マッシュムラムラ(仮) ――クラ鈴が斬る!――

SINCE:2002.2.24
氷室京介、あぶない刑事、マンガ etc

江川卓のたかされ

2022-03-19 21:02:51 | スポーツ
江川卓のたかされ

プロ野球、元巨人軍の江川卓が、YouTube番組を開設してね。
ちょくちょく見てます(笑)。
まあ、江川がひとりで、野球に関することや自身の現役時代の思い出を語る場合もあるんですが、ゲストとトークする場合もあってね。
最初のゲストは松坂大輔。





新旧怪物談義でしたね(笑)。



松坂がメジャーにいたころ(レッドソックスでしたかね)、チームメイトだった岡島秀樹が、ホテルに泊まる際(メジャーの選手は皆、偽名を使うらしい)





「ジュリア・ロバーツとサインしてた」



なんて、松坂が言ってましたね(笑)。それを聞いた江川が、「(ジュリア・ロバーツって)女の人でしょ?」なんて。
まあ、松坂との野球談議もおもしろかったですが、私ら世代としてはね、





江川と掛布雅之のトークですよね、やっぱ。



これはとくにおもしろかったですね。
で、





何気に江川による掛布の物真似が、ちょっと似てたというのが(笑)。



その前の回かなんかに、江川が「彼が来ますよ」といった感じで、披露してくれたんですけどね。
まあ、このふたりは同い年で、昔から仲良かったんでね(さすがに、本人の前では物真似やらなかったけど/笑)。
彼らによる野球談議、技術論、やっぱり見応えがありましたね。
大谷翔平の話なんかもあって、江川曰く「9勝だったから46本打てた」「来年、15勝を狙うなら、ホームラン数は減るかもしれない」(要約)みたいなことをね。掛布も同意してたかな。
まあ、15狙うなら、よりピッチャーとしての比重を上げなきゃならんからね。
ただね、やはりふたりの思い出話と、江川の過去。この辺がおもしろかったな。
初めてまともに喋ったのが、江川が2年目のオールスターかな。ベンチの中で、

江川「なあ、掛布。やっぱりプロって凄いよな。オレの球に当てるんだから

と。まあ、これを聞いた掛布は「なんだ、こいつ?」思ったなんて、笑いながら言ってましたが。
で、江川個人の過去話。
この辺は、





逆に掛布がホストであるかのように、江川から話を聞き出してました(笑)。



簡単に紹介すれば、

・江川は高校卒業後、六大学野球の早慶戦で投げたかった。このため、ドラフトの交渉権獲得がたとえ巨人であったとしても(実際は阪急だった)、この時点では断っていた。
・結局は、同じ六大学でも法政大学に。
・大学卒業後は、社会人野球で投げたかった。
・クラウンライターのドラフト指名を蹴って、アメリカ留学した際、ドジャースから誘いはあった。

といった感じでね。まあ、江川のことだから、どこまでホントでどこまでリップサービスか、わかりませんが(笑)。
あとはまあ、「掛布に対する敬遠指示に不満を露わにした江川」ね。
当時の藤田元司監督が江川に敬遠を命じたんですが、江川は敬遠が嫌い(というか、ボール球を投げるのが嫌い)、「客は、自分と掛布の勝負を見に来ているんだ」という意識からね、承知も拒否も表明せずに、ね。
で、掛布としては「敬遠の球が滅法、速かった」と。
また、同じ阪神のバースと、やはり江川のエピソードも。
じつは、江川はバースをカモにしてたんですよ。掛布が「ランディは、インハイの真っ直ぐが打てなかったんだよな」言ってたんですが、それはもちろん、江川も現役のころから把握してて。
ただ、バースの連続ホームラン記録がかかった試合では、バースがバッターボックス内で、少し後ろに下がってね。
それでも江川は同じコースを突いたんですが、「バースから見れば、後ろに下がった分、インコースではなく『真ん中高め』になった」「あくまでインハイを突けば、バースが後ろに下がっている分、ボール球になる」「それが嫌だから、いつものコースを突いたら、見事にホームランになった」と。
で、こんとき、それまでの記録ホルダーであった王(貞治)監督はなにも言わなかったけど、コーチが「勝負を避けてくれないか」と、江川に言ってたんだったね。もちろん、江川としては「嫌だ」と、はっきり断ったようですが(笑)。
まあ、掛布との対談はおもしろかったんで、またゲストで来てほしいですね。

