マッシュムラムラ(仮) ――クラ鈴が斬る!――

SINCE:2002.2.24
氷室京介、あぶない刑事、マンガ etc

あぶない刑事DVDマガジンvol7

2012-11-24 13:43:45 | あぶない刑事
>死闘

元マジシャンのスリ「あの~・・・私の取り調べのほうは?」
カオル「あ、いいの、いいの。





ウチ、いい加減だから



ってか、近藤課長外全員、スリのマジックを楽しんでます、取り調べそっちのけで(笑)。まじめなイメージのある吉田や谷村まで(パパもまじめだけど、ノリはいいので/笑)。

今回も、タカとユージのやりとりはカッコいいし、楽しいですよね。

ユージ「荒っぽいだけじゃなく、たまには頭使うんだね」
タカ「能あるタカは、能がある





ユージ「I don’t know・・・」



当時、中学生で、簡単な英単語にようやく触れるようになっていた身としては、こういう「英語を絡めたシャレ」が、やたらカッコよく感じてたような気がしてます(笑)。
それと、この回はやっぱユージ回でしたね。まあ、出番はあまりなかったのですが、腹部を撃たれて出血してる中、16時間も犯人一味(三人)に銃を向けながら彼らを足止めし、何度も意識が遠のきそうになるんだけど、あえてタバコを口にしながら、





「死にてぇ奴は、前に出ろ・・・」



このハッタリ、カッコよかったなぁ~。こういうトコは、クールなタカとはちがう、ユージの熱いカッコよさですよね。
この回のユージの根性はすごかったですよね。リアルタイムとか直後の再放送時はタカのほうが好きでしたが、ユージのこういう熱いトコは、当時から好きでした。
私自身、当時は丁度、大人の世界に憧れる世代だったから、クールでドライなタカのほうが好きだったけど、大人になるにつれ、何度目かの再放送やリメイク、あるいは7,8年前のDVDボックスを見てるうち、ユージの「ヤンチャ坊主がそのまま大人になったようなカッコよさ」もいいかな、と。
弾丸が二発しか残ってなかったのに、相手が三人いるもんだから、

「よかった。あと丁度三発ある・・・ひとり一発だ」

みたいなハッタリも、あえてお茶目な口調で余裕があるように見せるトコもいいですよね。

逃がし屋の使いっパシリみたいな奴と接触した際のカオルの妖艶な演技も見所ですね。冒頭の台詞を口にした彼女と同一人物とは思えない(笑)。やっぱ女は天性の役者です(笑)。





まあ、最後はやっぱ普段の彼女でしたが。練馬大根~! (笑)



>説得

カオルの明るくちょっとおバカな(笑)、でも面倒見のいいお姉さんぶりが発揮される回です。
で、彼女がなにかと目をかけていた、ナイーブで飽きっぽい少年・仁(じん)を演じているのが、





若き日の永瀬正敏です。



仁に対するカオルのお姉さんぶりがかわいいですね(「お姉ちゃんは悲しいー!」/笑)。

そういえば、タカが、前回は犯人の元カノのことを、この回ではカオルのことをひっぱだいてましたが、これ、いまだと変な団体やら業界やらがうるせぇんだろうな~(笑)。
この当時はね、こういうひっぱだかれてもしょうがない状況では、手を上げる男は平気で手上げてたし、女のほうも納得してた。
まあ、このころからではあるんですけどね、変にヒステリックだったり、行き過ぎなフェミニズムに酔っちゃう輩が増え始めたのは(って、オレも女には手上げたことないし。いや、殴りたくなったことは何べんもあったけど/笑)。

ってか、永瀬正敏、このころから演技うまいな。うまいってか、「完成してる」って感じ?


