マッシュムラムラ(仮) ――クラ鈴が斬る!――

SINCE:2002.2.24
氷室京介、あぶない刑事、マンガ etc

KYOSUKE HIMURO 25th Anniversary TOUR GREATEST ANTHOLOGY ―NAKED― 横浜2014.7.20

2014-07-27 00:01:16 | 氷室京介
二日目です。この日が来てしまいましたね。







ヒムロック仕様のミネラルウォーターも記念に(笑)。


前日と打って変わって、昼間は晴れてたんでね、「こりゃ、昨夜と同じく、天気もつかな」なんて思って、久しぶりに髪上げていきました。ライブではBVH以来かな?

さて、セットリスト――

2014年7月20日(日)

1.WARRIORS
2.PARACHUTE
3.WILD AT NIGHT
4.Girls Be Gramorous
5.CALLING
6.眠りこむ前に
7.DEAR ALGERNON
8.たどりついたらいつも雨ふり
9.ONE LIFE
10.BANG THE BEAT
11.Doppelganger
12.NATIVE STRANGER
13.魂を抱いてくれ
14.IF YOU WANT
15.Rock'n'Roll Suicide
16.Weekend Shuffle
17.IN THE NUDE
18.LOVE & GAME
19.DRIVE
20.WILD ROMANCE

Encore1

21.NORTH OF EDEN
22.THE SUN ALSO RISES

Encore2

23.ANGEL


「たどりついたらいつも雨ふり」が復活しましたね。
この日、開演は17:00予定だったんですよ。それが1時間以上遅れてね。
結果としては、この遅れが、よくも悪くもライブ全体に影響を及ぼすことになります。
この遅延の理由は、明言はされてませんが、おそらくはヒムロックのコンディションでしょう。氷室自身が、前日のリハーサルで、雨で濡れていた床に足を取られて転倒し、胸を強打してたんですが、「それが思ってたよりよくない」といったものだったと思います。「あるいは、花火の時間に合わせたのか?」なんて声もありましたが・・・ちなみに、19,20日と、氷室ライブの真っ最中に花火が上がったんですが、これは氷室側の演出ではなく、横浜市の花火大会と重なったためです(笑)。
それはそうと、この日もね、「あるいは最後のライブになるかもしれない」ってことで、オレもいつも以上に弾けてました。隣が家族連れで、ちっちゃい子もいたんで、ちょっと遠慮しとこうか、とも思いましたが、ライブ始まったら、そんなこと気にしてる余裕ありません。ってか、隣の、家族連れのお父さんも、弾けてました(笑)。
この日はアリーナ席でね、氷室もサポメンもよく見えました。チャーリーだけは、機材が邪魔して全く見えなかったけど(笑)。
まあ、「Water Aid」のときほど至近距離ではなかったけど(あれは、ホント、氷室の表情まではっきり見えたもんなぁ/笑)、氷室の一挙手一投足がはっきりと確認できる距離ではありました。
ちなみに、「Water Aid」のレポはこちら(よろしかったら)。
ともかく、オレ自身は前日も行ってたせいか、この日はそれほどでもなかったけど、やっぱ会場の雰囲気ちがいましたよね。
誰にとっても、これがラストかもしれないから、異様な盛り上がりを見せてたというかさ。開始後も、多分、オレ以外の人も、それこそ「ぷっ倒れてもいい」くらいの勢いで歌ってたんじゃないかな? 定番の“盛り上げ曲”である「WILD AT NIGHT」やDRIVEはもちろん、“準レギュラー”とでもいえるNATIVEや「Rock'n'Roll Suicide」「IN THE NUDE」なんかでも、まさに会場がはち切れんばかりだったもん。
ちょっと話はそれるけど、「NATIVE STRANGER」「IN THE NUDE」「Rock'n'Roll Suicide」辺りは、中期から後期ヒムロックの(ビート系の)集大成とでもいえるほどのクオリティだよなぁ。めちゃめちゃカッコいい! NATIVEなんて、もう16,7年前の曲なのに、いまでもノれるもん、オレとしては(あの、疾走感あふれるギターによるイントロが聴こえてくるだけで、もう/笑)。

で、いつごろからでしょうね? 「LOVE & GAME」やDRIVE辺りからですかね? 雨がポツポツと降ってきましてね。雷も鳴り出しましたよね? 最初、花火の音かとも思ってましたが。
ただ、この時点では、ホントにポツポツだったんで、オレはもちろん、周りの客も全く気にしてなかったと思います。
それが、アンコールの「NORTH OF EDEN」の辺りで雨足が強くなってきて、「THE SUN ~」の途中で、