で、このあと(これを書いている時点)、江川による90年代三本柱・槇原、斎藤、桑田の印象と、ゲストに田尾安志を招いてのトークなんかも控えてます。
また、いずれは西本聖も来るでしょうから、彼と江川の対談も楽しみです。

最後に――これは江川自身が言ってたんですが、よく「江川は高校のころが一番、速かった」なんて言われるけど、「プロ、大学、高校で、最も周りのレベルが低いのは当然、高校」「周囲のレベルから、群を抜いたプレイヤーの活躍も(高校時代が)より印象的になる」「高校時代が最も凄いと思われるのは、そういった理由では」なんてね。
まあ、これは一理ありますよね。江川のことなんで、どこまで本音かは、わかりませんが(笑)。
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COWBOY BEBOP (お気に入り次回予告集)

2022-03-12 10:34:05 | カウボーイ・ビバップ

以前、テキストサイトでUPしてた記事です。今回は「お気に入り次回予告」の紹介。
軽く推敲、加筆修正はやってますが、20年近く前に書いた記事がベースですんで、いろいろとご容赦を(笑)。

ビバップを語るには欠かせない、数々の名ゼリフ。
無論、作中のセリフにも同じことはいえるのだが、この作品はなんといっても、「次回予告」における各キャラのセリフややりとりがカッコいい!
ここでは、私自身がとくに気に入った「次回予告」を紹介していきます。
ただし、「私が自らの耳で聞き取った」ものにすぎませんので、多少の誤記はご容赦ください(苦笑)。

Session#3(ホンキー・トンク・ウィメン)予告
フェイ「諸行無常がこの世の掟。
盛者必衰のカネが鳴る。
カネは天下の回りものだが、
いつの日からか借金の山・・・
流れ流れて宇宙の彼方。
出会いましたは、カウボーイ。
――調子っぱずれのメロディで奏でるセッション、
『ホンキー・トンク・ウィメン』――」

Session#5(堕天使たちのバラッド)予告
スパイク「壊れたはずのオルゴールが突然鳴り出して、懐かしい曲が流れてくる。
オレはふと夢から覚める。オルゴールなんかは、ありはしない。
だが、オレの掌には、小さなオルゴールが乗っている。
そしてオレはまた夢から覚める。
まるでタマネギを剥き続けるように、どこまでも続く夢・・・
現実に辿り着かない――そんな夢だった。
次回、『堕天使たちのバラッド』――」

Session#7(ヘヴィ・メタル・クィーン)予告
スパイク「ヘヴィメタルって知ってるかぁ!?」
フェイ「なぁに? よく聞こえないんだけど!?」
スパイク「ヘヴィメタルだよっ!」
フェイ「なぁんだってぇ!?」
ジェット「おぉい、このうるさい音、何とかしろ!」
スパイク「次はずっと、これが流れてんだぜ!」
ジェット「オレ、出るのやめようかなぁ・・・」
フェイ「ぜぇーんぜん、聞こえないわよ!」
スパイク「次回、『ヘヴィ・メタル・クィーン』!」
フェイ「ちゃんと伝わってんの!?」

Session#9(ジャミング・ウィズ・エドワード)予告
エド「え~、来週から、エドが出まぁす。エヘヘヘ」
スパイク「『エヘヘ』って、誰だよ、おまえ?」
エド「え~、自己紹介します。エドワード=ウォン=ハウ=ペペル=チブルスキー4世だよ~」
スパイク「長っげぇ名前だなぁ・・・」
フェイ「誰よ、こいつ?」
エド「名前は自分でつけました。カッコいい~!」
スパイク「だいたい『4世』って何だよ?」
エド「次回、『ジャミング・ウィズ・エドワード』
ジェット「え~・・・ところで、この子誰なんだ?」
エド「見てねぇ~」

Session#10(ガニメデ慕情)予告
フェイ「逃げた女にゃ、未練はないが、心に刺さる小さな棘。
時の流れに身を任せ、ひとり生きては来たけれど、寄せては返す波の音に、心惹かれる渡り鳥・・・
次回、『ガニメデ慕情』――ジェット=ブラック、心を込めて歌い上げます」

