マッシュムラムラ(仮) ――クラ鈴が斬る!――

SINCE:2002.2.24
氷室京介、あぶない刑事、マンガ etc

決着(ケリ)はついたかな ――シン・エヴァンゲリオン劇場版――

2021-03-14 20:03:18 | スパロボ


ネタバレ嫌な奴は、読まないでよ!!


まあ、「ケリはついた」とはいえますね。ちゃんと完結していると思います。
正直、「ポカン」とした部分もあるけど(笑)、一応はハッピーエンドなんでしょうね。
っていうかね、





「マリさん、ユイさんには袖にされたものの、息子のシンジくんをGETすることでリベンジ」



まさかの「マリ・エンド」
(笑)。



って、マリがユイに惹かれていたのは、マンガ版だけかな?
ともかく、あとになって考えてみると、


このポスター、シンジくんのすぐ傍にいるのがマリで、綾波、アスカは彼と微妙に距離を置いているのは、このエンディングを暗示してたんですかね?
まあ、「穿った見方」ですかね。そもそも、シンジとマリが明確に結ばれた描写や説明はなかったし。
あくまでも、「そうともとれる終わり方」ね。
で、このラストシーンのシンジくんの声は、神木隆之介だったのかな。
綾波は、相変わらずの「圧倒的なヒロイン力」ではあったんですが・・・
Qのラストで、アスカに引きずられるかのように連行されたシンジと、そのふたりについていった綾波は、「第三村」と呼ばれる、千人ばかりの人々が細々と暮らす集落に辿り着きます。
その地で、シンジはしばらく塞ぎ込んでいたんですが、綾波は人々との触れ合いの中で、徐々に人間らしさを身に着けていきます。
っていうか、





田植えをする綾波を見ることができます(笑)。



で、彼女としては自分なりにシンジくんのことを案じてね。それもあって、シンジも復活、成長していくんですが・・・
そんな綾波だったんですが、最後は、





シンジの目前で「好きな人と一緒にいれて、うれしかった」みたいなことを微笑混じりに呟き、消滅します(LCLへと帰します)。



綾波は、ネルフ本部でしか生きていけない体のようでね。
で、アスカがいってたんですが、「綾波タイプは、サード・チルドレン(つまりはシンジくん)に好意を抱くように調整されている」んだってね。
序や破において、旧劇とは異なり、綾波がシンジに好意を示していたのは、そういった理由があるようです。「ユイのクローン」っていう設定は、なくなったのかな?
そんな彼女の死を目の当たりにしたシンジくんですが、それまでの彼なら発狂したかのように叫びつつ、取り乱しそうなものの、この時点ではいろいろと覚悟を決めてたんで、そういった様子は全く見せませんでしたね。
で、その「シンジの成長」ですが――この第三村には、トウジ、ケンスケ、ヒカリといった旧友たちがいてね。彼らが示してくれた情や、綾波との触れ合い、アスカの厳しさなんかによるものでしょうね。
ちなみに、トウジとヒカリは結婚して、娘を儲けています。この、生まれたばかりの赤ちゃんと、綾波のやりとりが微笑ましかった(笑)。
っていうか、トウジが医者って・・・トウジ、ヤンチャな割に勉強はできたんだな(笑)。たとえ、「真似事」であっても、医者のそれは、頭よくなきゃできんだろ。
ケンスケはインフラ調査やヴィレへの情報提供なんかを生業にしててね。あのアスカが彼に心を許すほど、しっかりとした大人に成長してましたね。
っていうか、アスカ、ケンスケ(やシンジ)の前で、素っ裸でウロついてたもん(笑)。
ヒカリも、穏やかで奇麗な、いい奥さんになってたなぁ。岩男ボイス、健在でした(笑)。
アスカはね、やはりシンジに「好きだった」「でも、私のほうが先に大人になっちゃったから」みたいなこといって、終盤で退場していきましたね。
っていうか、