雷雨が激しくなってね。



「NORTH OF EDEN」の途中での稲光が、なんつーか、天然の演出って感じで、危機感足りないかもしれないけど、妙にカッコよかった(「稲光の中、熱唱するヒムロック」ですよ/笑)。
ただ、ここ、やっぱ氷室もサポメンもプロですよね。当たり前だろうけど、全く意に介さずに演奏を続けてね。
ってか、このときのヒムロック、まさに熱唱って感じだったもん。なんつーか、雰囲気からしていつもとちがってたというか、歌ってるときのオーラが圧巻だったというか。まあ、オレもちょっとだけ、リュックのファスナー開けて、レインウェアの位置を確認しちゃったんで、見逃したトコもあったのかもしれんけど(笑)。
もしかしたら、この時点で、氷室としても「バラード歌唱はこれで最後」といった気持ちがあったかのもしれません。
で、おそらくは、予定としては前日同様、「VIRGIN BEAT」か別の曲を挟んで、アンコール2の前に「今回のこと」を説明したうえで、3曲歌って終わらせるつもりだったのかもしれませんが、雷雨の激しさゆえに、氷室とサポメンは一度袖にはけ、スタッフさんによる「コンコースへの退避」アナウンスが。
いやぁ、こんなこともあるもんだねぇ。野外ライブの途中、激しい雨と雷。雷めっちゃ近かったもん。光ってすぐに音が鳴ったからね。
でさ、このとき、退避しながら、





数ヶ月前に見た「ベイビー大丈夫か! BEAT CHILD」思い出したよ(笑)。



まさか、自分もその映像の中と似たような体験するとは。ってか、このときの映像の記憶があったので、事前に「ライブ開催日がまだ梅雨時(下手すりゃ台風のおそれも)」であることを思いついて、レインウェア買っといたうえで、当日持参することができたのかも。
いやぁ、それにしても、いい経験させてもらったわ。ヒムロックはオレの人生の師だね(笑)。
ただね・・・twitterのフォロワーさんなんかにもいらっしゃいましたが、日帰りで遠征してきた人たちは気の毒でしたね。ただでさえ、開演時間が大幅に遅れたうえに、雷雨での中断ですからね。「電車の時間がなくなっちゃう」ってことで、泣く泣く、この時点でスタジアムを後にした方も結構いらっしゃったようです。
一方、オレのほうは、コンコースに入らず、ってか、出入口まで満杯だったんで、入る気にならず、スタンド席でポケーっとしてました(笑)。「雨のせいと、フードかぶったせいで、完全に髪下りちゃったな」なんて思いながら。ってか、





「激しい雨のために、せっかく上げていった髪が下りちゃうなんて、まさに『BEAT CHILD』や『都有3号地ライブ』のときのヒムロックやん!」



なんて、しょうもないことを考えながら(まあ、オレの場合はフードかぶったことによるものが大きいと思いますが/笑)。
まあ、それはいいとして。
そんなこんなで、だいぶ小降りになってきて、雷もいくらか遠ざかって行ったので、「これは再開するな」と判断し、アリーナ席入口まで足を運びました。
で、スタッフさんたちが集まって、入場整理を始めてね。私を含めるほぼすべての客が自分たちの席に戻り、再度、氷室コール。
その声に応える形で、氷室とサポメンたちがステージ上に戻ってきてくれて、ラストナンバーのANGEL
直前の氷室の言葉――

オレなりに、最後に無様な生き様を見せようとしたけど、この演出には勝てねぇや。もう何百回も歌ってきたけど、最高の、





命懸けのANGELを贈りたいと思います!



これね、オレも、多分ほかの客も、「このANGELが最後だ」「ファイナルライブは来年予定されているけど、もう二度と氷室と一緒に歌うことはできないかもしれない」って意識があったと思う。状況が状況なだけに、「今回のこと」の説明はされないだろうし(前日に済ませていたこともあってね)。
もう、ぶっちゃけ、





氷室の歌声がほとんど聞こえないくらい、会場全体が一丸となって熱唱(笑)。



オレも、歌詞間違っても気にしないで、っつーか、オレ音痴なのに全く気にしないで熱唱してたもん(笑)。
で、ANGEL演奏終了後、氷室自身が、





「じつは胸の骨折れてることもあって、ごめん、これ以上できないけど、





絶対、リベンジするから」




のコメント。
これ、「この日のリベンジ+ファイナルライブの計2回」って理解でいいのかな? ってか、その気でいますよ、ヒムロック(笑)。
ですんで、もし「計2回」であるのなら、この日、「電車の時間がなくなるから」等の理由で、途中で帰らざるを得なくなった方々、ロスタイムが生じましたぜ(チャンスが増えました)! まあ、オレも2回分のチケット狙いにいきますが(笑)。
ただ、氷室のことだから、「ファイナルライブでリベンジするから」って意味なのかも(笑)。
ともかく、氷室自身、前日のリハでの転倒で胸を強打してたんですが、折れてたんですね。前日はそんなこといわなかったけど(「座薬出してもらって、本番始まるまでそれを入れてた」いってました/笑)。
どうりでね。正直、前日はCALLING辺り、かなり調子悪そうに見えましたからね。珍しく音程も不安定気味に見えたというか。

