ネタバレ注意ね。
まあ、前作のリアルタイム世代なんでね。当時は中学生でした。
ってか、
OPの、耳をつくほどの(戦闘機の)エンジン始動音と、あのテーマ曲だけで、ニヤついちゃいましたよ(笑)。
この瞬間だけ、中坊のころに戻った感覚(笑)。
やっぱトム・クルーズは今もなお、カッコいいね(笑)。
そんな彼が演じるマーヴェリックも、既に中年でね。現役ではありますが、トップガン教官という立場になってて、若いころとは違った、ミドル世代ゆえの苦悩――上の人間と若者たちとの間(はざま)ゆえのそれがあって、すっかり哀愁も帯びてるトコなんか、トムが“イケオジ”であるがゆえに、余計にカッコよくてね。男の色気がありましたよね。
とくに、マーヴェリックの親友だったグースの息子・ルースターとの関係なんかがね。
反発、というか、マーヴェリックに冷たく当たるルースターと、どうにか歩み寄ろうとするマーヴェリック。まあ、結局は和解し、最後には互いに信頼するようになって、共に任務に当たるんですが・・・まあ、ベタというか王道というか・・・でも、やっぱりおもしろいんですよ、そういう展開って(笑)。「ゆえに、王道」といえるんでしょうが。
ヒロインとのロマンスも相変わらず。今回、ペニーという名の女性がヒロインなんですが、前作でも名前だけ出てたんだってね。前作も見たはずなのに、気づかなかったよ(笑)。
かつてはマーヴェリックと恋仲だった人で、パイロットや軍人たちの行きつけの店の女オーナーとして、アメリアという中学生くらいの娘と暮らしています。
ラブシーンはあったんですが、前作と比べると、抑え目だったかな? で、マーヴェリックとペニーとの関係がアメリアにバレて、彼女がマーヴェリックに対し、「今度は(ママのこと)大切にしてね」と、ちょっと呆れ気味に冷めた口調を見せてたのに、軽く笑いました(笑)。
あと、ボブという、ちょっと「アメリカ人のオタク」っぽい風貌の兄ちゃんが、本名だけでなく、コールサインもボブだったことに笑った(笑)。
マーヴェリックたちの作戦行動中はですね、
自分の腕を摑んじゃうくらい、興奮してました。
年甲斐もなく(笑)。
まず、戦闘機の発進シークエンスは、たまらなくカッコいい!
パイロットたちはもちろん、(この作品でいえば)空母の全クルーや、基地のすべてのスタッフが、上官も部下もなく、全員が全員、緊張感の中で迅速に各自の任務をこなし、一丸となって発進する、あるいはそのサポートをするシーンは、高揚感がありますよね。
あ、結局、教官だったマーヴェリックが最も作戦遂行能力に長けていたことから、編隊の隊長になってたんですよ。ルースターや女性パイロットのフェニックス、その相棒のボブ(前述のボブです。複座式だったので)なんかを引き連れてね。
その作戦の内容なんですが・・・オタクといわれてしまうかもしれませんが、「敵機の侵入やミサイル攻撃を避けるように峡谷に築かれた基地、ウラン施設への強襲」といった、シン・アスカがぶー垂れそうなミッションでね(笑)。まあ、「ガンダムSEED DESTINY」同様、「狭い峡谷の中を戦闘機で・・・」といったものでした。
ともかく、「峡谷の中を侵入」というだけで、難易度が半端ないミッションであることは、ご理解いただけると思います。しかも、その作戦の特徴から、マーヴェリックたちは型遅れのF-18を駆っての任務です。
まあ、作戦中はやはりのめり込んでましたね。発進から侵入、そしてドッグファイトまで、大興奮でしたよ。久しぶりに、「これは映画館で観たほういい」と思える作品でしたね。映像も音響も圧巻でした。
って、型遅れのF-18で、最新鋭の敵戦闘機を撃墜しちゃうのはね、フィクションということで(笑)。
いや、現実でもあり得る話なのかもしれないけどさ、わかりやすくいえば、
1stガンダムでキュベレイを撃墜しちゃうようなもんでしょ? (笑)
アムロでも無理でしょ(笑)。って、かえって、わかりにくいか?
まあ、そんなわけで、「トップガン マーヴェリック」でした。
あ、オレが観たのは字幕版です。どうも、世代的なもんですかね・・・「洋画は字幕」って意識が未だにありまして。映画館で観る場合はね。テレビでやった場合は、吹替版もアリですが。