彼女のアイパッチ、「失明していたため」というよりは「能力を封印するため」のものでした。



最終決戦でね、





アイパッチを外すことにより、使徒と化して能力を開放していました。



まあ、最終決戦はそれほどに壮絶だったわけですが。

ミサトさんはね、「かわいいお姉さん」「エロかっこいいお姉さん」ぶりは、影を潜めてました。その代わり、





最後は母親の顔になってましたね。



それもそのはず。彼女と加持との間には男の子が誕生しててね。名前は加持リョウジと、親父さんと同じ名前なんですが。
14歳になった彼は、ケンスケの紹介により、シンジくんと出会います。結構、ウマが合ってたかな。
ちなみに、親父の加持さんは、14年前のニアサード・インパクトで、自らを犠牲にしています(最後に出番はあったけどね)。
で、ミサトさんとしては、いろいろと負い目もあって、息子の加持くんとは会っていなかったようです。
それでもね、やはり母親ともなると、シンジくんとの最後のやりとりの際なんかも、それらしくなりますよね。
そして、彼女もまた、自ら犠牲になります。
ほかに、印象に残ったキャラは、やはり鈴原サクラですかね。トウジの妹で、ヴィレ所属の少尉ですね。
っていうか、彼女を演じた沢城みゆきは、やっば上手いと思う。彼女のような「新卒の新人らしいかわいらしさ」「少女ではないけど、20代前半なんで、初々しいかわいさも」って表現、演技も、できる人なんだよね。普段は不二子ちゃんのようなエロい女性役が多いみたいですが
まあ、オレの中では絶望先生のマ太郎でもありますが(笑)。

ラスボスはマダオです(笑)。予告動画なんかでもありましたが、シンジくんの初号機と戦っていた13号機を操縦していたのは彼です。
まあ、この人は「かわいそうな大人」ですね。決して、同情しているのでなしに。
だからといって、世界をあのようにしていいわけはないんでね。
まあ、最後はね、すべてのケジメをつけるために、自身の乗る初号機のコクピットに向けて、自ら槍を刺そうとしたシンジの身代わりになったユイと一緒に、ね。

で、ラスト、アスカは「エヴァのない世界」へ、綾波は「ここではない、別の世界」へと旅立っていき、冒頭で述べたように、元に戻った(?)世界で、シンジとマリがいい感じでね。
あ、綾波はラストで復活しました。この際の、ロングヘアの綾波も、かわいいやね(笑)。
この「カップリング」というわけでもないのかもしれませんが、「シンジと各ヒロインとの関係」についてはね・・・まあ、あくまで「オレの邪推」でしょうが、

綾波=過去
アスカ=現在
マリ=未来


――それぞれ、上のような「象徴」なんじゃないかな?
前述の、綾波の好意について、シンジくんはなにも言いませんでした。
アスカの「好きだった」云々に対しては、シンジくんも「ボクも好きだった」という言い方をしています。
で、マリとは前述のようなラストシーン。
パッと出の、新劇から加わった新キャラであるマリと、いい感じにしたのは、「過去はもちろんのこと、現在でもなく、人は未来に向かって、生きていくんだよ」「シンジは未来を手に入れた」といった、作り手のメッセージもあるのかな? 恋愛云々だけではなく、ね。

ともかく、これでまあ、ケリはつきましたよね。「エヴァ」という作品の。
まあ、新劇版の一連の作品で、パラレルワールドのような存在が示されてるんでね。その気になれば、続けられなくもないでしょうが・・・もう、庵野さんはやらないでしょ(笑)。
作り手としては、やり尽くしましたよ。予告動画でも流れた、シンジくんの「さようなら、すべてのエヴァンゲリオン」の台詞のとおり、ありとあらゆるエヴァは消滅しましたし。
まあ、「別世界のアスカ」や「別世界の綾波」なんかは・・・誰かが二次創作でやるでしょう(笑)。
オレも一応、小説を書いている人間ですが・・・二次創作はFF7しかやったことないんだよなぁ(SS除く)。
主人公として動かしやすそうなのはアスカでしょうね。あるいは、「元いた世界に戻ってきて、クワトロ大尉よろしく、加持ジュニア辺りを導く存在に」なんてね(笑)。
恋愛的にハッピーエンドを用意するなら、綾波。別世界のシンジくんとの間にね(笑)。

