これ、堺雅人さん、大真面目に振付覚えたんだろうなぁ。
このリーガルハイって、
半分(以上?)コントだよね。
いや、褒めてます(笑)。
まず、
黛さん役のガッキーがかわいいんですよ(笑)。
こういう、「これといったチャームポイントはないんだけど、たしかにかわいい」と思わせる人ほど、ある意味で正統派な美人。この人は年取ってもずっとこんな感じでいられるんじゃないかな。
で、堺雅人は見た目的には誠実そうな人じゃないですか。正統派美人と誠実そうな兄ちゃんがあそこまでハジケるから、余計におもしろいんだよね。
さらには、黛さんについては、「正義感溢れる若手弁護士」って設定――まあ、迷惑なほどの正義感であり、融通きかない人、空気読めない人なんですが――だからね、なおのことね。よくも悪くも委員長気質で、よくいえばしっかり者、悪くいえば堅物な彼女が、古御門の口八丁手八丁に翻弄されがちなトコなんてね(笑)。
そんなふたりのハジケ具合が、ホントにおもしろいですよね。これらのやりとりなんて、下手なお笑いコンビなんかより息合ってたよね――
黛「やられたらやり返す。ば――」
古御門「やられてなくても、倍返しだ!」
古御門「フェイスがファニーでアグリー!」
黛「異議あり!」
古御門「おまえは味方だろ」
それと、これ。これは爆笑したなぁ(笑)。
ガッキービンタ!
そして、流れる動作の中で、
続けざまにガッキーキック!
古御門が初めて負けたときのシーンで、植物と同化したかのように体育座りで落ち込んでいた彼に対しての行動なんですが。古御門としては抱き合って涙ながらに慰めてくれることを期待してたようです(笑)。
このリーガルハイ、何気においしいトコ持って行ってるのが、里見浩太朗さん演じる事務員の服部さんです(笑)。
ってか、この服部さん、事務員ってことになってますが、何でもできます。人間的にも立派な人で、前述のように問題児コンビといえる古御門、黛のことを影に日向に支えています。
というより、
この服部さんが、おそらくは作中で最も優秀で有能な人です。
絶対、なんかあるよな、この人。あるいは黒幕か、最後まで味方だとしても何らかの大物か、はたまた最後までそれらを匂わせておいて結局有耶無耶か・・・
ちなみに、この人もコミカルなシーンあります。
1期で大和田伸也さん演じる相手側の弁護士が古御門家を訪れた際、服部さんの里見浩太朗と玄関で2ショットになって、
水戸黄門のテーマのイントロが(笑)。
時期はかぶってないけど、助さん(のちに黄門様も)と角さんですよね(前者が里見さん、後者が大和田さん)。あれ、かぶってたか?
時代劇ネタといえば、松平健が出てきたときは暴れん坊将軍のテーマがちょっとだけ流れましたね(笑)。
ってことは、次は高橋英樹が出てきて金さんの曲? あるいは加藤剛が出てきて大岡越前?
堺雅人とガッキーについてですが、ガッキーは「空飛ぶ広報室」でも似たような役(ギャグ要素はありませんが)でしたよね。もちろん、ほかの役もできるんでしょうが、彼女はこういう役がお似合いな気がします。やっぱ「普通の女の子っぽいかわいさ」ってのは、それだけでも魅力です。
堺雅人は、ついこの間まで半沢直樹で、半沢と古御門は全くキャラがちがってて、それを続けざまにやったがゆえに、ギャップが余計におもしろいですよね。
オレとしては、半沢もいいけど、古御門のほうが好きかなぁ。
この人も、香川照之同様、いろんな役になりきれる怪優だよね。まあ、香川さんのほうは特殊メイクまでやるけどさ(笑)。
ってか、最後、香川さん出ないかな? 「半沢vs大和田、再び」って感じで(笑)。古御門が半沢に比べてかなりコミカルな偏屈屋になってるので、香川さん演じるキャラはいっそ「人情家で、誰からも好かれる庶民派弁護士」とかで(笑)。もちろん、裏表のない、本当に愛される人情家ね。