それにしても、今回のライブ、





絶対、邦楽史上、伝説として語り継がれるライブになるよね。



レギュラーツアーとしては最後のライブ。


にもかかわらず、氷室自身、耳の不調、骨折、長いツアーにより蓄積されている疲労と、満身創痍。


そのうえ、激しい雷雨といったコンディション。




少なくとも、オレらの世代がこの世からいなくなるまでは、絶対に語り継がれるって。
この、





伝説になるであろう場にいることができて、非常に幸運でした。




ホントに、氷室さんには感謝してます(まあ、天候までは氷室さんでもどうこうできるものではありませんが/笑)。

ってわけで、氷室ライブレポでした。これが最後になるかもしれません。
本当に、氷室京介という存在は、オレの中でデカくて・・・単に「好きなミュージシャン」ってだけではなく、「人生の師」って部分も大きい存在でした。
この人の考え方、生き様に、もちろん全然及ばないけど、少しでもそれらを見習って、生きてきたような気がします。
とくに、しばらく休んでた氷室さんが、活動を再開してくれた2003年辺りからは、オレのプライベートの中心には、常に氷室さんの存在がありました。
ウチのサイトに当初から遊びにきてくれている方なら、あるいはお気づきかもしれませんが、その前にプライベートでいろいろあったせいもあって、サイト開設当初(ブログではなく、サイトのほうね)のオレは、まだネガティブというか、かなり屈折したままだったと思います(そういうのはやっぱ文章にも出るんで)。
まあ、皮肉屋なのは、持って生まれた性分ですが(笑)。
ともかく、再開後の氷室さんの言動から、その前向きで努力家な人柄に触れたような気になって、曲の歌詞なんかも、ネガティブなこと書いてあるようにも思えますが、じつは「オレはこんなにダメ人間。けど、そんな自分の弱さからは逃げずに立ち向かっていく」「結局は自分との戦い」って内容で、それらに触れることでね、いい感じに影響受けましてね。まあ、ちょっとは真っ当な人間に近づくことはできてるかな、と。
そんなわけで、ホントに感謝しています。





氷室京介さん、長い間お疲れ様でした。そして、本当にありがとうございます。



――いや、まだそう考えたくはないな(笑)。「リベンジ+ファイナルライブ」、何が何でもチケット取りにいくし、ファイナルは、たとえチケット取れなくても、そしてどこで開催するとしても、絶対に現地には行くし(笑)。
ってかさ、ホントにこの日のヒムロックはキレキレだったのよ。





「命懸けのANGEL」は、最高のパフォーマンスだったし。



これは、ホントに、この場にいることができてよかったわ。氷室や会場全体と一体化できてるような気になったもん。
それに、バラードも調子よかったし。いずれも、耳の不調や骨折、疲労、そして大雨に雷というコンディションにもかかわらずね。
これはやっぱ、





天が氷室に「まだ続けろ」って言ってんじゃない?



それゆえの雷雨であって、結果として氷室にリベンジを決意させたんじゃない? (まあ、「リベンジライブ+ファイナルライブ」になるのかはわからんけど/笑)
正直ね、オレ自身、いまでも「可能性」を信じていたい気持ちが強かったりします。もちろん、覚悟もしてますが、もう、だましだましでいいから、ライブの本数や一回の曲数が激減してもいいから、オリジナルアルバムも10年に一枚で、数曲は自作ではなく、カバーなり他人からの提供作品なりでもいいから、続けてほしいです!
っつーか、もう、ライブも外タレみたいに年5回くらいでもいいからさ(笑)。
たとえば、「今年は、札幌ドーム、東京ドーム(or 武道館)、名古屋ドーム、京セラ(大阪)ドーム、ヤフオク(福岡)ドーム」「次の年は、仙台のどこか、横浜アリーナ(or ハマスタ)、京都のどこか、広島のどこか、松山のどこか(or 鹿児島のどこか)」って感じでさ。
ドームクラスも、年5回なら埋まるでしょう(笑)。
ともかく、これからもまだまだ氷室の新曲聴きたいし、生で氷室のパフォーマンス見ていたい!
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KYOSUKE HIMURO 25th Anniversary TOUR GREATEST ANTHOLOGY ―NAKED― 横浜2014.7.19

2014-07-21 11:58:42 | 氷室京介
横浜! (オレの)地元!









「ONE LIFE」横浜スタジアムメモリアル限定盤
これがラストシングルになるかも・・・


まあ、そんなわけで、セットリストです――

2014年7月19日(土)

1.WARRIORS
2.PARACHUTE
3.WILD AT NIGHT
4.Girls Be Gramorous
5.CALLING
6.眠りこむ前に
7.DEAR ALGERNON
8.ONE LIFE
9.BANG THE BEAT
10.Doppelganger
11.NATIVE STRANGER
12.魂を抱いてくれ
13.IF YOU WANT
14.Rock'n'Roll Suicide
15.Weekend Shuffle
16.IN THE NUDE
17.LOVE & GAME
18.DRIVE
19.WILD ROMANCE

Encore1

20.NORTH OF EDEN
21.THE SUN ALSO RISES
22.VIRGIN BEAT

Encore2

23.Jealousyを眠らせて
24.SUMMER GAME
25.ANGEL

まあね、ライブ前から卒業宣言を耳にしてましたからね。地元でやってくれるライブでも、ちょっと複雑な心境でしたよね。この二日間が、最後になっちゃうかしれないし(ファイナルライブのチケットは争奪戦でしょうし)。
それでもね、ってか、だからこそ、「おもいっきり楽しもう」と自分に言い聞かせました。

ライブ前、本来は「25周年ツアーのファイナルだから」といった趣旨のものだったのかもしれませんが、結果として(ってか、ヒムロックとしては)「ラストだから」ということで、スライドショーがありましてね。
まあ、ソロデビューからいままでの画像を流してくれたんですが、氷室さんの子供のころの画像もあり、





