マッシュムラムラ(仮) ――クラ鈴が斬る!――

SINCE:2002.2.24
氷室京介、あぶない刑事、マンガ etc

別冊ベースボール よみがえる1980年代のプロ野球 PART1&2

2020-01-25 23:04:43 | スポーツ

「週刊ベースボール」の別冊ですかね。セ・パ両リーグ誕生70年を記念して刊行されるようです(全10巻)。
これを書いてる時点で、PART1と2が出てます。1が85年、2が86年のプロ野球シーンを特集しています。

まずはPART1から。
上の画像のとおり、この年はランディ・バースと阪神タイガースの年ですよね。
ただ、そのバースも阪神も、必ずしも独走ではなかったようです。
バースは序盤、不調でした。この年、三冠王になる彼が、です。で、復調のきっかけとなったのが、






バックスクリーン三連発。



三番・バース、四番・掛布、五番・岡田が、巨人の槇原から放った連続ホームランですが、逆に言えば、バースはこのシーズン、それまでは波に乗れてなかったってことになります。
また、阪神の優勝も、決して「ぶっちぎり」というわけでもなく、夏場(高校野球による『死のロード』期間は、しょうがないけど)なんかは首位から陥落してんだよね。
また、バックスクリーン三連発の試合も、終盤に原、クロマティに連続ホームラン食らって、追い上げられてるんだってね。
正直、「阪神がぶっちぎりではなかった」というのは覚えてたけど、「バースはシーズン序盤、不調」「三連発の試合は苦戦だった」っていうのは、印象になかったなぁ。
それでも、阪神はなんだかんだでリーグ優勝し、日本シリーズも西武を破って、日本一に輝いています。85年の阪神打線は、たしかに凄かった。
一方、パ・リーグも、落合博満が三冠王に輝いています。
ちなみに、バースも落合も、この年と翌年、二年連続で三冠王なんですよね。
85,6年のこのふたりは、手をつけられませんよ(笑)。ってか、落合なんて、西武戦で、満塁なのに敬遠されたんじゃなかったかな?
ってか、85年は全体的に打高投低だったと思います。それを差し引いても、このふたりは半端なかったよなぁ。翌年は一転、投高打低に戻ったのに、ふたりとも三冠王取ってるし。

続きまして、PART2(86年)。
この年はなんといっても、



清原和博でしょう。


いや、数字だけ見れば、三冠王のふたり、クロマティ、ブーマー、そして同じチームの秋山幸二らになるのでしょう。
けど、





高卒ルーキーで、3割30本よ。



しかも、前年までは甲子園のスター。そりゃ、夢がありますよ。「どんだけのスーパースターになるのか?」といった期待感が。
そんな清原も、生涯成績においては、数字的には申し分ないのですが・・・タイトルが取れなかったこともあり、どうしても「期待外れ」みたいな印象を与えることになっちゃうんですよね。
オレは充分に凄いとは思うけど・・・強いていうなら、「本来はテクニックとパワーの折衷型だった」「それがパワー重視になりすぎて、プロレスラーみたいな体を作った」「結果、それまで負担のなかった体の特定部分に大きな負荷がかかり、怪我が多くなった」って感じで、方向性を見誤ってしまったのかな、と。
まあ、オレ個人の憶測にすぎませんが。
ともかく、その後の彼の行いなんかもね・・・プロ入り後、最初は結果が出なかったけど、当時の森監督に辛抱して使ってもらえるうちに開花して――まあ、1年目から活躍できたわけだし、周囲も彼を特別扱いしたところもあるだろうし・・・そういうのも一因ではあるんでしょうかね。
ただ、名選手であったことは間違いありません。

この80年代半ば辺りから、プロ野球の人気、話題は巨人から分散していった気がしますね。
70年代はまだON、そして80年代前半は江川卓が球界の中心だったといえるでしょう。すなわち、巨人の主砲たちとエースが。
まあ、江川の場合は「賛否両論」でしたが(笑)。
ともかく、「巨人一極集中」が崩れていった最初の時期なのかな、と。
もちろん、それまでも関西は阪神の人気が高かったですし、広島や中日もそれぞれの地元ではね。
ただ、全国区だったのは巨人のみだったのではないでしょうか。それがほかのチームも、セ・パ関係なく、全国区で話題に上がるようになっていったというか。
まあ、本格的にそうなるのは90年代以降になるんですが・・・そういう風潮のきっかけになった時代、とくにバース、落合、清原の活躍は、そのきっかけになったといえると思います。