久しぶりにマガジンのほうにも。
最後に紹介されてるバー、いまでもあるんだってね。内装は変わってないようです。元々、86,7年の時点でレトロな感じが売りだったから、いま見ても「センスが悪い」ってことはないですね、写真の限りでは。
ここ、時間を見ていってみようかなぁ・・・まあ、一緒にいく相手はいませんが(笑)、こういうトコはひとりでもOK・・・かな?
タカやユージのように、シャレっ気のある哀愁を漂わせながら、ひとりカウンターで・・・って、





そういうのは、舘さんや恭兵さんだから許されるんです(笑)。



っつーか、オレ、酒飲めねぇ(笑)。
コメント (2)
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あぶない刑事DVDマガジンVol.6

2012-11-11 22:14:59 | あぶない刑事
>衝動

歌手を夢見て都会に出てきた少女が、スナックで歌うことで修業する――80年代半ば、すなわち昭和末期には、まだそういうのあったんだよな~。で、スナックのママも面倒見よくて、大して金になるわけでもないのに歌わせてあげて、ってか、人気が出て歌手デビューなんてことになったら損失になるにもかかわらず、快く送り出してあげたり。
ただ、一方で、「そんな女の子に変な虫がついちゃって、今回の話のように」ってことも、あったようですからね。まあ、必ずしも「あの頃はよかった」とも言い切れない、ってことですかね。
このエピソードは、ラストが最終回っぽい演出なんですよね(笑)。
前述の少女の父親で、でも少女はそのことを知らず、本人もあえて「足長おじさん」を演じていたゲストキャラ野島(苅谷俊介)が、娘を殺した黒幕に復讐しようとするのですが、そんな彼の罪を重くしないように、タカとユージが動きます。
タカは、先に野島をパクることで、彼の復讐を阻止しようとするんだけど、でもそれが叶わず、野島が黒幕――というのはもったいないくらいの小悪党を射殺する寸前までいってしまいます。ただ、寸でのところで、ユージが野島を撃ち(殺してはいない)、それを阻止。
で、その小悪党に対し、その足元に向けて銃を乱射するユージ。
その後、ラストで、

タカ「古いな、おまえも。流行らないんだよ、ああいうの」
ユージ「なにいってんだよ、おまえだって、同じ思いだったんだろ」






タカ「おまえがやると浪花節」



ユージ「じゃあ、おまえはなんなんだ」





タカ「ハードボイルド」


ユージ「どうやって食うんだよ、それ~」


このやりとりのあと、新たな事件が起こり、「あぶない刑事」(OPテーマ)がちょっと流れてエンディングへ。
まあ、放送期間は元々半年を予定していたものの(結果としては1年続きましたが)、場合によっては打ち切りもあり得ますからね。この「衝撃」はちょうど12話で、1クール打ち切りも想定していたものなのかも。


>追跡

ゲストは、





エースのジョー(笑)。


宍戸錠が元刑事(近藤課長の元部下)・沢村という役を演じてます。

第10話の「激突」同様、タカとユージが、今回もまた松山へ飛びます。ってか、今回は近藤課長も松山へいきます。
これ、スポンサーの太陽石油(SOLATO)の本拠が松山だからだそうですね。
それはそうと、ユージのエセ松山弁(笑)。この人はエセ大阪弁もおもろかったよな~(笑)。
あと、タカとユージがやたら俳句(っつーか川柳)読んでたのは、やっぱ正岡子規の故郷だからでしょうか(笑)。

中条静夫と宍戸錠のやりとりがカッコよかったですね~。





ロートル刑事と元刑事の執念と哀愁


って感じで、見応えばっちりでした。
で、最後に、沢村が元女房に対し、「もう一度・・・やり直してくれるか、オレと」――宍戸錠、渋い! もちろん、元女房の答えは「……ええ」でした(笑)。


映像特典の「またまたあぶない刑事スペシャルダイジェスト」のナレーションは、ナカさん役のベンガルですかね? クレジットはなかったけど、声がそれっぽい。
ってか、同時上映が「ふたりぼっち」だったんですね。懐かしいー! (笑)
バービーボーイズのコンタが主演した映画です。ヒロインは古村比呂かな。まあ、私は見たことないんですが(笑)。
コメント (4)
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