる面子(遠藤憲一、松重豊、光石研、田口トモロヲ)が揃えば、取引先の嫌な奴はもちろん、物語の黒幕である渡部篤郎をも、簡単に・・・(笑)。

SUPER RICH
全く期待してなかったせいか、第一話のおもしろさに衝撃が。
「どうせ江口のり子が、女から見てカッコいいキャラを演じる、良くも悪くも女向けな作品かな」思ってたけど、全然そんなことはなかった。
セレブとは思えんほど、言動も性格も「大阪のおばちゃん」なヒロインが、転落しながらも、したたかで逞しく上り詰めていくであろう展開が楽しみですね。
ただ、





衛さん(江口のり子)、モテすぎ(笑)。



しかも、イケメンふたりに・・・って、優くんのほうを好きになってましたね、彼女。
志田未来が、いい味出してますね。ってか、彼女演じるリリカも、優くんのことが気になっているようにも思えるんだが、このふたりのカップリングのほうがお似合いな気も・・・(草食系だけど、頑張り屋さんで、でも空回りすることもある優くんと、ズケズケと物をいうタイプのリリカさん、って感じで/笑)。

恋です! ~ヤンキー君と白杖ガール~
「ハコヅメのあと」というハードルを(現時点では)軽々とクリアした、純愛(?)コメディ。
まあ、ヤンキーとされる黒川が、最初からいい奴すぎるのはご愛敬(笑)。ってか、ヒロイン・ユキコ(杉咲花)の父親で、ちょっと抜けてるお父さん役の岸谷五朗の武勇伝を知ってる身としては・・・
杉咲花は、若いのにいい女優さんだね。
その姉役の奈緒が、珍しく普通の女性を演じているな、思ってたら・・・やはり普通の役ではなかった(笑)。でも、イズミさんは結構、好きなキャラです。
まあ、妹のユキコが弱視ゆえに、そして相手の黒川がヤンキーゆえに、ふたりの交際に猛反対してたんですが・・・結局は黒川のことを認めましたよね。
ってか、イズミさんも、黒川と並ぶヤンキーである獅子王に惚れたからね(笑)。ただ、当の獅子王は・・・(笑)。

最愛
吉高由里子が、まだ高校生役を演じられるのが凄い。
田中みな実、佐久間由衣という、女子力の塊みたいな人たちが、このドラマでは女らしさ、色気を排除してるのも、興味深いですね。
田中みな実は「スクープ命」なジャーナリスト、佐久間由衣は女刑事なんでね。ただ、佐久間さんのほうはまだ、女らしさもある役ですかね。
彼女演じるクワコ(桑田)は、大ちゃんに気があるのかな? 彼とリオさんが昔馴染みであることに不快感を見せている気もする。ってか、ふたりが相思相愛だったことにも気づいてるのかな?
そして、クワコといえば、ハンドクリーム。何らかの伏線なのかな? (あるいは、ミスリードを誘っているのか?)

婚姻届に判を捺しただけですが
主演は清野菜名なんですが・・・





なにより、倉科カナがめちゃめちゃかわいい(笑)。



いや、倉科さん演じる美晴はサブヒロインなのよ。清野さん演じる秋葉の相手役・柊(坂口健太郎)の兄嫁にして、彼にとっては想い人なんですが。
まず、倉科カナ自身が文句なく美人なうえ(いや、清野さんもかわいいけどさ)、美晴というキャラがね、朗らかで庶民的で、かわいい女性、かわいいお嫁さんなんで、尚更ね。
ただ、美晴については、離婚騒動については身勝手な気もしましたが(笑)。
ともかく、倉科カナの魅力にやられたわ。速攻で、インスタのフォローしたもん(笑)。
この人主演の作品も見てみたいな。まずはコメディで、いずれはサスペンスなんかも、おもしろいかもね。


ほかは、ラジエーションハウス、日本沈没、真犯人フラグなんかを。ラジエーションハウスの視聴は、停滞気味かな。
全体的に、メインヒロインよりサブヒロインやゲストヒロインが魅力的にも思えますね。まあ、主人公やメインヒロインは、なにかと制約が大きいからね。
ただ、アバランチの羽生のようなキャラ設定の主人公は、やはり強いですよね。飄々とした性格の主人公は、作品を自分色に染めてしまうので。男キャラでは羽生が一番、好きかな。今季のドラマでは。
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ルパン三世PART6 ――あばよ、小林次元――

2021-11-06 20:40:14 | アニメ
ルパン三世といえば、私が生まれる前からやってます(アニメも)。で、1stシリーズも2ndシリーズも、昔は何度も再放送していました。
ですんで、初めて見たころは私も幼く、それもあって、最初は五右衛門が好きでした(笑)。まあ、昭和のころに「男の子」だった男子は、なんだかんだで、チャンバラが好きなもんです。
ただね、小学校高学年ごろにもなると、ちょっと背伸びしたいというか、大人っぽいものに憧れる、というか・・・いつの間にか、次元大介にシフトしていましたね。
いや、ルパンも不二子ちゃんも銭形のとっつぁんも、好きですよ(笑)。
ってか、次元もそこまで大人ではないというか・・・(笑)。
ともかく、次元のエピソードで印象に残っているのは、彼と旧ソ連のバレリーナ・モニカによる、ソ連領内からの逃避行ね。調べたら、「国境は別れの顔」ってタイトルのようです。
まあ、西側への亡命を希望するバレリーナと、わけあってソ連領内から脱出しようとする次元が、一緒になって国境を突破しようとするんですが・・・
西側、最終的にはアメリカへ逃亡する理由を問う次元に対し、モニカが答えるんですが、その際のやりとりがね――