Session#12(ジュピター・ジャズ前編)予告
エド「というわけで、みんなお亡くなりになりました。
みなさま、短い間、ご声援ありがとうございました。
最終回でした。ご冥福をお祈りします。アーメン。
次回からは、『カウガール・エド』をお送りしまぁ~す!
エドが主役だよ~。エヘヘ~」
スパイク「おぉい、ちょっと待て!」
フェイ「あんた、なに勝手なことをっ!」
ジェット「次回、『ジュピター・ジャズ(前編)』
スパイク「次もちゃんとあるぞぉ!」

Session#13(ジュピター・ジャズ後編)予告
スパイク「なぁ、男と女って、どう違うのかなぁ?」
フェイ「女は男よりも肝心なものを隠してる、って気がするけど・・・?」
スパイク「ふぅ~ん・・・でも、女らしくない女ってのも、いるよな?」
フェイ「男らしくない男だっているわ」
スパイク「『普段は女らしくないのに、ふとした瞬間、女っぽさが見える』ってのが、オレは好きだな」
フェイ「あらぁ?」
スパイク「おまえのことじゃないぞ」
フェイ「じゃあ、誰?」
エド「エドかなぁ~? エヘヘ~」
スパイク「次回、『ジュピター・ジャズ(後編)』――」
ジェット「オレかなぁ?」

Session#14(ボヘミアン・ラプソディ)予告
スパイク「どうなってるのか、この世界。一寸先は闇。
まったく、世の中間違ってる。
こうなりゃこっちが踏み外し、ドロップアウトなこの人生。
そんな風なあなたに送る、サイケデリックな狂詩曲――
次回、『ボヘミアン・ラプソディ』
さあ、君も、一緒に人生棒に振ってみないか?」

Session#15(マイ・ファニー・バレンタイン)予告
フェイ「愛! それはすべてを信じること」
スパイク「おいおい、マジかぁ?」
フェイ「愛! それはすべてを与える心」
ジェット「おぉい、そんな話だったっけ?」
フェイ「愛! それはすべてを受け入れる心」
スパイク「どうも怪しいなぁ」
フェイ「ウィットニー、そんなにあたしを愛して・・・?」
ジェット「ビバップの予告は、アテになんねぇからなぁ」
フェイ「恋人たちに贈るロマンティック・ラブストーリー。
――次回、『マイ・ファニー・バレンタイン』
スパイク「きっとウソだな」
ジェット「ああ、ウソだ、ウソ」

Session#16(ブラック・ドッグ・セレナーデ)予告
ジェット「さて、次回のカウボーイ・ビバップは、はっきりいって暗い。そして重い。
出てくるのは、いい年こいた汗臭い男ばかり。いいたかないが、地味だ。
子供は見ないほうがいいだろう。女性もよしたほうがいい。
それに、若い男も見ないほうが賢明だ。
――次回、『ブラック・ドッグ・セレナーデ』
オヤジだけは見てくれ」

Session#19(ワイルド・ホーセス)予告
スパイク「なんか、オレたちがこう予告やるってパターンも飽きてきたなぁ・・・。たまにはほかの奴にやらせ――」
アイン「アン、アン!」
スパイク「お、ちょうどいいな。よし、今回はおまえがやってみろ」
アイン「アン、アン!」
スパイク「へぇ~・・・」
アイン「アン、アン!」
スパイク「あ、そうなんだぁ」
アイン「アン、アン!」
スパイク「そりゃ、おもしろそうだなぁ」
アイン「次回、『ワイルド・ホーセス』
スパイク「あ、喋ったぁ・・・」

Session#20(道化師の鎮魂歌)予告
東風「ハハハハハハハハ!
アハハハハハハハ!
アハハハハハハハ!
ハハハハハハハハ!
アハハハハハハハ!
アハハハハハハハ!
アハハハハハハハ!
アハハハハハハハ!
――次回、『道化師の鎮魂歌(レクイエム)』

Session#21(ブギ・ウギ・フンシェイ)予告
スパイク「最近、何かおかしいと思ってたんだよなぁ~」
フェイ「そういうことだったんだ~」
ジェット「んんっ? 何の話だ?」
スパイク「人は見かけによらない、つーか」
フェイ「不潔だわ、ホント」
ジェット「おいおい、何の話してんだよ?」
スパイク「まさか10代の娘になぁ・・・」
フェイ「軽蔑しちゃうわね」
ジェット「誰の話なんだよ!?」
スパイク「次回、『ブギ・ウギ・フンシェイ』
ジェット「オ、オレはなにもしてないぞぉ!」

