江川卓のたかされ
プロ野球、元巨人軍の江川卓が、YouTube番組を開設してね。
ちょくちょく見てます(笑)。
まあ、江川がひとりで、野球に関することや自身の現役時代の思い出を語る場合もあるんですが、ゲストとトークする場合もあってね。
最初のゲストは松坂大輔。
新旧怪物談義でしたね(笑)。
松坂がメジャーにいたころ(レッドソックスでしたかね)、チームメイトだった岡島秀樹が、ホテルに泊まる際(メジャーの選手は皆、偽名を使うらしい)、
「ジュリア・ロバーツとサインしてた」
なんて、松坂が言ってましたね(笑)。それを聞いた江川が、「(ジュリア・ロバーツって)女の人でしょ?」なんて。
まあ、松坂との野球談議もおもしろかったですが、私ら世代としてはね、
江川と掛布雅之のトークですよね、やっぱ。
これはとくにおもしろかったですね。
で、
何気に江川による掛布の物真似が、ちょっと似てたというのが(笑)。
その前の回かなんかに、江川が「彼が来ますよ」といった感じで、披露してくれたんですけどね。
まあ、このふたりは同い年で、昔から仲良かったんでね(さすがに、本人の前では物真似やらなかったけど/笑)。
彼らによる野球談議、技術論、やっぱり見応えがありましたね。
大谷翔平の話なんかもあって、江川曰く「9勝だったから46本打てた」「来年、15勝を狙うなら、ホームラン数は減るかもしれない」(要約)みたいなことをね。掛布も同意してたかな。
まあ、15狙うなら、よりピッチャーとしての比重を上げなきゃならんからね。
ただね、やはりふたりの思い出話と、江川の過去。この辺がおもしろかったな。
初めてまともに喋ったのが、江川が2年目のオールスターかな。ベンチの中で、
江川「なあ、掛布。やっぱりプロって凄いよな。オレの球に当てるんだから」
と。まあ、これを聞いた掛布は「なんだ、こいつ?」思ったなんて、笑いながら言ってましたが。
で、江川個人の過去話。
この辺は、
逆に掛布がホストであるかのように、江川から話を聞き出してました(笑)。
簡単に紹介すれば、
・江川は高校卒業後、六大学野球の早慶戦で投げたかった。このため、ドラフトの交渉権獲得がたとえ巨人であったとしても(実際は阪急だった)、この時点では断っていた。
・結局は、同じ六大学でも法政大学に。
・大学卒業後は、社会人野球で投げたかった。
・クラウンライターのドラフト指名を蹴って、アメリカ留学した際、ドジャースから誘いはあった。
といった感じでね。まあ、江川のことだから、どこまでホントでどこまでリップサービスか、わかりませんが(笑)。
あとはまあ、「掛布に対する敬遠指示に不満を露わにした江川」ね。
当時の藤田元司監督が江川に敬遠を命じたんですが、江川は敬遠が嫌い(というか、ボール球を投げるのが嫌い)、「客は、自分と掛布の勝負を見に来ているんだ」という意識からね、承知も拒否も表明せずに、ね。
で、掛布としては「敬遠の球が滅法、速かった」と。
また、同じ阪神のバースと、やはり江川のエピソードも。
じつは、江川はバースをカモにしてたんですよ。掛布が「ランディは、インハイの真っ直ぐが打てなかったんだよな」言ってたんですが、それはもちろん、江川も現役のころから把握してて。
ただ、バースの連続ホームラン記録がかかった試合では、バースがバッターボックス内で、少し後ろに下がってね。
それでも江川は同じコースを突いたんですが、「バースから見れば、後ろに下がった分、インコースではなく『真ん中高め』になった」「あくまでインハイを突けば、バースが後ろに下がっている分、ボール球になる」「それが嫌だから、いつものコースを突いたら、見事にホームランになった」と。
で、こんとき、それまでの記録ホルダーであった王(貞治)監督はなにも言わなかったけど、コーチが「勝負を避けてくれないか」と、江川に言ってたんだったね。もちろん、江川としては「嫌だ」と、はっきり断ったようですが(笑)。
まあ、掛布との対談はおもしろかったんで、またゲストで来てほしいですね。
で、このあと(これを書いている時点)、江川による90年代三本柱・槇原、斎藤、桑田の印象と、ゲストに田尾安志を招いてのトークなんかも控えてます。
また、いずれは西本聖も来るでしょうから、彼と江川の対談も楽しみです。
最後に――これは江川自身が言ってたんですが、よく「江川は高校のころが一番、速かった」なんて言われるけど、「プロ、大学、高校で、最も周りのレベルが低いのは当然、高校」「周囲のレベルから、群を抜いたプレイヤーの活躍も(高校時代が)より印象的になる」「高校時代が最も凄いと思われるのは、そういった理由では」なんてね。
まあ、これは一理ありますよね。江川のことなんで、どこまで本音かは、わかりませんが(笑)。