モニカ「アメリカには自由があるわ」


次元「だが、差別もある」




なんて、感じでね。台詞はうろ覚えですが、印象に残りましたね。まあ、当時は冷戦真っ只中で、子供ながらにそういう空気は感じ取ってましたからね。
これは政治的なことや思想的なこと云々ではなく、なんつーか、「大人のやりとり」として、カッコよく感じましたね。
後になって考えてみると、次元はアメリカ生活も長いんで、アメリカの「光」の部分はもちろん、「闇」の部分もよくわかってるんだろうね。一方のモニカは、ただ憧れで物を言ってるんだろうけど。
もうひとつ、挙げるなら、次元が帽子を奪われるエピソード。調べたら、「次元と帽子と銃と」というタイトルのようです。
次元の帽子って、必ずしもファッションではなく、それで照準を合わせている、といったものでもあるんですが、その帽子が奪われてピンチになる、という――まあ、これも語りたいところですが、長くなっちゃうんで(笑)。

で、最近、最新作のPART6が始まりましたね。
このPART6で、次元の声が小林清志から大塚明夫に替わりましたが、第一話(EPISODE0)に限っては、小林さんが声を当ててました。
この、小林次元としては最後のエピソード、個人的にはよかったです。
まず、



次元と不二子ちゃんのツーショットって、何気に珍しいですよね。



次元「おまえがいい女であることは、わかっているが・・・オレの性に合わないんだよ」

不二子「あなたにそんなこと言われるなんて・・・それこそ、天地がひっくり返りそう」


事前に、不二子が次元に「ふたりで組まない?」みたいなこといって、次元が「おまえがオレにそんなこと言うなんて、天地がひっくり返りそうだな」と返したこともあってね。
ストーリーとしては、冒頭でルパン、次元、五右衛門が逃げる際、地元の警察がトリモチみたいなものを使って、彼らを捕えてね。まあ、三人は脱走するんですが・・・
AI搭載のドローンや、トリモチの強化版みたいなアイテムが使用され、警察官の拳銃も玩具のような代物・・・次元は時代の移り変わりに辟易してね。
結局は、「だったら、そのつまんねぇ時代を笑い飛ばしてやるよ!」といった感じで、我を取り戻す次元なんですが、途中、とっつぁんに出し抜かれ、自分を含む一味のアジトに突入されてね。
この際、ほかの三人を逃がし、自分が殿(しんがり)を務める次元。
まあ、いつもの調子でマグナムをぶっぱなしつつも、冒頭で自分たちに使われたトリモチを警察官の足元にお見舞いします。本来なら、ルパンがやりそうな戦術ですが(笑)。
このときね、次元としては爆弾も仕掛けていたんですよ。普通に考えれば、その警官は逃げられないところですが、あえて「とっつぁんと別の警官が力尽くで引っ張れば、足が抜ける程度の粘着力にしておいた」のかと思われます。
まあ、憶測かもしれませんが、次元としては、





「拳銃の腕比べで死人が出るのはやむを得ないが、それ以外のところで、それも名もなき警官の命を奪うのもどうか」



といった心情だったんじゃないかな? こういうトコに、





次元の「粋」というものを感じてしまいます、勝手に(笑)。



そんなわけで、小林次元のラスト・エピソード、私としては楽しめました。
あ、個人的には、(第二話以降の)大塚次元にも、あまり違和感はないかな(笑)。



そういえば、近年の不二子ちゃん――声が沢城みゆきになってからの不二子ちゃんは、なんかかわいい印象ですよね。
まあ、オレがそれだけ年取った、ということでしょうが(笑)。
ただね、オレらがガキのころに見てた不二子ちゃんは、「エロくて奇麗で、ちょっとムカつくけど、やっぱりカッコいいお姉さん」って感じだった気がするんですよ。対して、近年の不二子ちゃんは、「大人かわいい」「かわいいお姉さん」って感じになってるというか。
「エヴァのミサトさんをいま風にして、ちょっとだけ、ずる賢い要素を加えた」とでもいえるのかな?
エロさもあるけど、そこはちょっと抑え目で、「明るくノリのいい、おしゃれで美人なお姉さん」って印象がありますかね。
まあ、それが「いまの不二子ちゃん像」なのかもしれませんね。「いまの視聴者が望む不二子ちゃん」というか。
それこそ、EPISODE0の次元じゃねぇけど、時代ってやつなんだろうね(笑)。
コメント (2)
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