ちなみに、「前時代のスター」になりつつあった江川ですが、85年はボロボロでしたよね。11勝止まりで、防御率は5点台。
もう前年辺りから、明らかに球威が落ちてましたからね。
ただ、86年は復活して、16勝の防御率2点台。まあ、これが「最後の輝き」になってしまい、翌年に引退することになりますが。
って、「明らかに球威が落ちてた前年(この場合、84年)」でも15勝、引退に追い込まれた翌年(同じく、87年)」でも13勝してんのが、なんか江川らしい(『不調でも勝ち方を知っている』というか『帳尻合わせるのが上手い』というか/笑)。
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Plan Bee (BARBEE BOYS 新譜)

2020-01-13 20:32:58 | 音楽

約30年ぶりですかね? バービーボーイズの新譜(オリジナルアルバム)です。
まあ、全5曲なんで、昔でいえばミニアルバムですかね。
ちょっとだけ、感想みたいなものを。

ぼくらのバックナンバー
無敵のヴァレりー
CRAZY BLUE
カリビアンライフ
翔んでみせろ


上が収録曲です。
元々、バービーというのは、





おしゃれでHなラブソング



を得意としているバンドではあるんですが、





ヴォーカルふたりの歌唱法や、サウンドに関しては結構、パンキッシュです。



ってか、80年代組は結構、そういうスタイルだったりします。バービー同様、おしゃれでHなんだけど、パンキッシュなほうにより寄せているのがBOφWY辺り、やはりおしゃれでHなんだけど、よりおしゃれなほうに寄せているのが(初期の、まだロックやってたころの)米米CLUB辺り――そんな感じがしてます。あくまで個人的な見解ですが。
ともかく、この「Plan Bee」というアルバムは、やはり「適度にパンキッシュ」って感じがしますね。「ぼくらのバックナンバー」や「無敵のヴァレりー」は、なかなかノレます(笑)。
ただね、彼らも、そしてファンだった私らも、年取ってます。エロかっこいい魅力はいまでも好きですが、ちょっと照れくさくもあります(笑)。
作詞してるイマサ(ギター)が、そういった心境で書いたのかはわかりませんが(今回、作詞作曲は全曲、イマサによるもの)、往年のバービーのエロさは影を潜めているかもしれません。って、昔がエロすぎたのか? (笑)
まあ、その分、「肩の力が抜けている」気もしますかね。「いま現在の、年取ったイマサが、書きたいことを書いている。そしてメンバーの演奏も、いま現在の彼らによる自然体なもの」って雰囲気が感じ取れる、っていうか。
「CRAZY BLUE」と「カリビアンライフ」なんかは、とくにそういう雰囲気がある気がします。
って、「CRAZY BLUE」はイントロのコンタ(ヴォーカル&サックス)のサックスがね、昔のバービーの楽曲にありそうなアレンジだったので、ニヤリとさせられました(笑)。ってか、この曲は雰囲気からして、コンタ作詞作曲かと思った。
「カリビアンライフ」は、イマサが歌ってます。「クラリネット」のころと比べると、歌上手くなってますね(笑)。
「翔んでみせろ」は、昔からやってる楽曲で、ライブ音源はCD化してんですよね。ただ、スタジオ盤は今回が初めて。
イントロの「イマサのギター→エンリケのベース&コンタのシャウト」で、懐かしさのあまり、やはりニヤリと(笑)。

