マッシュムラムラ(仮) ――クラ鈴が斬る!――

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氷室京介、あぶない刑事、マンガ etc

ルパン三世(実写映画版)

2014-08-31 15:15:44 | 映画
まずね、アクション娯楽作品として見れば、普通の映画だと思う。
ずば抜けておもしろいとは思わないけど、つまらないとも思わない。少なくとも、「時間と金の無駄」とは思えない。
実写映画をアニメと同じ感覚で見ちゃダメでしょ。まあ、ルパンといえば、どうしたってアニメ版を思い浮かべちゃうのはしょうがないでしょうが(っつーか、原作はマンガなのに/笑)。
ってわけで、ホントに普通の作品ゆえ、書くことが少ないので(笑)、主演俳優さんたちの「なりきりぶり」を――


ルパン三世=小栗旬

ルパンやるなら変態仮面もやってくれりゃ・・・
多分、プレッシャーだったでしょうね、小栗旬としては。50歳前後以下の日本国民なら、ほぼ全員知っているといっていいかもしんない、そして年代によってキャラクターが異なるルパン三世だもんね。
オレは小栗さんのルパン、アリだと思ってます。ただ、時折、アニメルパンに似せちゃってるトコもあって、そこは気になりましたね。
いっそ、最初から最後まで「小栗ルパン」でよかったと思いますが、たまにアニメキャラになりきろうとしちゃってるトコはあったと思う。まあ、対象がルパンですからね、自然とそうなっちゃってるのかもしれませんが(笑)。

次元大介=玉山鉄二

カッコよかったと思いますよ。
ただ、アニメ次元ほどのハードボイルド臭や、「実際、クラッシックな男だよ、おまえって奴はよ」(byルパン)って部分は見られなかったかも。不二子を警戒してるトコは、アニメのままでしたが(笑)。
まあ、尺の問題もあるんでしょう。

峰不二子=黒木メイサ

叩いているのは、いろいろと残念な同性かと(笑)。
たしかに、「これじゃない」感は最もありましたが・・・この作品は実写映画であり、アニメじゃねー、っつーの。
大体、





黒木メイサが乳出してくれるわけねぇだろ(笑)。



セミヌードだって難しいわ(笑)。

石川五右衛門=綾野剛

五右衛門はキャラ的にアニメ版そのままになりきるしかないよね。基本、銃撃戦の世界で、日本刀(斬鉄剣)のみで戦うキャラとなると、荒唐無稽にせざるを得ない。
カーチェイスのとき、五右衛門が敵の車を斬鉄剣で斬ったシーンなんて、噴き出しそうになったもん(笑うシーンでもないのに/笑)。
そんなわけで、五右衛門(と、後述のとっつぁん)はアニメ版のキャラクターに近かったと思います。綾野さんが「和風イケメン」ということもあって、結構はまってたと思います。
ただ、唯一荒唐無稽キャラだったんで、作品通じて浮いた存在っぽかったですが(笑)。

銭形幸一=浅野忠信

10数年前だったら、あるいはこの人が実写ルパンだったのかもしれません(笑)。
まあ、とっつぁんはね、元々アニメキャラとしてはかなり俗っぽいとこあったからね(笑)。昭和のモーレツ中年とでもいうべきか(笑)。
ただ、原作のとっつぁんは、クレバーで優秀、っていうか、ルパン、次元、五右衛門が束になってかかっても敵わない存在らしいですが(ゆえに、ルパン一行は、とっつぁんと出くわすと戦わずに逃げ出しているらしいです)。
浅野さんのとっつぁんは、昭和の臭いは・・・まあ、昭和末期の臭いであって、ルパン原作やアニメ初期の昭和40年代臭はしませんでしたが、末期直撃のオレらの世代としては全然OK(笑)。


そんな感じで、キャラクター描写だけでなく、作品全体としてもね、「基本、別物として作っているんだろうけど、変にアニメ版に似せようとしちゃってるトコ」は感じましたね。
いっそ、完全に別物としちゃったほうがいいとは思いましたが・・・まあ、作品が作品なだけに、ってか、前述のとおり五右衛門の設定なんかはどうしたってね(笑)。


おまけ

本編始まる前の予告フィルムで見たんですが、





宝塚版ルパン三世に笑いそうになりました(笑)。



まあ、これは言葉では説明できませんが(笑)。
コメント
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