さらには氷室のヤンキー時代の画像も(笑)。



多分、修学旅行のものでしょうが(笑)。

そんなこんなで、ライブスタート。
最初から雰囲気ちがいましたよね。たしか2曲目の前辺りで、氷室が「ゴチャゴチャ考えてたってしょうがないぜ!」みたいなこといってたのもあって。
だから、オレはもう開き直りました。
最新シングルのカップリング「眠りこむ前に」や(これ、めっちゃいい曲!)、こちらは久しぶりな「DEAR ALGERNON」やった時点で、「やっぱり」って感じになったし、「NATIVE STRANGER」をかなり久しぶりにやってくれた時点で、





「もうこの場でぷっ倒れてもいいや!」って気持ちになって、フルで熱唱しちゃいました。



NATIVEは大好きな曲ということもあって。久しぶりにやってくれたのは、それだけならうれしかったです。
考えてみれば、やっぱヒムロックのピークって、CDとしては「I・DE・A」、ライブとしてはONSだったのかもしれません。あくまで「ビート系の氷室曲の方向性が確立された」という意味でね(バラード系は、それよりちょっと前の「魂を抱いてくれ」辺りかもしれませんが)。
「I・DE・A」についてですが、NATIVEやらDRIVEやら「LOST WEEKEND」、REBORN、DISTNACEといった楽曲が収録されてるんですが・・・それまで、ビート系は「おしゃれなポップンロール」って感じだったじゃないですか。「曲調としてはロックとポップスの中間的な音」って感じで。まあ、ANGELはやや例外的かもしれませんが。
ともかく、「BOφWYとはたしかにちがうんだけど、大別すればBOφWY的」な音で、オレらなんかも、いまでこそ「初期曲もやっぱBOφWYとはちがうんだよなぁ」ってのが何となくわかるようにはなった(つもり)だけど、やっぱ「I・DE・A」の前までは「(バラードはともかく)BOφWYから脱却できてない」感も何となくあったっていうか。
それが「I・DE・A」の「ゴリゴリなロックサウンド」でしたからね。バラードっぽいDISTNACEでさえ、バッキバキのギターサウンド(笑)。






「これが新しい、そしてBOφWYとは完全に決別した、それでもやたらカッコいい氷室ソロの集大成だ」



って感じで。
で、ONSはその「I・DE・A」曲中心の、氷室自身も男盛りの30代後半で、動きはキレキレ、オーラにも円熟味が出てきてたころのライブですからね。DVDで見る限り。
このONSに参戦しなかったのは、オレにとっては悔やんでも悔やみきれないほど(笑)。
って、そんなことはどうでもいいですね(笑)。

ライブのほうに話を戻します。
やっぱご無沙汰な曲も結構やってくれたせいもあってね、「これはやっぱり・・・」って気持ちにはなりましたよね。
そんなわけで、ビート系の曲はいつも以上に声出してました。もう「倒れてもいい」「この場でくたばってもいいや」的な心境で。
逆にバラード系はいつも以上に感慨深くなって・・・「魂を抱いてくれ」や「THE SUN ALSO RISES」なんかとくに。って、いま思えば、「THE SUN ~」は、ヒムロックからオレらファンに向けての最後のエールだったのかもね。作詞は氷室じゃないけど、世界観なんかは氷室のアイデアは入ってるだろうし。
で、このときがね。
アンコール2の前でしたかね。

やっぱ年のせいか、7年くらい前から、右耳が聞こえなくなってきて、元々「利き耳」は左だったんで、そっちだけでごまかしてきたんだけど、その左耳も、最近、特定のトーンが聞き取りにくくなってきた。

まあ、友達なんかとプロジェクトやってるんで、そっち絡みで曲がみんなの所に届くかもしれないけど・・・

「氷室京介」はおまえら(ファン)が作り上げたものだから、おまえらに返すよ。


概要としては、そんな感じだったと思います。
これはね・・・もうね、なんて言っていいのか、ファンとしても・・・
もちろん、出会いがあれば別れはあります。始まりがあれば終わりはあります。





「永遠」なんてものはあり得ません。



氷室自身も、昔から、「思うように動けなくなったら辞める」みたいなこといってたし、彼の性格考えれば、言い出したことは曲げないようですからね。
もちろん、オレも覚悟はしてました。いつかはこういう日がくることを。それはオレに限らず、氷室ファンみんなにいえることだと思います。
でも、一方で、「それこそ、ミック・ジャガーみたいに、60,70になっても続けてくれる」なんて淡い期待も抱いてました。オリジナルアルバムも、ストーンズみたいに10年に一度ペースになってでも(笑)、ライブだけはやってくれるといいな、なんてね。
ですんで、やっぱり・・・
ぶっちゃけ、ラス前とラストのサマゲとANGELはヤケクソになって歌ってたもん、オレ。多分、ほかの客も同様かと。
そのあと、大型スクリーンで、ステージの袖にはけていった氷室が車に乗り込み、バックスクリーン下のほうまで移動したのを映し出してくれたうえで、スタッフさんからの終演アナウンス。客席全体が、「放心」とまではいわないけど、それに近い心境に包まれたかもしれません。
ですが、ジメッとしたのは、なにより氷室自身が好きじゃないだろうから(事実、それっぽいことを口にしてたし)、気を取り直してね、帰途につくことにしました。