ってわけで、バービーの新譜でした。これを機に本格的に再結成、活動してほしいですね。いままでも、散発的な再結成はありましたが。
メンバー中でも、杏子さん(ヴォーカル)は熱望してたと思うし(笑)。
ってか、「Plan Bee」のほうに話を戻すと、欲を言えば、「10曲くらいはほしかった」「『はちあわせのメッカ』のような、わかりやすいビートロックも欲しかった(この曲のイントロ、コイソのドラムとエンリケのベース、そしてイマサのギターという流れは、マジでかっこいい!)」「1曲くらいは、コンタ作詞作曲の楽曲が欲しかった」ってのはあります。
とくに、コンタ曲。彼の曲って、リアルタイムで聴いたころは「なんだ、これ?」って感じだったんですが、2007,8年ごろに出た「蜂」というベスト盤に入ってる「瞳の奥でまばたくな」「11:50」(いちいち困る、と読みます)なんかは、結構、癖になるんだよね。
まあ、彼のソロ曲はわかりませんが、少なくともバービーのころは、コンタも優秀なメロディメーカーだったんだな、と。解散から20年くらいして、ようやく気づきました(笑)。



メンバー全員の笑顔が素敵です(笑)。

そういえば、今日は代々木でバービーのライブがあったんですよね。「お惚け」でなしに、これを書いてる時点では、ホントに忘れてた(笑)。
オレも体調がよければ、参戦したんですが。
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RENAISSANCE 復活の氷室京介(?)

2020-01-02 20:30:00 | 氷室京介


樋口くんは、遠距離恋愛してるんだよね? 東京とどこ?

東京と大宮!

がんばれや~!


軽いボケはともかく。
まあ、氷室京介のファンクラブ(KING SWING。以下、KS)からの年賀状――ポストカードなんかでね、「RENAISSANCE」という単語が、ほかの文字とは異なるフォントでプリントされててね。
この「RENAISSANCE」というのは、歴史や芸術が好きな方はご存知かと思われますが、「復活」とか「再生」なんて意味もあってね。まあ、芸術や文化面においては「復興」というべきかもしれませんが。
ともかく、「一度終わったものが、再び」といった意味合いではあります。
また、直前のKSクリスマスパーティ(オレは今回、いけなかったけど)なんかでも、「あるいは」みたいなこと、発表されたらしいね。2018年のクリパでもいわれてた気もするが。
ただ、現時点では、「再生」の詳細までは発表されてません。ラスギグ時の宣言どおり、新譜(ニューアルバム)のリリースなのか、はたまた、ライブ活動の再開も込みなのか。
個人的には、アルバムは出すと思います。ラスギグの際も、「還暦になったら、出そうかな」なんていってたし、氷室さんは今年で還暦らしいし。
また、「ライブ活動の引退(公式には“休止”だけど)」を宣言したあとも、YTのバンドのアルバムにはゲストヴォーカルとして参加してたし、まだ曲作りもできるでしょうし。
ただ、ライブはわかんねぇなぁ。いや、もちろん、やってほしいけどさ。
でも、やるにしても、





ヒムロック、平日は勘弁してくれ!



ラスギグは頑張って、フル参戦したけどさぁ。そうそう毎回は・・・(笑)

前述のとおり、「還暦アルバム」は出ると思うんですが・・・どんな作風になるんでしょうね。どんな曲調で来るのかな?
近年――っていっても、20年近くですが(笑)、21世紀に入ってからの、氷室のオリジナルアルバムを考えると・・・
FTWは、「NEO FASIO」的なB級ポップ感のあるアルバムだと思うんですよ。「NEO  FASIO」の発展形というか、「(当時における)いまどきのB級ポップ」というか。
ITMはFTWと比べ、もうちょっとわかりやすいアルバムですよね。「ギターサウンドが前面に出てる」「一方で、メロディアスな曲はよりメロディアスに」「ついでにいえば、氷室の真骨頂は、やはりミディアムナンバー(IGNITION等)」って感じで。
現時点でのラストアルバム「"B"ORDERLESS」は、ゴリゴリのギターサウンドというか、近年のヒムロックが影響を受けているであろう洋楽(オルタネイティブ?)的サウンドって感じかと。
なんつーかね、





ITMはまだ「日本人が理解、吸収、そして表現した洋楽的なロック」って部分があると思うんだけど、「"B"ORDERLESS」は「ほぼ、(当時における)いまどきのUSロック」って感じがしてるんだよなぁ。