まあ、いい終わり方だったと思いますよ、個人的には(それにしても、庵野さんは実写を混ぜるのが好きだな/笑)。
「時代の徒花」といえるかもしれないけど、たしかに一世を風靡して、後続の創作物(アニメに限らず)にも影響を与えたキャラたちを生み出した、稀代の作品らしい、「そんな作品ならではのハッピーエンド」といえるんじゃないでしょうか。
正直、喪失感は少しありますね(笑)。もうちょっと、続いてほしかった気も・・・
でも、「腹八分」がちょうどいいんでしょう。って、前述のとおり、パラレルワールドがあるので、ガンダムみたいに「別の監督さんによる新作」も、あるのかもしれませんが(ないかな。『庵野エヴァ』と比較されちゃうだろうし/笑)。
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何となく、Zガンダムを語ってみた

2021-02-20 21:12:39 | スパロボ

TVKで再放送が始まるんでね。まあ、直前まで1stの再放送がやってたんで、「次はZかな」とは思ってましたが。
私と同世代の男子は、1 st ガンダムの直撃世代だと思います。再放送、劇場版のOA、そして、最初のガンプラブームなんかで。
ですんで、1 stのことはご存知の方も多いものの・・・続編である、このZのことは、あまり知られていないのではないでしょうか。かくいう私も、25,6になって、初めて見ました。リアルタイム世代ではありますが、Zが始まったのは中学生になった前後・・・その後もアニメからは離れてね。オレにも「野球少年→普通の兄ちゃん」って時代もあったんです(笑)。
ともかく、そんなわけで、まずはZの概要というか、冒頭部分を紹介してみますかね。

1 st ガンダムにおける、連邦対ジオンの戦争(一年戦争)から七年後のお話です。
一年戦争最後の戦い、ア・バオア・クーの攻防戦に敗れ、同要塞から脱出したシャア・アズナブルは(1 stの劇場版のラストでは、巨大戦艦のブリッジに、見覚えのあるシルエットが描かれてたりします)、地球と火星の中間地点・アクシズへと逃げ込みます。
まあ、連邦も戦争末期はボロボロだったので、そんな辺境の小惑星は、黙殺したんでしょうね。ジオン公国の後継国家であるジオン共和国と和平が結ばれたことも影響してんでしょうか?
そんなわけで、シャアは以後、そのアクシズ内で、政治の中枢に入ります。
ちなみに、そのアクシズには、ドズル・ザビの忘れ形見であるミネバ・ザビも逃げ込んでおり、アクシズ政権の象徴とされていました(このときはまだ赤ん坊ですが、成長後は別の作品でヒロインになります)。
ただ、そこでもシャアの理想は達成されず・・・失望した彼は、アポリー、ロベルトという、ふたりの部下を引き連れ、地球圏へと舞い戻ります。
そのころ、地球圏というか連邦軍内は、地球やそこに住む人々(アースノイド)至上主義であるティターンズと、宇宙移民者(スペースノイド)寄りの組織・エゥーゴに別れ、権力闘争が始まりつつありました。
あ、エゥーゴは「エウーゴ」という読み方になります。っていうか、





「エゥーゴ」なんて、誰も発音できません(笑)。



作中でも「エウーゴ」といわれてますし。
ともかく、シャアは連邦軍人クワトロ・バジーナ大尉という身分と立場を得たうえで、エゥーゴへと参加します。
ちなみに、「クワトロ」とはイタリア語で「四番目」とか、そういう意味らしく、「キャスバル→エドワウ→シャア」に続く、「四番目の名前」ということで、監督さんなんかは付けたんじゃないでしょうか。
ですんで、Zのシャアは、制服もパイロットスーツも、連邦軍のものを着用しています。まあ、そこはシャアなんで、赤いカラーリングにしたうえで、カスタマイズしてますが(笑)。
で、ここから作品はスタートするわけですが(今までの流れは、裏設定というやつで、映像には出てきません)、ティターンズが「新型ガンダムを開発し、テストを予定している」という情報を得たシャアは、アポリー、ロベルトを率いて、グリーン・オアシスと呼ばれるコロニーに潜入します。
この際ね、最初はモビルスーツ(以下、MS)――リック・ディアスという、ドムとガンダムを参考にし、発展させたようなMSに乗ってたシャアの一行ですが、そのディアスで強襲する直前、母艦であるアーガマに艦砲射撃を要請してね。
「潜入するコロニーに向かって、戦艦からのビームが」ってことで、一年戦争でサイド7に潜入した際と似たような光景になったためか、