最後にふたつだけ言わせてもらいます。
前述のとおり、ヒムロックは「氷室京介はおまえらが作り上げていったものだから、おまえらに返すよ」なんていってましたが、





いや、氷室京介は、あなたご自身がもがき苦しみながら築き上げていった、あなただけのものです。



オレらファンは、氷室京介を通じて、あなたの生き様や音楽に惹かれていただけです。




それと、もうこんな、それこそ「マンガの主人公がそのまま紙面から飛び出してきたようなロックスター」、二度と出てこないでしょうね。
幼いころから西洋人に間違われるほど彫の深いハンサム(あえて「イケメン」ではなく、この言葉を使います)で、度胸満点の不良少年で、そのくせ地の頭はよく、根性(ケンカの根性だけでなく、勉強、仕事に対する根性もね)も入ってて、そのうえ、歌はうまいわ、曲や歌詞書けるわ――そりゃ、カリスマになりますって。女にもモテまくりですって(笑)。「人にやさしく、自分に厳しく」も地でいってた人ですからね。
次、生まれ変わることができるのなら、オレもこういう人間で生まれてきたい! (どんなジャンル、あるいはどんな人生、どんな職業でも、絶対成功できる人間性でしょう/笑)
それはともかく、まさに、





氷室京介は不世出のロックスター



であり続けると思います。




7/20のことは、後日。
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アニメひとくち評(2014年7月スタート作品)

2014-07-19 11:10:40 | アニメ

かってに前シーズン終了組アワード(あくまで管理人の主観)

MVP(最優秀作品賞) ピンポン
最優秀キャラクター賞(男) 監督くん(監督不行届)
最優秀キャラクター賞(女) 小野寺小咲(ニセコイ)
最優秀楽曲賞 いつかの、いくつかのきみとのせかい  fh’ana (僕らはみんな河合荘OP曲)
特別賞(雪姫姉さんと重護がラブッてコメる展開になってたら好きになってたで賞) 龍ヶ嬢七々々の埋蔵金





小野寺さんは女神!



アカメが斬る!

アカメの声優さん、結構かわいい? (笑)
原作は、ドエスデスの幼女時代の回想、彼女とタツミが南の島に転移した辺りまでは買ってたんですよ。
主人公のタツミのキャラなんかは非常にオーソドックスというか、いかにも少年マンガの主人公ですよね。
では、王道的なストーリーか、といわれればそうではなく、タツミの仲間も敵キャラたちも、やたら美少女率高いです(笑)。
では、ハーレム系か、といわれるとそういうわけでもなく、容赦なしに美少女がグロい殺され方します。
ですんで、グロいの苦手な方は避けたほうがいいかな。
まあ、ストーリー、設定としては「ファンタジー世界の必殺仕事人」といったとこですんで、それだけなら、わかりやすく、とっつきやすいかもしれません。
どうでもいいけど、声のついたレオーネは、やたらとかわいいお姉さんになってる「そーだよ~、美人のお姉さんだ~」――浅川悠の演技もあって/笑)。
男キャラでは、やはり王道的な兄貴キャラ・ブラートがお気に入り。小西克幸は、カミナといい、ガルガンティアのリーゼントキャラといい、飄々として気のいい兄貴キャラがよく似合う(ただし、死亡率高め/笑)。
ってか、ブラートってゲ○だっけ? (笑)

ガンダムさん

1stガンダムのパロディです。さらには5分アニメなんで、あまりアニメに興味ない人にもおすすめできるかも。
ただし、キャストは元ネタの1stガンダムから替わってます。シャアは前述の小西克幸、アムロは代永翼って人、ララァは藩めぐみ(1stでララァを演じてた藩恵子の娘)、セイラはエウレカやハイキューのマネ役の名塚佳織などなど。
ってか、小西さんはたまに(ネタとして)池田秀一(元祖シャア役)の声色を真似るんですが、これがなかなかいい感じ。ですんで、ORIGINのシャアも、小西さんでいいんじゃね? (笑)
ただ、前述のとおり、飄々としたキャラが合いそうなんで、本来はカイさんとかスレッガーさんのほうがいいかも?
それと、シャアがやたらケツ出して踊ったり、アムロが亀甲縛りされてたり(ってか、アムロがエロキャラ/笑)だったりします。ですんで、あくまでパロディと割り切って見る必要はあります。ってか、1stに思い入れが強すぎる人は見ないほうがいいかも(笑)。
まあ、一応、元祖アムロ役の古谷徹もナレーションやってたり、元祖ララァの藩恵子も「ことわざの説明」をやってくれてたりしますが。
ちなみに、エンディングの盆踊りでは、ほぼ全キャラが勢揃いしてんですが、





ブライトの踊り方が「殴ってなにが悪い!」のときのポーズなのが笑えます(笑)。



東京喰種(トーキョーグール)