FTWは「ある意味で、最も氷室の原点に近い音」、つまりは「氷室京介の(歌謡曲から洋楽まで、多様な影響を受けたうえでの)捻くれたオリジナリティが全開!」って感じはしてますが。
あ、いままで述べてきたアルバム評や、氷室の音作りに関することは、





あくまでもオレ個人が抱いた印象ね。



オレは音楽経験ありませんので、ご容赦を(笑)。
まあ、引き続き、「オレ個人の」という前提で話を進めますが・・・還暦アルバムはやはり「"B"ORDERLESS」的なアプローチになるのかな、なんて予想してます。
サウンドまで「"B"ORDERLESS」的になるかはわかりませんが、やはり「今現在のヒムロックが影響を受けているUSロック的な音作り」になるのかな、と。それが具体的にどんな音なのかはわかりませんが(笑)。
ただ・・・「"B"ORDERLESS」収録曲のようなゴリゴリのギターサウンド(とくに、最初の三曲の配置、流れは絶妙!/笑)や、オレのような音楽素人でもわかる気がするITM以前のロックチューン、さらにはFTW(タイトル曲)のような「これぞ、氷室」といったミディアムバラードなんかも、1曲ずつでいいんで、やってくれると嬉しいかな。
まあ、





還暦アルバムの前に、またベスト盤を出してくる気もしてますが(笑)。



どうせベスト出すんなら、「カップリング・ベスト」とかにしてくれ(笑)。
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スパーリング大会2019

2020-01-01 15:03:08 | スポーツ
明けましておめでとうこざいます。今年もよろしくお願いいたします。

以前も参加したんですが、私が通っているジムでスパーリング大会というものがあり、今回もまた参加しました。昨年末です。
じつは夏頃にもあったんですが、そんときは網膜裂孔でね。不参加を余儀なくされるという・・・
ともかく、「プロの選手たちが、我々一般会員や、あるいはキッズ会員相手に遊んでくれる」といった企画です。

当日の模様はこちら 。相変わらず、オレの画像や記事ではないので、直リンしていいのかわからんけど。
オレも結構、写ってます。今回は、リング上でスパーやってるトコも(笑)。

まあ、プロ選手としてはお遊びでね。こっちは、「もちろん、胸を借りるつもりでぶつかるけど、一方で倒しに行く気持ちも」なんて感じで臨んではみたんですが・・・
まず、





こっちのパンチは、ほとんど当たんない(苦笑)。



「ヒョイヒョイ!」と、おもしろいようにかわされます。相手のプロ選手がダンスしてるかのように(笑)。
で、たまに当たってくれるんだけど、あるいは「まぐれ当たり」もあるんだけど、まるで効いてない。
一方、相手の選手のパンチは、もちろん、手抜きなんだけど、それでもガチで効いた。二度ほど、膝から崩れそうになったもん。
ってかね、終わったあと――

オレ「手抜きのパンチでも、視界が一瞬、真っ白になるんですね」
トレーナーさん「(相手としては)





触った程度だよ



オレ(・・・あれで、触った程度なんかーい!



――やっぱり、プロは凄い。
いや、明らかに緊張してた前回と違って、「今回は善戦できた・・・かな?」なんて、勝手に思ってたんですが・・・「ワン(ジャブ)→右フック」が決まったときなんか、リングサイドにいるほかのプロの方なんかからも、「おおっ!」とか「ナイス!」とか、言ってもらえたんですが・・・やっぱり、プロは凄いですね。完全に掌の上で転がされてただけでしたわ。
そうそう、リングサイドにはキッズ会員なんかもいて、その子らがプロ選手に対し、





「デンプシーロール!」とか「ハートブレイクショット!」なんて、声援を送ってたのには笑った(笑)。



いくらプロでも、そうそうできません(いや、できるけど、あえてやんないのかな?/笑)。
ちなみに、リングサイドやセコンドの声って、はっきりと聞こえるもんです。まあ、実戦はそうとも限らないんでしょうが、少なくともこういう企画の際は、控えているプロの方の「行け!」とか「アッパーです!」なんて言葉を聞き取れました。

そんなこんなで、スパーリング大会でした。緊張一辺倒だった前回と違い、今回は楽しかったです。くどいようですが、「じつはプロの方に遊ばれてるだけ」ではあるんですが(笑)。
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