「ほう」と呟くシャアが、印象的でしたね。

で、そのコロニーにはカミーユ・ビダンという新主人公が住んでいました。
このカミーユ、簡単にいってしまえば、「アムロを喧嘩っ早くしたような兄ちゃん」「アムロより情緒不安定な少年」といったキャラになります(笑)。
アムロも、「内向的な少年」言われてた割には、すぐに殴りつけるようなトコもありましたが、カミーユはそれ以上です。
ティターンズのエリート士官であるジェリド・メサ(後に、執拗にカミーユを狙うようになる)を殴り倒し、その罪でMPの取り調べを受けていたカミーユでしたが(ティターンズ基地内で)、この際、シャア一行による基地への奇襲攻撃と、ガンダムMK2(2はローマ数字です)強奪作戦が始まり、そのどさくさで外へ出ることができたカミーユは、三機の内の一機のMK2に乗り込み、MPへの報復として、彼に向かい、





バルカン砲を撃ち込みます(笑)。



相手は生身の人間です(笑)。



もちろん、威嚇ですけどね。ただ、その際のカミーユくん、「ハッハッハ! ざまぁねぇな!」なんて笑ってましたが。
ともかく、この際の彼の操縦センス、そして同じニュータイプ(以下、NT)としての可能性を感じ取ったシャアが、カミーユをエゥーゴへ勧誘します。
カミーユも誘いに乗り、MK2を駆って、シャアらとともにアーガマへと帰還します。
まあ、一年戦争から七年後ですから、MSも一般に、競技スポーツ用や作業用として普及している時代ですので、カミーユのような普通の少年(空手少年ではありますが)でも、普通に操縦できるわけですが、それでもシャアはカミーユの才能を感じ取ったんでしょうね。
その後、一年戦争で最も活躍したといえるホワイトベースの艦長を勤めたブライト・ノアや、カミーユの幼馴染の女の子であるファ・ユイリィ、あるいはティターンズから投降した形になっていた女性士官のエマ・シーンなんかも加え(ブライトは大佐として、アーガマの艦長に)、ティターンズとの小競り合いを重ねたうえで、





エゥーゴはジャブロー降下作戦へと乗り出します。



この作戦は・・・戦闘はエゥーゴの勝利といっていいんでしょうが、じつはティターンズによる「壮大な罠」でして・・・
その後、シャアとカミーユらは、地球上でハヤト・コバヤシや、





アムロ・レイと出会います。



シャアとアムロにとっては再会ですね。この再会のシーンは、名演出です(笑)。
ちなみに、カイ・シデン、フラウ・コバヤシ(ボゥ)、ミライ・ノア(ヤシマ)なんかも、この辺で出てきますが・・・
カイはカミーユやレコア・ロンドとは面識を得ましたが、とある理由で、シャアには会っていません(遠目で彼の姿は見かけてますが)。また、フラウはアムロと再会しただけで、カミーユ、シャアとは会ってませんし、ミライさんもシャアとは会っていません。
まあ、ミライさんが出てくるころには、シャアは宇宙に戻ってましたからね。エゥーゴの重要人物ということもあり。
ともかく、カミーユはやがて、フォウ・ムラサメという強化人間(薬物や記憶操作等で、人工的にNT能力を備えつけられた人たち)の女パイロットなんかとも出会い・・・