これはおもしろいかもしれない。第一話冒頭から引き込まれた。
ただ、かなりグロいんで、ご注意くださいね(前述の「アカメが斬る!」以上に)。
っつーかね、今まで見た限りでは、花澤香菜を見直しました。
オレの中では、この人は小野寺さんとか、蘇芳(DTB)とか、撫子(物語シリーズ)とか律(河合荘)とか、あるいはサイコパスのヒロインといった感じに、まだホントの恋を知らないであろう、もっといっちゃえば男を知らないであろう系の、10代から20代前半のメインヒロイン(って、小野寺さんは・・・/笑)系御用達ってイメージがあったんですよ。
それが今回、リゼというエロくて妖しい、そして怖い感じの女性キャラですからね。しかも違和感ない。ってか、最初は花澤香菜とは思わんかった(エンドロールでびっくり)。

こんな小野寺さんと、







こんなリゼが同じ声ですからねぇ(笑)。


やっぱ声優ってすげーな。
この作品は、花澤香菜のリゼの演技見てるだけでも楽しめる(笑)。
あと、メインヒロイン(?)の薫香(とうか)の無愛想っぷり、クールにガラの悪いツンツンっぷりが魅力的かも(笑)。

RAIL WARS!

昔、ファミスタでレールウェイズってチームあったよね。
それはそうと、この作品、ウチの地元の本屋でプッシュしてるんで、知ってはいました。「民営化されなかった国鉄に公安部があり、鉄道内、駅舎内の犯罪を取り締まる」っていう設定はおもしろいよね。
それと、絵柄も好きかな。適度にマンガっぽく、適度にアニメっぽい感じで。
で、ヒロインたちも魅力的なキャラが多いんですが・・・ただ、主人公のキャラはちょっと弱いかも(いまんトコ)。


残響のテロル

ビバップやスペース☆ダンディ、坂道のアポロンの渡辺信一郎(監督)&菅野よう子(音楽)コンビの作品。
ビバップといい、スペース☆ダンディといい、私としては好きな作品なんで、この作品にも期待。アポロンも結構よかったし。
ただ、まあ、設定的にスロースターターな作品ですよね、この残響のテロルは。
「男子高校生に扮したテロリスト(?)な主人公コンビが、とある高層ピルを爆破した際、彼らが潜伏した高校でいじめられていた女子高生が、テロ行為に巻き込まれ・・・」――そんな立ち上がりでした。
キャラの心理描写がこの監督らしい(笑)。ビバップなんかもさ、基本、飄々としてたり、あるいはコミカルな描写も多いんだけど、時折、救いのない、人生の過酷で冷たい現実に苦しむような表現もあったじゃないですか。まあ、スパイクはそれでもカッコつけてたけど(笑)。ともかく、そういった面が、この作品にも見受けられるかと。
音楽のほうも、菅野よう子らしい曲だよね、とくにエンディング曲(笑)。


信長協奏曲





また宮野真守が信長か(笑)。



まあ、今回は影武者というか、「信長と入れ替わった現代人」であり、本物の信長は梶裕貴(進撃の巨人の主人公エレン役など)ですが。
って、「ノブナガ・ザ・フール」では「宮野=信長、梶=秀吉」でしたが(笑)。
どうでもいいけど、宮野キャラのタイムスリップ方法が・・・「金網の天辺から落ちる」って・・・だったら、オレもガキのころ落ちたことあるぞ(はっ! いまのオレはタイムスリップしたあとの世界にいるのか!/笑)。
でも、話としてはいい感じですよ。
って、平手政秀暗殺し、信長暗殺の機会も窺っている、庶民的というより「やり手の殺し屋」っぽい、中村悠一声の兄ちゃんが木下藤吉郎になったのか。本物を殺して(?)なりすまし・・・


スペース☆ダンディ

2期です。やっぱOP曲もED曲も替えないでくれたのはうれしい。「♪ナミダ、ナミダ~」なんて、たまに口ずさんじゃうもん(岡村靖幸は偉大だ!/笑)。最近のアニメは曲替えすぎです。
相変わらず、





いい意味でグダグダ褒め言葉ね/笑)。



この作風を貫いてほしい!
オレとしては、花澤声のロリ宇宙人が大人の姿で再登場してくれるのを期待してたりして。ほら、そこは「希少な宇宙人ゆえに成長が早く、20代くらいから老化しない」なんて設定でさ(笑)。で、「相変わらずダンディのことが気になって・・・」なんて設定で(笑)。
どうでもいいが、いま挙げた花澤香菜といい、1期における藩恵子といい、この前の古川登志夫といい、何気にゲスト声優が豪華なのもいいやね。


今期は結構豊作じゃないかな? やっぱ「夏は冒険やファンタジーの季節」ってことですかね。ガルガンティアの再放送もやってるし(笑)。
いまんトコ、ギャグはガンダムさん、ストーリーものはアカメかな?
じつは、アカメって作品は、初めて原作読んだとき、「オレもこういうの書きたい!」なんて思っちゃっいました(笑)。「ファンタジー世界の必殺仕事人」に「オタクテイスト」を加えたアイデアはお見事です(ただ、あまりにオタク要素が強くなっちゃったんで・・・/笑)。
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Lupin the Third 次元大介の墓標

2014-07-06 17:25:03 | 映画




思ってたよりおもしかったですよ!



えっ? 次元の声が劣化してないかって?



そんなこと全然気にならなかったですよ!



不二子ちゃんのサービスシーン?



エロいことはエロかったですよ!