Session#23(ブレイン・スクラッチ)予告
アンディ「今回のミーの活躍、しっかり見てくれたかな?」
スパイク「おい、ちょっと待てよ」
アンディ「さ~て、次回のネクスト・ストーリーだが――」
スパイク「なんで、おまえが予告やってんだよ!」
アンディ「またしてもミー、つまりはアンディが大活躍!」
スパイク「おまえの出番は終わってんだって!」
アンディ「『スペース侍』となったミーが、カウボーイたちをバッタバッタとなぎ倒す!」
スパイク「もう出ないんだよっ!」
アンディ「次回、カウボーイ・ビバップ、『アンディの逆襲』
スパイク「そんなタイトルじゃねぇだろっ!?」

Session#24(ハード・ラック・ウーマン)予告
エド「♪フフフフフフン、フフフフフフン
♪フフフフフンフフフーフン
♪フフフ、フフフ、フフフフフ、フーフン
♪フフフフフフン、フフフフフフン
♪フフフフフフンフフフ・・・ン
――次回、『ハード・ラック・ウーマン』

Session#25(ザ・リアル・フォーク・ブルース(前編))予告
ジェット「どんなものにも始まりがあり、そして終わりがある。人生はその繰り返しだ。
来てほしくない終わりもあるが、避けられない終わりを経験していくこと――それが、大人になっていくってことなんだ。
早いモンで、ビバップも残りあと二回だが、その終わりをちゃんと見届けてくれよ。
――次回、『ザ・リアル・フォーク・ブルース(前編)』

Session#26(ザ・リアル・フォーク・ブルース(後編))予告
スパイク「いろいろあったが、次で最終回だ」
ジェット「え!?」
フェイ「えっ!?」
ジェット「長かったなぁ、でもなぁ・・・」
フェイ「過去は過去、未来は未来・・・」
スパイク「『やっと』って状況だな。ジェット、どうだ?」
フェイ「男は男、女は女、“いま”は“いま”・・・」
ジェット「これのおかげで、オレはアインを飼う羽目になったんだよなぁ・・・」
フェイ「あたしはあたし、あんたはあんた・・・」
ジェット「かわいいなぁ、やっぱり犬ってのはなぁ・・・」
フェイ「ただそれだけのことよ・・・」
スパイク「おい、ジェット。フェイはなにいってんだ?」
ジェット「でも、人にあげちゃったんだよなぁ・・・」
フェイ「どうでもいいけど――」
スパイク「っていうか、全然オレの話聞いてねぇじゃねぇか」
ジェット「お、おお・・・なんだっけ?」
フェイ「エド、どこいったの?」
スパイク「ま、いいや。というわけで、次回、『ザ・リアル・フォーク・ブルース(後編)』
――またどっかで会おう
フェイ「えっ、終わり?」


こうして振り返ってみると、やっぱビバップの予告はどれも魅力的ですよねぇ。
シャレた物言いややりとりもあり、コミカルなそれらもあり、そして意味不明、っていうか、「全然、予告になってない予告」(笑)もあり・・・。
仮に「予告コレクション」みたいなのがあったら、それだけでも楽しめるかも。
とくに、最終回の予告、





スパイクというか山ちゃんによる「またどっかで会おう」は、たまらなくカッコいい(笑)。



「堕天使たちのバラッド」の予告も、カッコいいですよね。

最後に、ビバップという作品についてですが。
これほどまでにハマッた作品、あくまで「オレにとっては」だけど、もう二度と出ないかもしれませんね・・・(っていうのは言い過ぎかもしれないけど、少なくとも、そうは出ないでしょう)。
ただ、だからといって、「続編」って言われるとちょっと・・・それはそれで、シラけちゃうでしょうね。
この作品は、「ああいう終わり方をしたからこそ、丸く収まった」っていえるのかと。
まあ、そうはいいながらも、仮に実現したら、絶対に見ちゃいますけどね(それと、ネトフリの実写版も見てみたい/笑)。


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