マッシュムラムラ(仮) ――クラ鈴が斬る!――

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氷室京介、あぶない刑事、マンガ etc

新宿野戦病院

2024-08-19 22:02:29 | ドラマ
はい、この新宿野戦病院という作品も、クドカン作品であります。
やっぱこの人のセンス、表現力は凄いわ。
まあ、以前、記事として書いた以下の作品なんかも(GTOはともかく)、クドカン作品でね。よろしかったら、そちらも。

GTOリバイバルと、「不適切にもほどがある!」(終盤から最終回)

不適切にもほどがある!

「ごめんね青春!」がおもしろい

これらの作品は「腹抱えて笑った」ってことが多かったんですが、今回の新宿野戦病院は「クスッ」といった笑いが多いかな。
まずね、橋本愛の使い方が上手い! (笑)
いや、主演は小池栄子なんですが。
ともかく、橋本愛って、かわいいけど、少し気が強そうな顔立ちじゃないですか(実際の性格は知らんけど)。そんな彼女に、「どちらかというと、地味系で等身大のかわいらしさを持つ女の子」という表の顔がありながら、





じつは「裏でSMの女王様やってる」なんて役をやらせてね(笑)。



「まずギャップのある役と思わせておき、やっぱりSっ気のある姉ちゃん」ってトコが上手いですよね。
橋本愛演じる舞ちゃん(源氏名はメイさん)は、濱田岳演じる警察官・勇太に気があるのか、はたまた何となくなのか、ともかく、彼をデートに誘ったんですが、それを勇太がすっぽかしてね。で、キレた舞ちゃんが、公園にある動物型のベンチに鞭打ってね(笑)。
女王様の格好ではなく、いつもの舞ちゃんモードで鞭打ちながら、





「クソッ! 国家権力の犬が!」



いってたのに笑いました(笑)。
で、その舞ちゃんに惚れたのが、享(仲野太賀)。拝金主義な美容外科医なんですが、それまで相手にしてきた派手な女たちとは異なる、舞ちゃんの表の顔に惹かれてね。
ただ、この享は気が多いのか、やがてヨウコさん(小池栄子ね)に惚れてね(笑)。舞ちゃんの裏の顔を知るころには、ヨウコさんが気になってしょうがないせいか、「舞ちゃん=女王様」ということは、あまり気にしてなかったようです。
まあ、少しは驚いていたようですが・・・それは自分の親父(生瀬勝久)がメイさんの常連だったことに対してかな? (笑)
そんな享くんも、ヨウコさんの「破天荒ながらも、医師としてはたしかな腕前と、患者に対する意外と真摯な態度」にも惹かれて、ヨウコさんの行う診療や手術にも積極的に協力するようにはなっています(美容外科医も、医師免許はあるんでね)。
ほかのキャラとしては、塚っちゃん(塚地武雅)演じる看護師長・堀井しのぶ。女なのか男なのか、わからん役でね。聖まごころ病院(ヨウコさん、享、しのぶらが勤めている病院)のメンバーたちも、あえて触れないようにしているようです。
ただ、男の格好で、男として母親らしき人と接していたシーンがあったんで・・・?
そして、ほかのキャラたちもおもしろい人たちが揃ってるんですが、紹介してるとキリがないんで、「機会があったら」ということで。
ってか、クドカンって人は、出落ちキャラも上手いですよね。
「不適切にもほどがある!」では、彦摩呂をああいう使い方しとったし(笑)、今回の新宿野戦病院では、






「不動産王」として、パパイヤ鈴木を(笑)。



ってか、パパイヤ鈴木を久しぶりに見ました(笑)。
最終回近くにも、また何らかの出オチをやってくれると、いいですね。
で、主演の小池栄子なんですが・・・ホント、いい女優さんになりましたよね。最初のころ(彼女が売れ始めたころ)なんかは、バラエティーの仕事が多かったような気がしますが、いまでは「押しも押されもせぬ大女優」といえるんじゃないかな。
って、ゴリとの「落ち武者コント」のころから、実力の片鱗はあったのかな? (ワンナイR&Rね/笑)。

それにしても、ドラマは、いや、創作全般――実写映画も、あるいはマンガなんかも、コメディ、あるいはコメディ要素のある作品のほうが好きですね、私としては。
まあ、小説なんかはね、活字媒体でコミカルな描写というのは伝わりにくいので、「コメディ小説」というジャンルは、あまりないのかもしれませんが。
ともかく、やはりエンターテインメントの基本はコメディじゃないかな? もちろん、シリアス一辺倒な作品も好きですが、どちらかといえば、コメディ系に惹かれちゃいますね。
クドカン作品は、そんな思いを再確認させてくれるものでもありますね、私にとっては。

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