感情的になってしまい、申し訳ございません。



そんなわけで、ちょっとばかり感想を。
あ、そうそう――



次元「ネタバレ嫌な奴は、読まないでくれや」



ルパン「BD派、DVD派は遠慮してくれ、ってことだな~」

不二子「私のサービスシーンも、映像込みのほうが楽しめるかもね♪」


ってことで(笑)。

まずね、本編前の予告で、実写ルパンのがやってたんですが、小栗旬のルパン、悪くはないと思う。まあ、「『ルパン』というよりは『小栗旬』」感が満々でしたが、それでも「あり」だとは思いました。ただ、短い予告フイルムの限りではありますが(黒木メイサの不二子ちゃんもエロくていい/笑)。
で、本編。
まあね、狙って入れてるんだとは思いますが、「これでこそルパン!」って要素が強かったですね。
っつーか、次元がメインだと、やっぱハードボイルド色が濃くなりますよね。ただ、あくまで「狙って入れてる」って感じなので、なんつーか、マイルドなハードボイルドとでもいうべきか・・・まあ、昔のTVシリーズはわざわざ狙わなくても、普通に話作ってるだけで普通にハードボイルドになってた、いわば天然のハードボイルドなんで、それと比べればまだ物足りないでしょうが、それは求めすぎでしょう。

東ドロアと西ドロアという架空の、でも絶対ヨーロッパ(地中海沿岸)の国同士が対立してましてね。
その緊張を和らげるために、東ドロアが国民的歌手クイーン=マルタを西側に派遣したんですが、マルタがステージ上で暗殺されましてね。
その護衛をしていたものの、守りきれなかった次元と、暗殺の実行犯ヤエル奥崎の因縁が、数日後のルパン&次元の盗みに絡んでいく――ストーリーとしてはこんな感じです。
このヤエルという男が、裏の世界最高峰のスナイパーでして、暗殺の際には、「まず任務に取り掛かる前にターゲットの墓を作る」「任務の際にはサイコロを振り、出た目の数だけの弾丸を使ってターゲットを殺す」といった趣向を持ってましてね。
今回の暗殺のターゲットは次元だったんですが、彼を殺る前にもやはりサイコロを振り、出た目は――四発の弾丸を使用して次元を殺すことを自らに課します。ただし、次元とともに行動しているルパンは、彼に対する暗殺依頼を受けていないこともあり、とりあえずは標的にしてません。これもまた、ヤエルのマイルールなんでしょう。
で、一発目を肩口に受けてしまった次元は(ルパンもこのとき足は撃たれている)、別行動で失敗して捕えられた不二子(この時点で素っ裸/笑)を助けるための一環として、ルパンとともにヤエルのアジト(不二子を捕えた人間とヤエルは、とある事件でつながっている)に乗り込み、借りを返そうと、ヤエルに早撃ち勝負を挑みます。
ここでね、ルパンが「スナイパーが早撃ちで次元に勝てるわけがねぇ」みたいなこと口にするんですが、ヤエルが「オレは狙撃だけではない」みたいなことをいってね。
で、ヤエルの言葉どおり、この早撃ち勝負は彼に軍配が上がります。
そのうえで、ヤエルが、





「357マグナムなど、早撃ちには向いていない」



みたいなこといってね。オレは拳銃のことようわかりませんが、マグナムみたいな重くてデカい銃では、ヤエルが使った軽量の拳銃(名前はわからんが、ただでさえ軽い銃をさらに軽量になるよう改造したらしい)相手に早撃ち勝負すりゃ、分が悪いことくらいはわかる。
ここで、次元は二発目の被弾です。ヤエルの使用弾数でいえば(一発目は威嚇みたいなもんだったので)、三発目。
ルパンの手で一旦は逃れる次元ですが、その後、港まで逃げたトコで・・・
ちょっと話はそれるけど、港まで向かう際、ルパンが駆る車とヤエルの車でカーチェイス、カーアクションがあってね。前述のとおり、(架空の国ながら)明らかにヨーロッパテイスト、地中海テイストな背景の中でのそれらっていうのが、いかにもルパンらしかったです(笑)。ってか、追うほうも追われるほうも、多分、モナコのそれを意識したであろうトンネル内で、車中から身を乗り出しながら銃撃戦やってたもん(笑)。
で、港でルパンの合図でコンテナの陰から走り出し、脱出を試みたトコで、次元はヤエルに額を撃ち抜かれます。





そう、ヤエルとしては、サイコロの目のとおり、四発目で次元を仕留めてみせました。



ここでね、ヤエルの実力と、仕事後もクールでちょっと気難しい部分を描写することで、彼のキャラクターを簡潔に、でも詳細に紹介する演出はお見事でした。
一方、素っ裸で(もういいって?/笑)捕えられていた不二子は、やはりひん剥かれたままの状態で、床一面ローション(?)を塗られた透明のボックスの中で、ヤエルが作ったロボットに襲われます。
このロボットがなんか、エヴァのネルフ司令部に磔になってた使徒みたいなのっぽくてね。その使徒もどきの股間から、