「概要」のつもりが長くなっちゃったな(笑)。
まあ、そんな感じで、中盤以降に主役メカZガンダムなんかも出てくるようになります。
で、この作品の魅力は、





「前作要素:新作要素=50:50」になっているトコ、



だと思ってます。個人的には。
前作に絡むストーリーはシャア(ときにアムロやブライトさん)が、新作からの設定やストーリーはカミーユ(ときにフォウやジェリド)が、それぞれメインを張って、バランスよく表現されており、「まさに続編のお手本」といった作風といえると思います。
ってか、シャアも「アクシズから続く、ハマーン・カーンとの因縁」など、新作要素も表現させられてますけどね。
そういう意味では、主人公については、「メインがシャア、サブがカミーユ」といえるかもしれません。画面に映っている時間はカミーユのほうが長いかもしれませんが、作中世界の政治や思想を扱う場合なんかは、やはりシャアがメインですし。
ついでにいえば、エンディングのクレジットも、「シャア・アズナブル 池田秀一」が最初にくる形です。
もちろん、ガンダムシリーズの中で(全作品を見たわけじゃありませんが)、「単純に(最も)好き」といえるのは1 stです。私の世代はしょうがない(笑)。
ただ、「最もストーリーや設定が上手くできている」と思えるのは、このZガンダムですかね、私としては。
「逆襲のシャア」(CCA)も好きだけど・・・あのシャアは、個人的にはあまりカッコいいとは思えない。その代わり、CCAはアムロとブライトがカッコいいと思いますが。
やっぱりね、ZとCCAは「シャアの物語」なんですよ。1 stだって、メインは「アムロやホワイトベースのクルーたちの成長物語」ではあるんだけど、「影の主人公はシャア」ってトコもあるし。少なくとも「宇宙世紀の最重要人物はシャア」くらいのことは言えると思う。
で、このZという作品は、そのシャアが最も魅力的だった時代のお話にも思えてね。
いや、正直、





Zのシャアはかなり情けないです(笑)。



颯爽として、わかりやすくカッコいいのは序盤だけです(笑)。
そして、「Zの彼は弱い」なんてことも言われてますが・・・これはね、一年戦争で「MS戦のノウハウ」というものが確立しちゃった後だし(ゆえに、Zは名もなきパイロットも強い)、愛機である百式が、性能が悪いわけではないんだけど、ライバルたちのMSと比べるとね・・・
けど、情けないところも多い分、「最も人間らしいシャア」と言えるんじゃないかな? 「カッコいい部分も、ダサい部分も」って、人間にとっては当たり前だし。
それでも、イケメンで妙なカリスマもあるから、挫折したトコも絵になるんですよね、シャアの場合。
まあ、「シャアが魅力的」というのも、Zガンダムの長所のひとつでしょうね。

で、このZガンダム、TV版と劇場版があります。
両者の違いは、なによりラストですかね。TV版では救いのない終わり方になってしまったカミーユでしたが、劇場版では・・・
まあ、TV版でも、続編のガンダムZZで救済されてましたが。
おすすめなのは劇場版かな。TV版は昭和のころのアニメなので、一年間、放映された作品であり、このため、50話の長丁場ですんで。
内容としても、劇場版はTV版ほど「暗く、救いのない作風」というわけではありませんし。
ただ、劇場版では、





シャアのダカール演説がカットされてるのが・・・



あれはストーリーを進めるうえで、めっちゃ重要なシーンだと思うんですけどね。あれにより、旗色がエゥーゴに有利になった部分もあるし。
っつーか、「シャアとアムロが共同作戦を張るシーン」でもありますからね。
また、TV版だと、一度だけですが、





「ガンダムに乗るシャア」を見ることもできます。



前半の主役メカであるMK2ですけどね。それでも、1 st世代としては、感慨深いですよね。
ってか、劇場版は全体的にマイルドになってます。カミーユの性格なんて、かなり落ち着いて見えます。「MPにバルカン」も、劇場版ではカットされてます(笑)。
また、シャアの「情けない部分」も、かなり削られてますかね。カミーユがロザミアに撃墜されかけた際、

ロザミア「貰った!」
シャア「こちらがな!」

いって、ロザミア機の背後から襲い掛かるシーン、新規カットだと思うんですが、この辺は震えましたね(笑)。
ただ、前述のとおり、シャア、すなわちクワトロの魅力は、「情けなさ」もあってのものだとは思いますけどね(そうそう、完璧な人間がいてたまるか!/笑)。

そんなわけで、Zの再放送、私としても楽しみではあります(笑)。

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特務三課のラミィさん

2019-10-05 18:44:22 | スパロボ
スパロボTのパロディSSです。

特務三課のラミィさん

よろしかったら、ご感想を(ひとことだけでも結構ですんで/笑)。
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俗・かってに妄想 スパロボV編

2017-05-04 09:32:39 | スパロボ
スパロボのパロディSSです。
スパロボV編をUPしました。
ひとことだけでいいんで、感想いただけると幸いです(笑)。
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機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅰ

2015-03-01 10:50:47 | スパロボ



ネタバレ注意。



まあ、1stガンダムのリメイクといっていい作品です。2000年ごろですかね、1stガンダムのキャラデザやってた人がマンガとしてスタートさせた作品で、それがアニメ化されたものです。基本、BDなりDVD作品なんですが、それらの発売を控え、先行的にごくごく一部の映画館で放映してくれてね。それを観に行ってました。
あ、リメイクいっても、かなりイジッてますよ(笑)。私は、原作は5,6巻で挫折したんですが、そんだけ初期の時点でもイジッてた記憶があります。

で、まずはキャストから。
シャア・アズナブルは、1stガンダムからの続投である池田秀一。まあ、「二十歳の、1stガンダムのシャアというよりは、Z時のシャア(クワトロ大尉)をちょっと若くした感じ」にも聞こえましたが、やっぱこの人の声と演技はカッコいいです(笑)。
ギレン・ザビは銀河万丈で、この人も1stガンダムからの続投です。って、この作品観て、家帰ってきたら、リアルスコープでやたらとやさしい口調の万丈ナレーションが(思わず笑っちゃいました/笑)。
シャアが池田秀一である以上、今回は出なかったけど、アムロも古谷徹でしょうね。ってか、カイさんも古川登志夫続投じゃないかな。
ザビ家は、ギレン以外は別の声優さんが演じてましたね。
ランバ・ラルも別の方でした。まあ、ビルドファイターズトライでも代役立ってますしね。
ハモンさんは沢城みゆき。





よくも悪くも不二子ちゃんにしか聞こえなかった(笑)。



キャスバル(幼き日のシャア)は田中真弓。やっぱルフィっぽかった(笑)。
アルテイシア(幼き日のセイラさん)は藩めぐみ。1stでララァを演じた藩恵子の娘さんです。「ガンダムさん」ではララァ演じてたから、こっちでも演じてくれりゃよかったのに(親子二代でララァ役とか/笑)。

ストーリーのほうですが、まず、





冒頭のルウム戦役、シャアを中心とした戦闘シーンは文句なくカッコよかったです。



とくにシャア。これが初陣とは思えない戦いっぷり(まあ、ジオンも連邦も、全将兵が初陣だっただろうけど/笑)。次から次へと連邦の戦艦沈めて、戦闘機(トリアエーズ?)に蹴りを入れて撃破するシーンは、「久しぶりにカッコいいシャアを見たな」と思わずにはいられないほど(笑)。
ってか、




「ザクって、そんなに速かったっけ?」ってほど、ザクの高速戦闘っぷりがカッコよかったですね。



「ガンダムやゲルググよりスペック高いんじゃね?」思っちゃうほど(笑)。
それと、このルウム戦役では、黒い三連星もちょっと活躍してました。
で、ストーリーはシャアとセイラの幼少時代――すなわち、彼らがまだキャスバル・ダイクンとアルテイシア・ダイクンだったころに移行します。
まあ、このふたりの父親で、宇宙移民者というかサイド3のリーダーだったジオン・ダイクンが議会での演説に臨んだ直後、その場に倒れてね。で、ザビ家とジンバ・ラルが対立するんですが・・・ちょっとジンバがコミカルすぎるというか、道化役になりすぎてたかなぁ。
ランバ・ラルもそう。まあ、親父のジンバと比べれば頼りがいのある人物として描かれてましたが、ダイクン兄妹とジンバを地球に逃がすにあたっては、ハモンさんが活躍してて、ランバ・ラルが霞むほどでした(笑)。
ってか、ハモンさんがやり手すぎる(笑)。1stガンダムでは「ランバ・ラルを支える、控え目だけど凛とした女性」って感じでしたが、このオリジンではちょっとエロいわ、軍人ボコるくらい強いわ、脱出行の手回しはほぼ彼女が実行してたわ、で(笑)。
そういえば、映画館出る際、後ろのほうから「みゆきちが」とか「不二子ちゃんじゃん」みたいな声が聞こえてきましたね。たしかに、ハモンさんはガンダムのキャラというより沢城キャラでした(笑)。

そんなわけで、オリジンのレビューでした。
そういえば、次回、女子高生(中学生?)ミライさんや、幼き日のアムロも出てくるようですね。このふたりを誰が演じるかも興味深いです。ミライさんは遠藤綾でしょうか? ミライ繋がりで(笑)。
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