プロ野球、元巨人軍の江川卓が、YouTube番組を開設してね。
ちょくちょく見てます(笑)。
まあ、江川がひとりで、野球に関することや自身の現役時代の思い出を語る場合もあるんですが、ゲストとトークする場合もあってね。
最初のゲストは松坂大輔。
新旧怪物談義でしたね(笑)。
松坂がメジャーにいたころ(レッドソックスでしたかね)、チームメイトだった岡島秀樹が、ホテルに泊まる際(メジャーの選手は皆、偽名を使うらしい)、
「ジュリア・ロバーツとサインしてた」
なんて、松坂が言ってましたね(笑)。それを聞いた江川が、「(ジュリア・ロバーツって)女の人でしょ?」なんて。
まあ、松坂との野球談議もおもしろかったですが、私ら世代としてはね、
江川と掛布雅之のトークですよね、やっぱ。
これはとくにおもしろかったですね。
で、
何気に江川による掛布の物真似が、ちょっと似てたというのが(笑)。
その前の回かなんかに、江川が「彼が来ますよ」といった感じで、披露してくれたんですけどね。
まあ、このふたりは同い年で、昔から仲良かったんでね(さすがに、本人の前では物真似やらなかったけど/笑)。
彼らによる野球談議、技術論、やっぱり見応えがありましたね。
大谷翔平の話なんかもあって、江川曰く「9勝だったから46本打てた」「来年、15勝を狙うなら、ホームラン数は減るかもしれない」(要約)みたいなことをね。掛布も同意してたかな。
まあ、15狙うなら、よりピッチャーとしての比重を上げなきゃならんからね。
ただね、やはりふたりの思い出話と、江川の過去。この辺がおもしろかったな。
初めてまともに喋ったのが、江川が2年目のオールスターかな。ベンチの中で、
江川「なあ、掛布。やっぱりプロって凄いよな。オレの球に当てるんだから」
と。まあ、これを聞いた掛布は「なんだ、こいつ?」思ったなんて、笑いながら言ってましたが。
で、江川個人の過去話。
この辺は、
逆に掛布がホストであるかのように、江川から話を聞き出してました(笑)。
簡単に紹介すれば、
・江川は高校卒業後、六大学野球の早慶戦で投げたかった。このため、ドラフトの交渉権獲得がたとえ巨人であったとしても(実際は阪急だった)、この時点では断っていた。
・結局は、同じ六大学でも法政大学に。
・大学卒業後は、社会人野球で投げたかった。
・クラウンライターのドラフト指名を蹴って、アメリカ留学した際、ドジャースから誘いはあった。
といった感じでね。まあ、江川のことだから、どこまでホントでどこまでリップサービスか、わかりませんが(笑)。
あとはまあ、「掛布に対する敬遠指示に不満を露わにした江川」ね。
当時の藤田元司監督が江川に敬遠を命じたんですが、江川は敬遠が嫌い(というか、ボール球を投げるのが嫌い)、「客は、自分と掛布の勝負を見に来ているんだ」という意識からね、承知も拒否も表明せずに、ね。
で、掛布としては「敬遠の球が滅法、速かった」と。
また、同じ阪神のバースと、やはり江川のエピソードも。
じつは、江川はバースをカモにしてたんですよ。掛布が「ランディは、インハイの真っ直ぐが打てなかったんだよな」言ってたんですが、それはもちろん、江川も現役のころから把握してて。
ただ、バースの連続ホームラン記録がかかった試合では、バースがバッターボックス内で、少し後ろに下がってね。
それでも江川は同じコースを突いたんですが、「バースから見れば、後ろに下がった分、インコースではなく『真ん中高め』になった」「あくまでインハイを突けば、バースが後ろに下がっている分、ボール球になる」「それが嫌だから、いつものコースを突いたら、見事にホームランになった」と。
で、こんとき、それまでの記録ホルダーであった王(貞治)監督はなにも言わなかったけど、コーチが「勝負を避けてくれないか」と、江川に言ってたんだったね。もちろん、江川としては「嫌だ」と、はっきり断ったようですが(笑)。
まあ、掛布との対談はおもしろかったんで、またゲストで来てほしいですね。
で、このあと(これを書いている時点)、江川による90年代三本柱・槇原、斎藤、桑田の印象と、ゲストに田尾安志を招いてのトークなんかも控えてます。
また、いずれは西本聖も来るでしょうから、彼と江川の対談も楽しみです。
最後に――これは江川自身が言ってたんですが、よく「江川は高校のころが一番、速かった」なんて言われるけど、「プロ、大学、高校で、最も周りのレベルが低いのは当然、高校」「周囲のレベルから、群を抜いたプレイヤーの活躍も(高校時代が)より印象的になる」「高校時代が最も凄いと思われるのは、そういった理由では」なんてね。
まあ、これは一理ありますよね。江川のことなんで、どこまで本音かは、わかりませんが(笑)。