ドリル(笑)。



そのドリルを「ウィーン!」と回転させながら、不二子に襲い掛かる使徒もどき(笑)。いや、素っ裸でローションまみれになりながら、狭い空間を逃げ惑う不二子ちゃんはたしかにエロかったのよ。ただ、ドリルで・・・(笑)
そんな中、不二子を助けるために潜り込んでいたルパンが、遠隔操作で使徒もどきの動きを止め、敵の手の者と戦いながら、不二子の救出に成功します。
ってか、不二子ちゃんは勝手に逃げていきました(笑)。どこに隠してたのかライダースーツを地肌の上から着て、バイクに乗って逃走します。
こんとき、ルパンはちょっと苦戦しててね。銃撃戦になったんですが、「次元のようにはいかねぇよな」みたいな台詞いってたのがね、ちょっとうれしかった気も(笑)。まあ、ルパンも充分、銃の名手ではあるんですが。
で、屋敷の玄関までもつれたルパンと敵のひとりが、その場でもみ合ってる内、ドアを破って脱出しようとした不二子のバイクの前輪が敵の頭に命中してね。ルパンも不二子のバイクに飛び乗って脱出するわけですが・・・
その後、ルパンは不二子を伴い、次元の墓標へと赴き、次元の死と彼の仇を討つ決意を彼女に伝えます。
不二子としても、一応、彼女なりに次元の死を悼んでいたようでした。
で、物語も佳境に。
次元の仇を討つために、また、不二子救出の際、東ドロア側にとっては重要なファイルであるカラミティファイル(暗殺ターゲットの名簿みたいなもの)をくすねていたことから自身が暗殺のターゲットになっていたこともあり、ヤエルとの戦いに赴くルパン。
――のはずだったんですが、どういうわけかルパンはこじゃれたカフェで、呑気にコーヒーブレークを楽しみます。
当然、そこを狙撃しようとするヤエル。この際、彼が振ったサイコロの目は「運のない男だ」などと呟きながら、照準を合わせ、引き金を引くヤエル。
そして、弾丸が銃口から離れた瞬間――弾丸はルパンの少し前方に着弾し、





なぜか足から血を流しながら、その場でうずくまるヤエル。



そう、





別のビルの屋上から、次元がライフルでヤエルを狙撃。



この直後の次元の台詞、





「オレも、早撃ちだけじゃねぇぜ」



これがね、またニヒルでかっけぇんだ(笑)。台詞はうろ覚えですが。
当然、彼が生きていたことに驚くヤエル。
からくりとしては、ルパンが「街中に監視カメラがあり、その画像がヤエルの特性アイパッチに転送されていた」「ヤエルの目の毛細血管に直接送り込む仕組みだった(ロボット作れるくらいの技術を持っているヤエルにはわけもない)」といったことに気づき、「(前述の)逃げ込んだ港の監視カメラに細工をして、5秒後(前だったかな?)の映像を送っていた」ということでね、ルパンと次元が走り出したタイミングにタイムラグを発生させ、次元の死を偽装することができた、ってわけなんですが。
ともかく、この後、次元とヤエルが再度早撃ち勝負を敢行します。
双方とも傷を負っているんで、対等な条件といえるでしょう。次元の怪我だって、1日や2日でどうにかなるもんじゃないし。
臨海の地ゆえに、「次の風が収まったら勝負だ」――立ち会ったルパンのこのひとことで、勝負が始まります。
沈黙の中、やがて風は収まり、双方逆手で拳銃に手をかけ、そして――





「早撃ち自体はそっちが有利だ。だが、弾丸の重量からして、(双方のそれがぶつかれば)軽いおまえの弾のほうがより軌道を外れる」



まあ、これは「アニメだから」といえるんでしょうが(笑)、素直に「相手の放った弾丸に当てることができる次元すげー!」って思うことにします。たしかに、狙ってできればすごいことですし、なにより次元の上の台詞がね(まあ、これもうろ覚えですが)。

そんなわけで、エンディング。
不二子と別れ、夕焼けの色が反射している海を見つめながら、佇むルパンと次元。

ルパン「カラミティファイルをマスコミに渡しちまっていいのかい?」
次元「・・・これでタバコがうまくなる」

ふたりしてタバコを吸いながらね、このやりとり。なんか夕方再放送やってたTVシリーズを彷彿させられる(笑)。
で、そのあと、エンドロールを挟んで、とっつぁんがちょっとだけ登場。
雨の墓地にて、ルパン、次元、不二子の墓標(ルパンと不二子の分も、多分ヤエルが作ったんでしょう。ルパン暗殺の依頼については、不二子もセットだったのかと)を見つめながら、部下たちにひとこと「行くぞ」――これカッコよかったなぁ。山ちゃんの演技力もあって。
演技といえば、沢城みゆきの演じる不二子ちゃん。この沢城不二子ちゃんって、





なんつーか、かわいいよね(笑)。



もちろん、エロい部分もエレガントな部分もあるんだけど、何となくハイティーンから20代の女の子キャラっぽい声色や口調もたまに見せてくるって感じで。
まあ、不二子ちゃんって元々(前任者の増山江威子が演じてた彼女も)20代だろうし、っていうか、それだけオレが年取ったってことなんでしょうが(笑)。

そんなわけで、「次元大介の墓標」レビューでした。久しぶりに新作アニメのBD買うつもりです(笑)。






あ、そういえば――エンドロール直後、とっつぁんが出てくる前、





マモーが出てきました。



こりゃ、今回や「峰不二子という女」路線のルパン、今後もありますぜ(笑)。
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